自店舗にクレジットカード端末機を設置したいけど、コスト面がネックになってなかなか導入に踏み切れない店舗もあるのではないでしょうか。「導入費用を抑えたい」「できれば無料で設置したい」と考えている人にとって、決済端末の購入費や月額費用が無料のサービスは魅力的でしょう。
たしかに決済端末代や月額料金が無料のサービスはありますが、基本的には決済ごとに手数料がかかります。また、無償貸与の端末には返却条件や最低契約期間が設けられる場合や、2年目から月額料金が発生するサービスなどもあるため、導入前には条件をしっかり理解しておくことが重要です。
本記事では、クレジットカード決済端末を導入する際に何が無料になるのかを整理し、主要な決済サービスの料金と選び方を紹介します。
📝この記事のポイント
- クレジットカード決済端末代や月額費用が無料のサービスもあるが、原則として決済ごとの決済手数料は発生する
- キャンペーンや無償貸与でクレジットカード端末機が無料で使えるケースもある
- 端末が無料になる条件を確認し、決済手数料や月額費用を含めたトータルコストで比較するとよい
- 無料キャンペーン終了後の費用の発生や、最低利用期間などに注意する
- Squareの決済サービスなら月額固定費は無料、決済手数料だけで運用できるケースもあるため、コストを抑えたい店舗におすすめ
目次
- クレジットカード端末機は無料で導入できる?
・端末代が無料になるケース
・月額費用が無料になるケース
・キャンペーン・無償貸与で無料になるケース - クレジットカード端末機の料金比較
- 無料範囲と条件を比較
- 無料のクレジットカード端末機を選ぶポイント
・無料になる条件をよく確認する
・決済手数料・月額費用の総コストを比較する
・契約期間・解約条件を確認する
・対応できる決済手段・入金サイクルを確認する
・操作性・サポート体制を確認する - 手持ちのスマートフォンで決済を始めるならSquare
・専用端末を購入せずに始められる
・月額固定費なしで利用できる
・必要に応じて専用端末を追加できる - まとめ
- クレジットカード端末機に関するよくある質問
・個人事業主でも無料の端末を利用できますか?
・月額無料でも決済手数料はかかりますか?
クレジットカード端末機は無料で導入できる?

クレジットカード端末機の中には、端末代や月額費用が無料のものもあります。クレジットカード決済を導入・運用するうえで、どのようなコストが無料になるケースがあるのか、詳しく見ていきましょう。
端末代が無料になるケース
契約するサービスによっては、クレジットカード端末機が無償で提供される可能性があります。たとえばAirペイは、所定の条件を満たすとカードリーダー1台を無償貸与しています。ただし、端末代は無料でもほかの費用が発生するケースがあるため、契約前に料金プランをよく確認しましょう。
また、Squareのように対応スマートフォンをクレジットカードのタッチ決済端末として使えるサービスを提供している場合もあります。この場合も、専用端末を購入する必要がないため、端末代はかかりません。
月額費用が無料になるケース
月額無料プランを設けている決済サービスを選べば、月額料金をかけずにクレジットカード決済を運用できます。ただし、月額費がかかる有料プランの方が決済ごとに発生する決済手数料が低く設定されているケースが多いため、必ずしも無料プランがお得とは限りません。毎月の決済額が多い店舗は、クレジットカード決済額の想定から毎月の手数料にかかる費用を計算し、無料・有料プランのどちらがお得か考えてみましょう。
キャンペーン・無償貸与で無料になるケース
「年間契約なら端末代金0円」「他社からの乗り換えの場合は端末を無料提供」など、決済サービス各社が行うキャンペーンの適用を受けることで、クレジットカード端末機を無料で利用できる場合もあります。各社のウェブサイトから、新規申し込みキャンペーンが開催されているかを確認しておくと、お得なキャンペーンを見つけられるかもしれません。
クレジットカード端末機の料金比較
クレジットカード端末機を利用できる主要な決済サービスの各種費用を以下にまとめました。
| Square | Airペイ | STORES 決済 | スマレジ | 楽天ペイ | PayCAS | stera pack | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 端末代・初期費用 | 4,980円~99,980円 (利用する端末によって異なる) |
無料貸与 | フリープラン:27,720円 スタンダードプラン:年間契約で1台無償貸与 |
通常39,600円、対象キャンペーンでは0円 | 38,280円 | 無料(中小事業者限定プランの場合) | 無料 |
| 月額利用料 | 無料 | 無料 | フリープラン:無料 スタンダードプラン:3,300円 |
3,300円 | ライトプラン:無料 スタンダードプラン:2,200円 |
1,980円~(税別、中小事業者限定プランの場合) 電子マネー利用時は別途1,020円/台(税別) |
3,300円(2年目以降) |
| 決済手数料 | 2.5%~ | クレジットカード・電子マネー:3.24% 交通系電子マネー:2.95% QRコード:0.99%~2.95% |
フリープラン:2.48%~ スタンダードプラン:1.98%~ |
クレジットカード決済:1.98%~ 電子マネー:3.24% QRコード決済:2.0%~ |
2.20%~ | クレジットカード決済:2.30%~ 電子マネー:2.95%~ QRコード決済:2.95%~ (中小事業者限定プランの場合) |
スモールビジネスプラン:1.98%~3.24% スタンダードプラン:2.70%~3.24% |
※2026年10月時点の情報です。月額利用料・端末代は表記がない限りすべて税込みで記載しています。手数料率などは決済額に応じて変動する場合があります。
サービスによって「端末代が無料の代わりに決済手数料が高い」「月額費用がかかる代わりに手数料が安い」など、コスト構造はさまざまです。月間の想定売上や、クレジットカード支払い以外に対応したい決済手段などを考慮し、総合的に安くなるサービスを選ぶことが重要です。
無料範囲と条件を比較
以下の表に、各決済サービスの中で無料で利用できる範囲や主な条件をまとめました。「手元にあるタブレットやスマートフォンを使ってコストを抑えたい」「決済端末を無料で使いたい」など、店舗のニーズに合ったサービスを選ぶ際の参考にしてください。
| サービス | 無料になるもの・方法 | 主な条件・確認事項 |
|---|---|---|
| Square | 月額費用無料、対応するスマートフォンを使えば専用端末の購入費用もかからない | 決済端末は4,980円〜。スマートフォンのタッチ決済では電子マネーは受け付けられない |
| Airペイ1 | カードリーダーを無償貸与。月額固定費なし | 対応するiPadまたはiPhoneが必要。申込月の6か月後の月末までに審査を通過した新規申込の場合、カードリーダー1台の貸与料金が無料。解約時は返却が必要で、返送料は加盟店負担 |
| STORES 決済2 | スタンダードプランの決済端末1台を無償貸与 | 年間契約が条件。月額料金(3,300円)がかかり、プラン解約時は端末を返却 |
| スマレジ(PAYGATE)3 | 台数限定のキャンペーンで端末代が0円になる場合あり | 実施状況が変わる可能性も。最新情報は公式サイトを要確認 |
| 楽天ペイ4 | ライトプランの月額利用料が無料 | クレジットカード決済を受け付けるには、決済端末「楽天ペイ ターミナル」(38,280円)などの購入が必要 |
| PayCAS5 | 中小事業者限定プランの初期費用が無料 | 適用条件あり。月額料金(1,980円~・税別)がかかり、出荷日から4年以内の解約には違約金が発生 |
| stera pack6 | 端末の初期費用と1年目の月額料金が無料 | 2年目以降は月額料金(3,300円)が発生。ただし、直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以上の場合は無料 |
無償貸与なら端末の返却、キャンペーンなら申込期限と適用条件、手持ちのスマートフォンを使う場合は対応機種と受付可能な決済方法まで確認しましょう。
無料のクレジットカード端末機を選ぶポイント

ここからは、無料のクレジットカード端末機を選ぶ際のポイントを5点解説します。自店舗に合った端末機を選ぶために、あらかじめ確認しておきましょう。
無料になる条件をよく確認する
まず、端末代や月額料金が無料になる条件を確認しましょう。「初年度のみ月額無料、2年目以降は月額3,300円」「キャンペーン期間中のみ端末代無料」など、サービスによってさまざまな条件が定められています。
無料キャンペーンが開催されているサービスについては、適用期間や条件などを確認し、利用しやすいかを考えてみましょう。
決済手数料・月額費用の総コストを比較する
クレジットカード端末機の運用コストを抑えるには、決済手数料や月額費用を確認することも大切です。基本的に、決済手数料は支払い方法(クレジットカード決済や電子マネーなど)に応じて異なります。また、月額費用は加入するプランや利用中のオプションに応じて変動します。
お客さまがよく利用する決済方法や、加入予定のプランなどを考慮して、各端末の月額費用を比べてみましょう。
契約期間・解約条件を確認する
契約期間や解約条件を確認せずにクレジットカード端末機を申し込むと、途中解約時に違約金が発生し、想定外の出費が生じる可能性があります。サービスを契約する前に、以下の3点を確認しておきましょう。
- 最低利用期間はあるか
- 中途解約した場合の違約金はいくらか
- 端末は返却が必要か(返送費の負担有無)
最低利用期間や解約金のないサービスは、解約時の負担を抑えやすいため、申し込みやすいといえます。
対応できる決済手段・入金サイクルを確認する
対応する決済手段と入金サイクルは、どちらも選定時に確認したい項目です。決済手段はお客さまの利便性、入金サイクルは店舗の資金繰りに関わります。
クレジットカードや電子マネー、QRコードなど多くの決済方法を網羅していると、幅広いお客さまに自店舗を利用してもらいやすくなります。決済方法だけでなく、対応ブランドの幅広さも重要です。
また、入金サイクル(キャッシュレス決済の売り上げが口座に振り込まれるまでの期間)が長いと、手元の資金が少なくなりやすく、仕入れ代金や人件費を支払いにくくなります。入金までの期間だけでなく、振込手数料も確認し、自店舗の資金繰りに合うサービスを選びましょう。
操作性・サポート体制を確認する
クレジットカード端末機をスムーズに使うには、操作性・サポート体制も確認しつつ選ぶことが大切です。
端末の操作が複雑だと、レジでの対応に手間取り、お客さまを待たせてしまいやすくなります。スタッフへの教育にも時間がかかる可能性があるため、直感的に操作しやすい端末を選びましょう。
また、サポート体制が充実していると、操作方法で不明点が生じたときに迅速に解決できます。サポートの対応時間や連絡手段、外国人スタッフがいる場合は対応言語を確認し、相談しやすいサービスを選んでみましょう。
手持ちのスマートフォンで決済を始めるならSquare
月額費用や端末代を抑えながら、店舗運営に役立つ機能も使いたい場合は、Squareが選択肢になります。基本の決済サービスには月額固定費がかからず、対応する手持ちのスマートフォンでクレジットカードのタッチ決済を受け付ければ、専用端末の購入費用もかかりません。専用端末が必要になったときも、4,980円〜の手頃な決済端末から選ぶことができます。また、Squareでは決済受付に加えて、売り上げや顧客の管理、請求書やウェブサイトの作成にも活用できる幅広い機能が無料で利用できます。
専用端末を購入せずに始められる
Squareを利用すると、専用端末を購入しなくてもクレジットカード決済に対応できます。Squareのアカウントを作成し、iPhoneのタッチ決済またはTap to Pay on Androidに対応するスマートフォンにSquare POSレジアプリをインストールすれば、専用端末を購入せずにタッチ決済対応のクレジットカードなどを受け付けられます。会計時には、お客さまにカードなどをスマートフォンへかざしてもらいます。
設定や操作方法は、iPhoneのタッチ決済の導入方法やTap to Pay on Androidの導入方法の記事をご覧ください。
月額固定費なしで利用できる
Squareは基本の決済利用に月額固定費がかからないため、運用コストを抑えやすい点もメリットです。決済ごとに発生する決済手数料のみで低コストで運用することができます。対面決済の場合、主要なクレジットカードの決済手数料は2.5%~で利用できます。決済手数料について、詳しくはこちらをご確認ください。
必要に応じて専用端末を追加できる
業態や必要な機能に応じて、専用の端末を追加できる点もSquareの魅力です。Squareは、以下のように用途や業種に応じて選べる幅広い種類の決済端末を提供しています。
| 端末名 | 特徴 | 価格(税込み) |
|---|---|---|
| Square レジスター(第2世代) | POSシステムを搭載した比較的大型の端末で、レジカウンターに設置して使用する。 | 99,980円 (24回払いは月額4,166円) |
| Square ハンディ | ポケットサイズの決済端末で、屋外でも使いやすい。 | 44,980円 (12回払いは月額3,749円) |
| Square ターミナル | 持ち運びしやすいサイズ感と、レシートプリンターを内蔵した機能性を両立している。 | 39,980円 (12回払いは月額3,332円) |
| Square スタンド | 対応するiPadと組み合わせて使う据え置き型の端末。iPadにSquare POSレジアプリをインストールして利用する。 | 29,980円 (12回払いは月額2,499円) |
| Square リーダー(第2世代) | 手のひらサイズの端末で、クレジットカードやスマートフォンのタッチ決済を受け付けられる。屋外にも持ち出しやすい。 | 4,980円 |
持ち運びできるものから、レジカウンターに設置するものまで、会計方法に合わせて端末を選べます。決済端末を導入すると以下の支払い手段をすべて対面決済で受け付けることができます。

さらにSquareなら、業務効率化に使えるさまざまなツールを無料で使えます。Square オンラインビジネスを使ってウェブサイトを作成したり、Square 顧客リストで顧客情報を管理したり、Square 請求書の無料プランで請求書を作成・送信したりといっった使い方が可能です(請求書からオンラインで支払いを受け付ける際は、所定の決済手数料がかかります)。
まとめ
本記事では「クレジットカード端末機を無料で導入できるか」について解説したうえで、主要なクレジットカード端末機の料金や、選定時のポイントなどを紹介しました。クレジットカード端末機には、端末代や月額費用が無料のものもありますが、決済時には原則として手数料がかかるため、無料になる範囲と適用条件を確認しましょう。
決済サービスのSquareは、対応するスマートフォンを使えば専用端末を購入せずにタッチ決済を始められます。ほかにもさまざまなツールを無料で使えますので、クレジットカード決済の導入コストを抑えたい人はぜひチェックしてみましょう。
クレジットカード端末機に関するよくある質問
ここからは、クレジットカード端末機に関するよくある質問に回答します。
個人事業主でも無料の端末を利用できますか?
個人事業主でも、端末代や月額料金が無料のクレジットカード端末機は利用できます。ただし、クレジットカード端末機を利用するには、提供会社の審査を通過する必要があります。必要書類や申込条件はサービスごとに確認しましょう。
月額無料でも決済手数料はかかりますか?
クレジットカード端末機は、月額無料でも決済時には原則として手数料がかかります。Squareの場合、月額料金はかからず、クレジットカード決済の受付にかかるのは決済手数料(2.5%~)のみでです。契約する前に公式サイトの料金ページを確認し、必要なコストを見積もっておきましょう。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2026年10月2日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。

