夏を迎えると賑わいを見せる、キャンプ場。最近のキャンプブームもあって、夏以外にもキャンプを楽しむ人も少なくありません。利用者数が多くなるとお金にまつわるやり取りも多くなります。
近年ではクレジットカード決済を中心としたキャッシュレスによる決済が普及しつつあります。キャンプ場にとってもクレジットカード決済を導入することでビジネスのチャンスが広がる可能性があります。そこで、今回はキャンプ場におけるクレジットカード決済について紹介します。
キャンプ場の現状
そもそも日本全国にキャンプ場はどのくらいあるのでしょうか。
体育・スポーツ施設現況調査の2015年度の結果によると、全国に2,066のキャンプ場があるそうです。単純計算で平均すると各都道府県に43のキャンプ場があることになります。実際には都道府県によって違いがあることが予想されますが、意外と多いと感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、2008年度の前回調査では2,197、さらにその前の2002年度の調査では2,514という結果が出ています。このように、キャンプ場の数自体は年を追うごとに少しずつ減少しているようです。
キャンプ場の種類
キャンプ場の数が減少している一方、キャンプに関してはブームが起きているといえます。
たとえば、「グラマラス(魅惑的な)」と「キャンピング」を合わせた「グランピング」は、大自然の中でホテルと変わらぬ贅沢を味わえる新しいキャンプの形態として注目を集めています。
また、ソロキャンプも注目を集めています。何をするのも自由で、時間にも周囲にも縛られない中で、一人でゆったりとした時間を過ごすことができます。
このように、キャンプ場の数自体は減っているものの、キャンプの形態が多様化し、多くの人の注目を集めています。
キャンプ場経営成功のためにできること
キャンプ自体がブームとはいっても、キャンプ場の数が減少していることから、中には集客に苦戦しているキャンプ場もあることが予想されます。
キャンプ場にお客様を呼び込むための施策としてできることの一つに、クレジットカード決済の導入があります。クレジットカード決済導入のメリットについて詳しく見ていきます。
顧客の利便性向上
まず、キャンプ場を利用するお客様にとっての利便性向上が考えられます。支払い時にクレジットカードだけで済むのであれば、細かい小銭や多額の紙幣を持つ必要がないので楽です。
また、飲料や食べ物、さらにはキャンプ道具やアウトドア用品の販売や貸し出しを行っているなら、商品の支払いがクレジットカードでできるのであれば「ついでにこれも一緒に買おう」と客単価アップも期待できます。
さらに、キャンプ場は、場所によっては不便な場所にある場合もあり、お金が必要になっても近くにATMがない可能性があります。お金が必要なのに下ろせない状況では、クレジットカードの不便を解消してくれるはずです。
お客様からしてみると、カード決済の導入は非常に便利なものといえます。
インバウンド
ここ数年、海外から日本を訪れる観光客は毎年のように増加し、過去最高を更新し続けています。そのため、インバウンド対策の観点からもカード決済の導入は有効だといえます。
海外は、国によっては日本以上にクレジットカードが主流となっている国もあるため、外国人観光客によっては、現金払いにしか対応していないお店や施設は使いづらいと感じるかもしれません。
外国人観光客の集客を考えているキャンプ場にとって、クレジットカード決済導入は一つのポイントになります。
売上管理のしやすさ
利用客にとっての利便性だけでなく、経営側にとってもメリットをもたらしてくるのが、売上管理のしやすさです。
キャンプ場は、利用料金のほかに、テントやキャンプ道具のレンタル、バーベキュー用の網や炭、さらには自転車などのアウトドア用品のレンタルと、お金を使う機会がさまざまあります。
それぞれの利用料金やレンタル料金はそこまで高くないかもしれませんが、合計するとそれなりの金額になります。複数人での利用となると尚更です。
そのため、高額な支払いを受け付ける機会も少なくありません。もし、これがすべて現金で行われるとなると、多くの紙幣や小銭を管理しなければいけなくなります。
管理する現金の量が多くなると、レジ締め時に小銭の額が合わないなどのトラブルも出てきてしまいます。その点、クレジットカード決済であればお札も小銭も扱わないため、管理がしやすくなり、売上データの抽出なども時間がかからず、楽になるでしょう。
カード決済を導入するなら
現在ではさまざまな会社がカード決済サービスを展開しているため、経営者にとってはどれを選べばいいのかわかりづらいかもしれません。
導入のしやすさという点では、Squareがオススメです。Squareのカード決済に使うのはスマートフォンやタブレット端末と、専用のIC カードリーダー(Square リーダー)だけです。スマートフォンやタブレットとSquare リーダーをBluetooth接続すれば、あっという間にクレジットカード決済、QRコード決済、電子マネー決済が可能になります。
もしくは、Squareのオールインワン決済端末(Square ターミナル)なら、タブレットも不要。決済端末にレシートプリンターとPOSレジが搭載されているので、決済まわりが一台で完結します。モバイル端末とBluetooth接続する必要もなく、電源を入れるだけで決済を受け付けられるので「機器の設定には弱くて……」という人でもすんなりと使いはじめることができるでしょう。
また、初期費用の心配があるかもしれませんが、導入にあたってかかるのはSquareの端末を購入する費用のみです。さらに、月額の利用料金も一切なく、必要なのは決済時の手数料のみです。
カード決済を導入したいけれど、どのくらい効果があるかわからないという場合などでも、初期費用がかからない今なら、試しに使ってみるということもできます。ぜひ導入を検討してみてください。
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執筆は2018年7月6日時点の情報を参照しています。2022年9月15日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by,Unsplash