季節に合わせた集客のアイデアを〜秋の始まり9月編〜

9月は夏休みやお盆休みも終わり、消費も一段落してくる季節といえます。そのため、集客に頭を悩ませている経営者も多いのではないでしょうか。

「ピンチはチャンス」という言葉があるように、停滞期の打開策が他社との差別化につながることもあります。そこで、今回は9月にチャレンジしたい集客のヒントを紹介します。

暦の上では秋のはじまり

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9月といえば、暦の上では秋ですが、まだまだ残暑が厳しい季節でもあります。例年9月23日前後に秋分を迎え、昼と夜の長さがほとんど等しくなる時期です。また、秋分の日前後は「秋彼岸」とも呼ばれています。

参考:質問3-3)春分の日・秋分の日には、昼と夜の長さは同じになるの?(国立天文台)

9月には夏の終わりを感じさせる行事が待ち構えています。集客に活用できる、9月ならではのイベントや集客のポイントにはどんなものがあるのでしょうか。いくつか例を紹介します。

敬老の日

9月のイベントといえば、祝日である「敬老の日」は欠かせません。2002年までは敬老の日は9月15日でしたが、ハッピーマンデー制度により、9月の第3月曜日になりました。

敬老の日では、孫から祖父母にプレゼントが贈られることが多く、その種類は、形あるものから思い出や経験など形のないものまでさまざまです。

十五夜(お月見)

秋の風物詩ともいえる、十五夜。昔に比べ、家庭で十五夜のお月見をする機会は減ってきているかもしれません。「お月見どろぼう」という習慣が残っている地域もあるでしょう。子どもたちが家々をま訪ねてお菓子をもらうこの習慣は、日本版ハロウィンともいわれています。

参考:産学連携プロジェクト お月見どろぼう再び現る!(中京大学)

残暑(夏バテ疲労)

秋の始まりとはいえ、9月はまだ日差しが強く、夏バテになる人も少なくない時期です。また、8月の猛暑を生き抜いた疲れがどっと9月になって出ることもあるようです。

スポーツや芸術の秋

秋といえば、「スポーツの秋」や「芸術の秋」といわれています。スポーツや芸術とうまく融合させたサービスやイベントの開催が消費者へのアピールになるかもしれません。

秋のはじまりに効く集客のヒント

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一見、イベントが少ないと思われがちな9月ですが、探してみると集客につながりそうなイベントや行事が色々とあることに気づきます。

では、こうしたイベントや行事をうまく取り入れた集客のヒントを紹介します。

シニア割引

敬老の日にちなんだ集客のアイデアとして「シニア割引」があります。 シニアの方を対象としたサービスを通常よりもお得な価格で提供したり、シニアを含めたファミリーや団体に対して割引をしたりすることが挙げられます。

たとえば、ジムやカフェ、レストラン、小売店などさまざまな分野において、すぐに始められる集客方法のひとつといえるでしょう。

また、一定の金額をチャージした状態のSquare ギフトカードをプレゼントとして活用してもらうのもアイデアのひとつです。プリペイド式なので、もらったお客様はその後も何度でもチャージしながら使い続けることができます。ぜひ導入を検討してみてください。

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お月見にプラスアルファ

お月見をメインに、プラスアルファのサービスやイベントを開催して集客するという方法もあります。

子どもの頃にお月見をやっていたというシニア世代やお月見とはあまり縁がない小さな子どものいるファミリー世代などをターゲットに、お月見と自社の商品やサービスを掛け合わせてみると楽しいイベントになるかもしれません。

たとえば、十五夜にコンサートやヨガ教室を開いたり、月明かりの下でお団子や月見酒を味わうキャンドルナイトを開催したりなどが挙げられます。

疲労回復プラスアルファ

イベントや行事以外にも、夏バテによる体の疲労回復に効くサービスや商品などを提供してみるのもオススメです。

真夏の日差しを受けた体は少なからず消耗しており、日焼けや食欲不振、体のだるさに悩んでいるお客様も多いかもしれません。そんなタイミングで、夏バテ疲労を回復させるようなサービスや商品を提供してみるのもひとつのアイデアです。

たとえば、飲食店なら「疲労回復メニュー」、美容院なら「頭皮がスッキリするヘッドスパ」、ジムなら「体力回復メニュー」、リラクゼーションなら「夏バテの体をほぐすコース」、エステなら「日焼け後の肌レスキューコース」などのような集客方法が考えられます。

新生活応援

4月に比べると少ないかもしれませんが、転勤や9月入学など新生活を始める人もいます。新たに家具や家電製品、食器、雑貨、インテリア雑貨などを購入する人もいるので、新生活と結びつけた商品やサービスをアピールしてみてはいかがでしょうか。

雨の日割引

9月は、台風の発生が多い季節です。台風の規模にもよりますが、雨風が強くなれば外出を控え、消費も減少します。お店に足を運んでもらうためには、「雨が降っているからこそ、行きたい」と思ってもらえるような集客方法が必要です。

雨の日割引を設けるというのもひとつの方法ではないでしょうか。雨風の中、わざわざ来店したお客様に割引をしたり、特典プレゼントを渡したり、クーポン券を配布するのもオススメです。

飲食店なら、おつまみ一品やドリンク一杯を無料サービスするというのも良いでしょう。また、希望するお客様には購入した商品を配送料無料で自宅に宅配するサービスがあると喜ばれるかもしれません。

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執筆は2018年7月23日、2020年8月18日時点の情報を参照しています。
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