2019年時点で、日本国内のアクティブユーザー数が2,600万人に達するなど、Facebookは日本でも人気のSNSです。飲食店や美容サロンなどの店舗運営者の中には、宣伝手段としてFacebookを利用しているという人も多いのではないでしょうか。
Facebookは、ビジネスアカウントを取得していれば、予約機能が無料で利用できます。この記事では、Facebookで予約を受け付ける方法について解説します。
目次
- Facebookの予約機能とは
- Facebookの予約機能を利用するメリット
・無料で利用できる
・複数のサービスを設定できる
・価格や所要時間など、詳細項目を設定できる
・予約枠数も設定できる
・リマインダーを送ってくれる
・Facebookユーザーを取り込みやすい
・Google カレンダーとの同期機能もある
・外部機能とも連携できる - Facebookに予約機能を導入する方法
・ボタン機能を編集する
・「ビジネスマネージャ」で効率的に管理しよう
Facebookの予約機能とは
Facebook上で予約を受け付けることができる機能です。ビジネスアカウントでページを管理していれば、無料で予約機能を有効にすることができます。コールトゥアクションと呼ばれるボタンを「予約する」に変更するだけで、簡単に始められるのが魅力です。
管理者はカレンダー形式で予約を管理することができ、一目で予約状況を確認できます。
Facebookの予約機能を利用するメリット
店舗運営者にとって、Facebookの予約機能を利用するメリットにはどのようなものが挙げられるでしょうか。
無料で利用できる
まずは個人でFacebookアカウントを作成し、その次にFacebookビジネスページを設定します。このビジネスページを管理していれば、無料で予約機能を利用できます。Facebookはアカウントの作成も、ビジネスページの設定も無料です。予算をかけずに予約機能を利用したい店舗運営者にはぴったりです。お客様はFacebookのアカウントがなくても予約できます。
複数のサービスを設定できる
Facebookの予約機能では、複数のサービスメニューを設定することができます。たとえば美容室であれば「カット」「カラー」「パーマ」、飲食店であれば宴会コース各種など、メニューを複数掲載することができます。また、各メニューについて詳しい説明文を書き加えることもできます。
価格や所要時間など、詳細項目を設定できる
設定したサービスメニューごとに、価格や所要時間などの設定ができます。価格は「定額」「最小価格」「変動価格」など七つから選択でき、予約についてもお客様からの予約リクエストを店舗が手動で承認してから予約が成立するタイプと、申し込んだ時点で予約が成立する「即時承認」のいずれかが選択できます。
予約枠数も設定できる
設定した時間内の予約を1件のみにするか、複数にするかを選択できます。たとえば、イベントやレッスンなど複数人の予約を受け付けているサービスであれば「複数枠予約可」を選択します。参加できる人数が限られている場合は「即時承認」をオフにして、お客様からの予約リクエストを店舗側で承認するとよいでしょう。店舗が予約を承認すると、お客様には「Confirmed」（承認しました）というメッセージがFacebookのMessenger（メッセンジャー）もしくはSMSに届きます。届いたメッセージをクリックすると「予約の詳細」を確認することができ、お客様が都合が悪くなった場合は「別の予約をリクエスト」「予約をキャンセル」を選択することができます。また、お客様は、予約情報を自分のカレンダーに同期することも可能です。
リマインダーを送ってくれる
Facebookの予約機能でお客様との予約が成立すると、予約日の前日にリマインドのメッセージがMessengerもしくはSMSに送信されます。リマインダーがあることで、「予約をうっかり忘れていた」「時間を勘違いしていた」などの理由で起こる無断キャンセルを防ぐ効果が期待できます。
Facebookユーザーを取り込みやすい
Facebookのアカウントをすでに持っているお客様にとっては、予約時に新たに名前や電話番号、メールアドレスの入力が必要ないことから、気軽に予約ができるツールだといえるでしょう。Facebookで知人などにページに「いいね」をつけてもらったり、拡散してもらったりすれば、より多くのFacebookユーザーの目に触れる可能性もあります。また、1日数百円からと、比較的安価にビジネスページの広告を掲載することもできます。
Google カレンダーとの同期機能もある
Facebookの予約機能は、Google カレンダーとの同期が可能です。「予約ボタン」の編集時に「Google カレンダーに同期」をクリックし、利用するGoogle アカウントを選択して「許可」するだけで完了します。Google カレンダーにすでに予定が入っている場合は、Facebookのカレンダーにも自動的に反映されます。ほかの予定とも合わせて一元管理できるので、便利です。
外部機能とも連携できる
Facebookの予約機能は、以下の外部の予約システムとの連携も可能です。
美容サロン用予約システム
・かんざし
・EPARKビューティー
飲食店用予約システム
・TableCheck
・ヒトサラ
各業種対応予約システム
・Square 予約
Square 予約は、無料で導入できる予約システムで、さまざまな業種・事業規模に対応しています。事前決済機能付きの予約ページの作成、Facebook ・Instagram・「Google で予約」との連携、顧客管理、スタッフ管理、POSレジなど店舗運営に役立つ機能が無料で利用できます。
Facebookに予約機能を導入する方法
Facebookに予約機能を導入するには、ビジネスページを作成する必要があります。ビジネスページを作成するには個人のFacebookアカウントが必要になるので、アカウントを持っていない人はまずはアカウントを作成します。個人のプロフィール情報はシェアしない限りビジネスページには反映されません。
ボタン機能を編集する
Facebookのビジネスページを作成したら、カバー写真の右下にあるコールトゥアクションと呼ばれる青いボタンを編集します。ボタンの一覧にある「予約する」を選択し、「別のツールにリンク」もしくは「Facebookでの予約」のいずれかを選びます。
「Facebookでの予約」を選択したら、予約を承認制にするのかどうかの選択や、予約枠の設定、時間帯や料金、所要時間などサービスの詳細を入力すれば完成です。
「ビジネスマネージャ」で効率的に管理しよう
ビジネスページや広告の管理に便利なのが、Facebookのビジネスマネージャです。ビジネスマネージャのページから「アカウントを作成」をクリックし、必要事項を記入して送信します。ビジネスマネージャにビジネスページを追加すれば、複数人で複数のビジネスページの管理ができるようになります。たとえば、複数店舗を運営している飲食店や美容サロンなどは、それぞれのビジネスページの管理をビジネスマネージャから行うことができるので、予約状況などの分析から新しいサービスの展開につなげることができるかもしれません。
無料で始められて、外部システムとの連携も可能なFacebookの予約機能は、設置の方法も数ステップと簡単です。ぜひSquare 予約などの無料の予約システムと連携しながら、ビジネスの発展につなげてはいかがでしょうか。
予約管理はSquare 予約で
Squareの予約管理は無料から導入でき、事前決済はもちろん、有料プランの場合はキャンセル料も取れるので、ノーショウ対策もできます。専用アプリでも、お使いのブラウザでも、場所を問わず、どこでも予約の状況を確認、調整できます。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2022年3月23日時点の情報を参照しています。2022年5月10日に一部情報を更新しています。
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