GINZA RECORDS & AUDIO KURAMAE | Square 資金調達 導入事例

古くから「ものづくりの街」として知られる東京・蔵前。下町の風情が残る一方で、店舗の改装や新規出店も増え、街の表情は少しずつ変わっている。GINZA RECORDS & AUDIO(株式会社マッチファインダー)は、蔵前駅近くのビル一棟をリノベーションし、2023年に2店舗目となる「GINZA RECORDS & AUDIO KURAMAE」(以降:ギンザレコード)をオープン。構想が広がるほど必要になったのは、内装と仕入れの資金だった。そこで同店が選んだのが、Square 資金調達だ。今回は、オーナーである新川宰久さんにお話を伺った。

1372 ギンザレコード 3K9A9317-2

業種 小売業
業態 レコード・オーディオのセレクトショップ
使用しているSquareのサービス Square ターミナルSquare スタンドSquare POSレジSquare 資金調達Square 請求書
目次


レコードのあるライフスタイルを銀座と蔵前から

現在は銀座(阪急メンズ東京7階)と蔵前の2拠点で店舗展開しているギンザレコードだが、オーナーの新川宰久さんは以前はまったく別の事業領域で全国を飛び回っていた。

「システム関係の仕事をしていたんですが、2週間連続で出張で東京にいないこともありました。レコードがずっと子どもの頃から趣味だったんで、仕事の合間に地方でレコード買ったりとかしてたんですよね。まぁでもそんな生活をしていたら、疲れてきちゃって。自分で会社を立ち上げて、レコードのショッピングモールをつくったんです」

レコードはほとんどが一点物で、欲しい1枚がどこにあるか分かりにくい。そのため、インターネット上の在庫を横断検索できる音楽専門ショッピングモール「サウンドファインダー」を構想し、自ら開発した。

「そこから10年ほど過ぎて、自分のことを知ってくれている人がちらほら出てきました。そこで、阪急の新規事業を企画する担当の方から“何か一緒にできないか”と連絡があったのが、実店舗を構えることになったきっかけです」

最初は店舗で販売することはまったく考えていなかった、という新川さん。ではなぜそこから、2号店となる蔵前店をオープンすることになったのだろうか。

「蔵前でずっと飲み歩いてたんですよね。生まれも育ちもこの辺で。若いころは渋谷・新宿・六本木、みたいなところによく行ってましたけど、自分が年齢を重ねてきて、新たな居場所をつくりたいなぁと考えていました。“蔵前おもしろそうだな”って飲み歩いてるときに、このビルが一棟空いてることに気付いて。そのまま不動産屋に行きました」

しかし元々箸問屋の直売所、事務所、社員寮などで構成されていたそのビルは、ワンフロアではなく一棟丸ごとの賃貸だと告げられる。どうしようかと考えているときに意気投合したのが、現在同ビル1-2階に入る焼きたてカヌレ専門店のKURAMAE CANNELÉを運営するCLASSIC INC.の姫野さんだった。

「元々有楽町店に来てくれていたお客さんなんです。姫野さんに蔵前のビルのことを話したら、“自分もちょうど新店舗の出店を考えてる”って話になって、一緒に見に行きました」

新川さんのレコードへの情熱と、そこに共鳴する人とのつながりが、新たなプロジェクトへのきっかけとなった。

1372 ギンザレコード 3K9A9299-2

▲GINZA RECORDS & AUDIO KURAMAEのオーナー・新川 宰久さん

ビル一棟リノベプロジェクトで直面した、資金の壁

そこから、ビル一棟のリノベーションプロジェクトが始まった。しかし、現実は決してワクワクすることばかりではなかった。
事業再構築補助金の申請が無事採択され、姫野さんの協力も得ながらスタート。ビルのリノベーションは完了し、どうにかお店はオープンしたものの、内装や仕入れをさらに充実させるためには想定以上の資金が必要だった。しかし、当初予定していた銀行融資はそう簡単には降りなかったそうだ。

「蔵前店は、単純なレコード屋さんをやりたかったわけじゃないんです。人が集まる場所にしたかったんですね。なので、やっぱりデザインや内装、スピーカーや照明などの機材なんかは、妥協したくない部分でした。もちろん、商品も充実させたいですし。でも、元々銀行との付き合いが全然なかったので、簡単には貸してくれなかったんですよね」

1372 ギンザレコード 3K9A9281-2

また、レコード特有の仕入れの難しさもあるという。

「ヴィンテージの洋服屋さんと似ているかもしれませんが、一点ものが多いというのと、昔に比べると価格はどんどん上がっています。仕入れは買取がメインになるので、現金はどうしても必要になりますね」

近年のアナログ人気により、レコードの需要や価格は上昇。一点ものの仕入れタイミングを逃さないためにも、常に資金の余白は必要だったのだ。

Square導入後に出合った「資金調達」という選択肢

資金面の課題に加え、もうひとつ検討しなければならなかったのが、決済サービスの導入だった。銀座店は百貨店内の会計だが、蔵前店では自社で用意する必要がある。数ある決済端末を比較した結果選んだのが、Squareだった。

「決済端末って、ほかにも色々あるじゃないですか。でも、Squareの製品はまずデザインがシンプルで落ち着いていて、しっくりきましたね」

そのデザイン性に加え、インバウンド対応における認知度の高さも決め手となった。

「うちは海外からのお客さんが非常に多いんですけど、Squareのロゴを見るとみんな安心するんですよ。みんな知ってますからね」

そして導入してからしばらく経ったころ、Square 資金調達というサービスがあることを知った。

1372 ギンザレコード 3K9A9387-2

※金額は加盟店によって異なります。

「いつものように売上管理をしていたら、急に画面(Squareのダッシュボード)に資金調達の案内が出てきて(※2)、最初は“これ何だろう?”という感じでした。ただちょうど資金を必要としていたタイミングだったので、詳細を読んで申し込んでみました。ダメだったらダメで仕方ないや、くらいの感覚でしたね」

申し込み時の手続きの簡単さや、入金のスピード感にも驚いた、と新川さんは当時を振り返る。

「ほぼ画面上でのワンクリックで完了した、という印象です。複雑な操作や手続きは必要なく、簡単すぎて“本当にこれで大丈夫なのかな”って心配になったほどでした(笑)。でも翌日にはきちんと入金されて、“これでお店にいいレコードが並べられるな”っていう安心感につながりましたね」

※2 Square 資金調達は、すでに​Squareを​導入している​加盟店を​対象とした​サービスで、​案内を​受けた​加盟店のみが​利用できます。

カンタンでスピーディーな資金調達

お申し込みはオンラインで簡単、面倒な書類提出は不要。お申し込みから入金まで最短4日。速くて簡単な、ビジネスの新しい選択肢です。

スピーディーな入金で店づくりが前進。仕入れと内装が充実

こうしたスピーディーな資金調達の結果、商品の充実はもちろん、オリジナルの什器、こだわりの音響機材や照明を設置することができ、“他とは違う”蔵前店ならではの音楽空間が完成した。

「このスピーカーとか、スウェーデンのものなんです。鳴らすとわかるんですけど、ほとんどもうクラブと変わらない音質なんですよ。ここでライブやDJイベントをやったりもするので、じゃあ照明もちょっと凝りたいねってことで、一個いっこ色が変えられるようにしたり。そういうものにどうしてもお金がかかっちゃう。でもそこを諦めずに済んだ、という点でSquareの資金調達には助けられました」

また、単純なレコード店ではない、音楽好きが集う“居場所”として機能するための仕掛けも忘れない。店内にはバーカウンターがあり、ドリンクをいただきながら音楽や会話を楽しむことができるのだ。

「店内にバーカウンターをつくったのは、元々自分が居場所をつくりたいと思っていたから。銀座店は気持ちよく買ってもらうことを重視しているんですが、こっち(蔵前店)はコミュニティづくりを重視していて、お客さんの層が全然違います。最近は常連も増えてきてますね」

蔵前の街の雰囲気に合った、どこかヴィンテージ感のある木質の什器に、スタイリッシュでモードな印象の音響機材と照明。そして、そんな店内に並ぶ80〜90年代のレコードたち。新旧が心地よく重なる蔵前店は、つい長居したくなるような空間に仕上がった。

1372 ギンザレコード 3K9A9277-2

店頭の会計も、店外での請求も、Squareでスムーズに

そんな魅力あふれる店内で、導入した決済端末をどのように活用しているのだろう。

「蔵前店の会計は、Square スタンドとSquare ターミナルを併用しています。Square スタンドはスタッフ専用画面にして、会計の入力を行っています。、Square ターミナルでは お客さまに明細を提示し、タッチや挿入で支払いを受け付けています」

レコードの売買やドリンクの注文など、多岐にわたる会計でも端末の役割が分かれていることで、カウンターの所作が崩れにくいそうだ。

1372 ギンザレコード 3K9A9355-2

「操作に困ったこともありません。僕が元々システム関係の仕事をしていたので困らなかった、という点もあるかもしれませんが、7人いるスタッフにも操作法を教えた、ということはないですね」

また、店頭以外でもSquareは動く。新川さんはアーティストのマネージメントも行っており、ライブ会場で物販を行うことがある。その際にお客さまの電話番号を聞き、SMSで決済用リンクを送って、お客さま自身のスマートフォンからオンライン決済してもらう。ここで活用しているのが、Square 請求書だ。Square 請求書は、メールやSMSで請求書を送信したり、パソコンから決済用リンクを送信したりして、カードによる支払いを依頼する機能だ。

「こちらの(店舗側の)スマートフォンにSquareのアプリが入っていれば、そうやって決済端末としても使えるし、売上管理もできる。どこでも使えるのが便利ですね」

1372 ギンザレコード 3K9A9366-2

管理面では、自社でつくった管理システムのレポートと、Square データを突き合わせて売上を確認している。自社システムのみで運用していたときより、入力漏れなどの差分が出たときに気づきやすく、確認しやすくなったという。

また、新川さんが特に気に入っているのは「Squareのサポート体制」なのだそう。

「サポートセンターの人がすごくいいと思います。結局お客さんのお金を預かってるわけじゃないですか、我々。端末の画面にエラーが出ちゃってちょっと困っているときに、Squareのサポートの人に連絡して、“こういう状況なんですけど”って言ったら、すぐにいろいろ調べて解決してくれたんです。対応も早くて、目の前にいるお客さまも僕もすごく安心しましたね。金額の大小関係なく、丁寧に対応してくれる感じがすごく良かったです」

次世代のコミュニティとアーティストを、ここ蔵前から

新川さんにレコードの魅力について改めて聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

「別にレコードがなくても、みんな幸せじゃないですか。今はデジタルでなんでも聴けるので。普通はそれで十分なんですよ。レコードを聴くとなると、色々と機材とかも揃えないといけないし。実は、僕も自宅にあったレコードや機材は全部ここに持ってきちゃいました」

それでもレコード店、そして音楽のもとに人々が集える空間をつくるのは、一体なぜなのか。

1372 ギンザレコード 3K9A9313-2

「レコードを買ってもらうって、ハードル高いんです。生活に必要ないものを買ってもらうわけなんで。でも、“レコードいいよね”って言い続ける、ちょっと変わったおとなたちが集まる場所があってもいいですよね(笑)。そんなコミュニティに触れることで、“自分もレコード聴きたいな”って思ってくれる人がいたら嬉しいし、単純に音楽好きな若者がお店に来てくれるのも嬉しいですし。最終的には、蔵前にいる若いミュージシャンからスタジアムアーティストを輩出する、というのが大きな夢なんです」

音楽への情熱と空間づくりのこだわりを形にしたGINZA RECORDS & AUDIO KURAMAEには、今日もさまざまな音楽好きが集っている。

1372 ギンザレコード 3K9A9289-2

1372 ギンザレコード 3K9A9295-2

「ほぼ画面上でのワンクリックで完了した、という印象です。複雑な操作や手続きは必要なく、簡単すぎて“本当にこれで大丈夫なのかな”って心配になったほどでした(笑)。でも翌日にはきちんと入金されて、“これでお店にいいレコードが並べられるな”っていう安心感につながりましたね」 - GINZA RECORDS & AUDIO KURAMAE オーナー 新川宰久さん

Squareで実現できたこと

店づくりのこだわりを諦めない資金調達

蔵前店の立ち上げでは、内装や機材、什器の造作に加え、一点物が中心のレコード仕入れなど、準備の途中でも支出が重なりました。そこでSquare 資金調達を活用し、必要なタイミングで資金を確保。申込は画面上で完了し、手続きの負担を抑えながら、仕入れと店内づくりを進められました。

店内の会計所作を整える端末の役割分担

蔵前店ではSquare スタンドを会計入力の起点にし、Square ターミナルでお客さまに明細を提示して支払いを受け付ける形で運用。役割を分けることで、レコードの販売とドリンク提供が重なる場面でも、対応がしやすくなりました。また、海外からのお客さまにも安心して決済いただけるようになりました。

Square 請求書を活用した店外での決済

ライブ会場の物販では、Square 請求書を活用。お客さまにSMSで決済用リンクを送り、その場で支払いまでしていただくことで、お互いにスムーズな決済動線が実現できています。

記事に​​掲載されている​​店舗情報 (商品内容、​​価格、​​営業時間など​​) は​​2026年4月時点の​​ものです。