ネットショップで売れやすい商品の特徴
持ち帰るのが難しい商品 店舗より安い商品 定期的に購入する消耗品 知識が必要な商品 個性的なハンドメイド商品 手に入りにくいレアな商品 近くで買えない地域限定商品 買うところを見られたくない商品
車での買い物なら、重たい商品やかさばる商品を買っても、運ぶのはそこまで難しくありませんが、大都市圏に住んでいる人の中には車を所有していない、運転する習慣がないという人もいます。重い商品はもちろん、かさばるトイレットペーパーなどの紙類を複数パック徒歩や自転車で家まで持ち帰るのは簡単ではありません。ネットスーパーでは、このような商品をいつでも注文でき、玄関先まで届けてくれるので、新しい買い物のスタイルとして受け入れられつつあります。
お客様は買い物にあたって、商品の値段を比較することが少なくありません。ネットショップで買う方が店舗で買うよりも安いのであれば、お客様は玄関先まで商品が届くネットショップを利用することでしょう。お客様によっては多少の価格差であれば利便性をとってネットショップを選ぶかもしれません。
トイレットペーパーやティッシュペーパー、企業であれば文房具など、定期的に購入する消耗品があります。赤ちゃんやお年寄りのいる家庭では、ベビーケア用品や介護用品も定期的に購入する消耗品です。このような消耗品の中には、かさばるものもあり、定期的に手元に届くととても便利です。ネットショップでこのような商品を扱う余地があれば、商品の追加を検討してみるとよいでしょう。どのような商品が定期的に購入される消耗品にあたるのか知りたい人というは、大手ネットショップなどで定期購入できる商品を調べてみるとよいでしょう。
アニメや漫画、ゲーム、関連グッズなどの商品はネットショップにむいています。このような商品を扱う実店舗もありますが、顧客層を広げるため、どうしても一般的なショップにならざるをえません。一方で、ネットショップでは実店舗を借りる費用がかからず、とことんマニアックな分野の商品にこだわることもできます。マニアックな分野の商品を扱うことで、その分野が大好きなお客様とのつながりも深いものになるでしょう。たくさんの商品が多くの人に売れる可能性はそこまで高くはありませんが、レアな商品など高単価、高収益の商品を扱える可能性があります。また、お客様との信頼関係ができあがれば、お客様からの商品リクエストに応じて商品を販売することもできるでしょう。この分野の商品を扱う場合は、ネットショップの運営者が商品について詳しい必要があります。
個性的なハンドメイド作品を作っている、そのようなハンドメイド作品をお客様に届けたいという人は、ネットショップで商品を扱ってみるとよいでしょう。「知識が必要な商品」と同様に、個性的な商品はお客様が限られる可能性があります。一方で、限られたお客様に対して好みにぴったり合った商品を提供できる可能性もあります。店舗を構えて多額の固定費をかけて商品を販売するよりも、ネットショップで固定費を抑えて、広く日本はもちろん世界中のお客様に商品をアピールする方が効果的です。
イベントの限定アイテムや絶版の書籍など、一般の店舗では入手しにくい商品があります。もしこれらの商品について詳しく、どのように手に入れたらよいのか知っているのであれば、ネットショップで扱うチャンスです。また、このような商品を自身で作っている人も、まだネットショップで販売していないのであれば、ネットショップで販売することを検討してみてください。
国や地域を限定して発売される商品は、その土地でだけ購入できるもの多く、誰でも手に入れられるものではありません。そのような商品を手に入れて自慢したいというお客様心理もレアな商品に注目を集める一因です。
ダイエットを助けるサプリメントなど、美容・理容、健康に関する商品を買うところをほかの買い物客や店員に見られたくないという人は少なくありません。このような需要を満たすのがネットショップです。ネットショップであれば、ほかの人と顔を合わせることなく商品を購入できます。買うところを見られたくないというお客様は、商品が届くときに、ほかの人に何を注文したか知られたくないはずです。お客様のプライバシーを守るために、中身が推測しにくいように梱包するといった配慮が必要です。お客様の信頼を獲得してリピーターを増やしましょう。
さらに商品を売れるようにするポイント
きれいな写真を撮る 商品説明や使い方を充実させる 組み合わせ例などを提案する ライバル店を調査する
人は第一印象で商品を判断するといっても過言ではありません。ネットショップを開いて、まず目に飛び込んでくるのはネットショップのビジュアルや商品の写真です。二つのネットショップが同じ価格で同じ商品を扱っていたら、お客様は見た目で気に入ったネットショップで商品を購入することでしょう。
ネットショップで売れる商品といっても、すべてのお客様がその商品を知っているわけではありません。より詳しく商品について知りたいと考えている人もいることでしょう。写真や印象で商品に興味を持ったお客様は、次に詳しく商品説明を読んで購入を決断します。商品にどのような効果があるのか、内容量はどのくらいなのか、どこでどのように作られたものなのか、また、どのように使ったらよいのかといった説明を充実させましょう。
当該商品と組み合わせて使える商品、一緒に購入されることの多い商品をおすすめしましょう。関連商品が提案されると、お客様は買い忘れを防ぐことができ、さらに新たな組み合わせを発見できるかもしれません。また、追加で商品を購入しても送料が変わらなければ、商品あたりの送料をおさえられ、お得に買い物できます。ネットショップ側ではお客様一人当たりの購入単価を増やすことができ、売り上げを増やせます。
お客様はネットショップだけでなく実店舗も含め、商品の値段や送料、いつ手元に商品が届くのか、店舗の対応などさまざまな要素を基にどの店舗で商品を購入するか意思決定をします。
執筆は2021年5月10日時点の情報を参照しています。
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