穂高岳山荘 | カード決済導入事例

標高3,000メートルのカード決済

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業種: レストラン、宿泊施設
店舗: 穂高岳

Our Story

90年以上登山者を見守ってきた山小屋

山を登る人にとって欠かせないのが山小屋。日が沈んでから暖をとり体を休める場所として、水場として、それから悪天候時の避難場としてーー。大正14年に初めて建てられた穂高岳山荘(当時穂高小屋)も、北アルプスに挑戦するたくさんの登山者を90年以上見守ってきた山小屋です。標高日本第3位(3,190m)の奥穂高岳から少し下ったところにある「白出(しらだし)のコル」(2,996m)に位置しています。

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山の不便さの中で活かされる「クラウドオペレーション」 

その穂高岳山荘が2015年、Squareを導入しクレジットカード決済に対応しました。穂高岳山荘を運営する今田恵さん、公基さんに、なぜクレジットカード決済を導入したのか、また、どうしてSquareを選んだのか伺いました。

どうしてクレジットカード決済に対応したのですか?

これまで、多くの山小屋では通信インフラが整っていないことや自家発電電源の不安定さにより、クレジットカードをご利用いただけませんでした。登山をする際は、交通費や宿泊費など多くのお支払い場面がある一方で、登山中はもちろん、拠点となる場所も山深い町が多いため、現金を引き出せる機会は少ないものです。また、持ち歩きに不安を感じる場合もあります。

穂高岳山荘は、登山時のこうした不安を軽減するため、クレジットカード決済を提供している「Square」を導入しました。

Squareを選んだ理由はなんですか?

Wi-Fi等のネット回線を使ってクレジットカード決済できることが条件でした。電話回線は衛星公衆電話等がありますが、通話専用で決済に使うことはできません。それから、これまで算盤で計算して手書きでつけていた帳簿などを全部データ管理したいとも考えていました。穂高岳山荘の最大収容人数は250人に上ります。繁忙期にはかなりの数の登山客が利用するわけですが、これをアナログで管理するのは骨の折れる作業で、早く効率化しなくてはと。欲を言えば、岐阜県飛騨市に穂高岳山荘事務所があるので、山荘の取引状況と商品の在庫を事務所とリアルタイムで共有できるといいな、とも思っていました。

Squareなら、それらが全て叶う。しかもクレジットカード決済手数料以外のコストはかかりません。売上管理や在庫管理ができるPOSレジは無料。他のサービスも検討しましたが、Squareが一番使いやすく、これしかないと思いました。

具体的にどのようにご利用ですか?

売店・昼食向け食堂に2台、宿泊受付に2台、合計4箇所で使っています。いずれもクレジットカード決済もできるPOSレジとしての活用です。

売店や食堂で取り扱っている商品や飲食メニューはPOSレジに商品登録しているので、何がいつどれくらい捌けたのかがいつでもどこでも一目で分かります。手書きで記録していた時代はそれを把握するのにとても時間がかかっていましたから・・・。

食堂では、注文が入ると厨房でオーダーシートが発行される機能と、お客様へのオーダー番号発行機能を使っています。今までは手書きで注文を厨房に伝え、お客様のお名前を聞いて、食事ができたらお客様の名前を呼んでいたのですが、これだと間違いなく注文を厨房に伝え、お客様に食事をお渡しすることができます。

山小屋の経営のどんなところがラクになりましたか?

在庫管理から事務所との情報共有、食堂のオペレーション、あらゆる部分が大分楽になりました。これまでは勘と経験が全てでした。だから長年の経験があるスタッフに頼るところが大きく、必然的に彼らの負荷も大きかった。でも、データがあれば、誰でも昨年の実績をみて正確な発注ができます。

あとは、3,000mの高所から山の麓まで運ぶ現金が減ったのもプラスです。手やヘリコプターで現金を運ぶのはリスクがありますから、クレジットカード決済手数料は安心料と言ってもいいかもしれません(笑)

登山者の反応はいかがですか?

良好です。今はSquareをご存知の方も増えてきましたし、ご存知の方でも紙のレシートをお出ししてサインをしていただいているので、気づいていらっしゃらない方もいるのでは。クレジットカード決済は全体の一割程度ですが、現金でお支払いのお客様にとっても、キッチンのオペレーションが改善したのでプラスの貢献ができていると思います。

Square リーダーで今日からキャッシュレス決済導入を

カード決済、タッチ決済、電子マネー決済がこれ1台で

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3,000mの高所から山の麓まで運ぶ現金が減ったのもプラスです。手やヘリコプターで現金を運ぶのはリスクがありますから、クレジットカード決済手数料は安心料と言ってもいいかもしれません。-今田公基さん、穂高岳山荘取締役

Squareを導入してから4年。どんな変化がありましたか?

2014年はテスト運用ということで、山荘の受付でPOPのみで告知した結果、クレジットカードの利用率は全売上の3%でした。2015年から本格的に運用を開始し、ホームページやパンフレットで告知を行ったところ、売上に占める割合は9%に増えました。2016年には11%に、2017年には14%と、徐々に伸びています。

2012年に父から代表取締役を引き継ぎましたが、2013年は私自身の出産と重なって険しい山の中にある山荘には暫く行けなくなってしまいました。その中で、SquareのPOSレジを導入したことで、山荘の売上状況が街にある事務所からもリアルタイムで分かるようになり、本当にありがたいと思いました。

POSレジのデータは表示もわかりやすく、直感的に判断ができます。もし、データを抽出した後でさらにデータの整理が必要だったら、ここまで状況把握を迅速にできなかったと思います。

Square Readerが実現したこと

  • 登山者の不安解消:現金で支払うことが多い一方、現金を引き出せる機会が少ないというシチュエーションにおいて、クレジットカード決済に対応することで登山者が感じている不安が解消されました。

  • データ管理の効率化:標高3,000m近くにある山荘と岐阜県飛騨市にある事務所の間で、リアルタイムに取引状況や在庫データを共有できるようになってことで、データ管理の効率化が図れました。

  • リスクの軽減:現金が減ったことで、山荘から山の麓まで現金を運ぶ際のリスクが軽減されました。

Squareでは、クレジットカード決済の受付に加えて、POSレジや請求書、オーダーエントリーシステムなど、レストランや宿泊施設に欠かせないサービスや機能を多く提供しています。

この事例に登場したSquareのサービスは: