季節に合わせた集客のアイデアを~本格的な秋が始まる10月編〜

10月は、いよいよ本格的な秋の到来です。気温も涼しくなって活動しやすくなり、イベントも多数開催されることから、集客アップを期待している経営者も多いのではないでしょうか。

今回は、「季節に合わせた集客のアイデアを〜秋の始まり9月編〜」に続き、10月の集客に役立つポイントを紹介します。

行楽シーズン到来。三連休もあるレジャーの月

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秋は行楽の時期。紅葉狩りだけでなく、各地でイベントが開かれます。

また、10月には「体育の日」に伴う三連休があるため、普段より遠くに出かける人が多くなると考えられます。トラベルやレジャーに関する商品などの需要も高くなることが予想できます。商品をまとめたコーナーを作り、お客様が買い物をしやすくなるような工夫をしましょう。

また、天気は秋らしい気候に変わりますが、日や場所によっては夏のように暑くなる可能性もあるようです。

参考:10月の天候(気象庁)

気候はインターネットなどで随時確認し、空調などで過ごしやすい環境を整えたり、お客様の需要に合わせた商品を仕入れたりすることで、顧客満足度アップにつなげましょう。

10月の各種記念日やイベント

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衣替え

学校や官公庁をはじめ、10月1日に衣替えをする組織は多いようです。

こうしたことから、クリーニングや衣服の買い替えといった需要が高くなると考えられます。お客様が来店しやすくなるよう、店舗でのイベントやキャンペーン開催などで積極的にアピールしましょう。

体育の日(スポーツの日)

10月の第二月曜日は体育の日です。1964年に東京で開催された五輪をきっかけに、国民が「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」ことを目的として1966年に制定されました。もともとは、五輪の開会式が開かれた10月10日でしたが、ハッピーマンデー制度により現在は第二月曜日が祝日となっています。

なお、2020年以降、体育の日の名称が「スポーツの日」に改められることが決まっています。

参考:
体育の日(日本文化いろは事典)
体育の日について(文部科学省)
国民の祝日について(内閣府)

この日には、スポーツ関連のイベントが各地で開催されます。そこで、スポーツや健康づくりに関する商品展開やキャンペーンを企画してみてはいかがでしょうか。

小売店であれば、運動着や靴、専用の器具といった「実践に必要なもの」や、カメラや双眼鏡、メガホンといった「観戦に必要なもの」を取りそろえるのもいいでしょう。ビタミン剤やプロテイン、スポーツ飲料といった飲食物を売り込むチャンスととらえることもできます。

飲食店であれば、スポーツ大会の企画や打ち上げなどで、団体客の需要が高まると考えられます。他にも、健康を意識したメニューの提供や、スポーツファンのための観戦イベントなどを企画してみるのもいいでしょう。

関連商品の陳列や売り出し方を工夫することで、アップセリングやクロスセリングも期待できます。「顧客単価を上げるアップセリング、クロスセリングとは?」の記事もぜひ参考にしてみてください。

鉄道の日

10月14日は鉄道の日です。1872年のこの日、日本で最初の鉄道が開業したことを受け、記念日として定められました。

参考:鉄道の日(国土交通省)

この記念日にちなんで、鉄道に関するイベントが各地で開催されるほか、鉄道が乗り放題になる切符が発売されます。鉄道ファンはもちろん、お得に電車に乗りたい人にとって嬉しい記念日といえるでしょう。

ちょうど行楽シーズンでもあるため、積極的に電車に乗って出かける人も増えるかもしれません。電車内で快適に過ごせるネックピローやフットレストなどを取りそろえてみてはいかがでしょうか。また、鉄道旅行で役立つアイテムとして、スマートフォン向けのモバイルバッテリーや、切符をしまうためのケースなどをそろえておくのもオススメです。

ハロウィーン

10月31日はハロウィーンです。古代ケルト人の祭事に起源を持ち、収穫を祝ったり、悪霊を払ったりする日だといわれています。

近年は日本でも身近なイベントとなっており、「Trick or treat!」といってお菓子をもらう、カボチャを飾る、仮装をするなどして楽しむ人が増えています。

店内や店外に、ハロウィーンをイメージさせるディスプレイを飾ることで、お客様もイベント気分を味わうことができるでしょう。

ハロウィーンにちなんで、ファミリー層にアピールするのもいいでしょう。たとえば、小さなお子様連れのお客様には、来店や会計のタイミングでお菓子を無料で提供したり、飲食店ならばちょっとしたデザートをサービスしたりしてみてはいかがでしょうか。

また、ハロウィンの仮装文化を利用するのも一つの方法です。もともとの仮装の理由は、魔物の姿をすることで悪霊に仲間だと思わせ、自分たちの身を守るためだといわれています。この伝統を利用し、仮装をして来店したら割引する、おまけを付けるといったサービスを提供する方法があります。

また、参加者全員で仮装するイベントやパーティーを企画することも考えられます。お店の魅力を多くの人に知ってもらう機会にもなります。

オクトーバーフェスト

「ビールのお祭り」として、日本でも知名度が上がっているオクトーバーフェスト。発祥の地ドイツでは、9月から10月にかけて盛大に行われるイベントです。近年は、日本でも各地で大規模なビールイベントが開催されるなど、名前が知られてきています。

飲食店では、これにちなんでビールの提供に工夫をこらしてみてはいかがでしょうか。10月をビール強化月間とし、他の月よりもお得に提供する、ビールの種類を増やしたり、飲み比べセットを用意したりすることも考えられます。また、本場のドイツビールやドイツ料理を提供してみるのもおすすめです。

お店によっては、野外のビールイベントに出店することもあるかもしれません。その際、スムーズな会計処理やキャッシュレス決済などでお客様の利便性を高めるために、クレジットカード決済を導入してみるのもいいでしょう。

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執筆は2018年8月14日時点の情報を参照しています。2019年4月26日、2020年7月1日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash