起業のアイデアを生み出すヒント

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将来的に起業を考えてはいるものの、事業のアイデアを生み出すことができず、なかなか準備が進まないという人もいるのではないでしょうか。

また、ひとりで考えすぎて煮詰まってしまったり、アイデアはあるものの現実的に成功するかどうかが不安だったりと、はじめの一歩が踏み出せずにいるということもあるでしょう。

今回はそのような悩みを持つ人たちへ向けて、起業のアイデアをまつわるヒントを紹介します。

まず自己分析から

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起業のアイデアを生み出すには、まず自己分析からスタートすることをオススメします。具体的には次のようなプロセスがあります。

1, 「キャリアの棚卸し」で自分の付加価値を洗い出す。
2, 「得意なこと・好きなことは何か」を見出して、自身の特性や志向を確認する。
3, 自分の付加価値と自身の特性や志向を掛け合わせて、「強み」をみつける。

一連の自己分析作業によって「強み」をみつけたら、世の中の動向に照らし合わせて、現実的な起業アイデアかどうかの判断に入ります。

キャリアの棚卸し

自己分析でまず行うのが、キャリアの棚卸しです。現在まで携わってきたあらゆる仕事や活動の内容を書き出してみましょう。ここで大切なのは、自分を客観視することです。

「営業の仕事なんて誰でもできる」「事務作業だから特段取り上げることはない」など、キャリアやスキルの価値を自分で決めることなく、ありのままを漏らさず列記してみてください。内容も仕事だけに限ることはありません。学生時代のアルバイトや課外活動の経験、習い事で得た技術、場合によってはこれまでに得た人脈なども大切なあなたの付加価値といえます。

得意なこと、好きなことは何か

続いて、得意なことは何か、自分の好きなことは何か、快く感じるときはどんなときかなどを改めて見つめ直し、書き出してみてください。仕事を続けていくうえでのモチベーションとなる部分です。

「誰とでもすぐに打ち解けられる」「食べることが好き」「困っている人を助けると嬉しい」など、思いつくまま並べていきましょう。ここでも「自分より上手な人はたくさんいる」「大したことない」などと発想を制限することなく、できる限り自由に行うことが大切です。どうしても挙げることのできない場合は、家族や親しい友人に聞いてみるのもよいかもしれません。

強みを見つける

「キャリアの棚卸し」と「得意なこと、好きなことは何か」の書き出しができたら、それぞれの中から要素を抜き出して掛け合わせ、自身の「強み」をみつける作業に入ります。数はどれだけあっても構いません。

「誰とでもすぐに打ち解けられる」×「エンジニア」、「食べることが好き」×「営業経験」など、どんどん書き出してください。

いくつか書き出しているうちに、他者にはない独自のセールスポイントがみつけられるでしょう。これこそがあなたの「強み」と呼べる部分で、一般的にはUSP (Unique Selling Proposition)と呼ばれています。

外部環境とのマッチング

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いくつか「強み」が挙げられたとしても、それが世の中の需要に合致していなければビジネスとして成り立つ可能性は低いといえます。自己分析の後には外部環境を分析して、市場性や発展性、脅威の有無などを把握し、実際に事業化できるかの判断をしましょう。

外部環境分析には、マクロ環境をとらえるPEST分析や業界を絞り込んだ5Forces分析など、マーケティング手法を用いるのも一手です。「経営に役立つマーケティング手法5選」の記事もぜひ参考にしてみてください。

また、提供するサービスは目新しくなくても、ターゲットとするセグメントを変えたり、普段から気になっている既存のサービスや商品の欠点を改善したりするだけでビジネスが成功する例もあるので、強みと外部環境との適合性を多角的に確認して可能性をみつけてみましょう。

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イベントや施設の活用も

上記の他にも起業アイデアの生み出し方はさまざまあり、起業支援施設や起業支援のイベントなどでも、参考となる情報が多く提供されています。これらを活用するのも、起業アイデアを生み出す際に大きなサポートとなるでしょう。

TOKYO創業ステーション

公益財団法人東京都中小企業振興公社が運営する、都内在住者または都内で起業を予定している人に向けた創業支援の拠点施設。起業のステップに応じた各種セミナーや、相談員が担任制で対応するコンサルティングなどのサービスを提供しています。女性起業家向けのメニューが充実している点も特色です。

創業・ベンチャー支援センター埼玉

埼玉県による起業やベンチャー企業への支援をワンストップで行う窓口。現在は公益財団法人埼玉県産業振興公社が運営しています。創業前、創業時、創業後と各段階で役立つ実践的なイベントやセミナーが随時開催されているほか、個別の相談も可能です。

ぐんま創業情報ポータルサイト「やる起」

群馬県産業経済部商政課が運営するポータルサイト。県内で創業を目指す人や創業して間もない人を対象に、県内で開催される創業支援イベントの情報や創業者のインタビュー記事などを掲載しています。

オール大阪起業家支援プロジェクト

大阪府が推進する起業支援のプロジェクト。起業に必要な情報を提供するポータルサイトの運営や、セミナー、交流会などを開催しています。第10回目を迎える「ビジネスプランコンテスト」は、受賞者に資金やコンサルティングなどのサポートも提供される一大イベントとして定着しています。

このほかにも、各地に起業支援施設やサービスが数多くあります。自身の住んでいる場所や起業を予定している地域で探して活用してみてはいかがでしょうか。

どうしてもアイデアが生み出せない場合

最後に、どうしても起業アイデアが生み出せないと悩んでいる人に、ひとつの方法を紹介します。それは、「成功例をまねる」ことです。

新しいアイデアではなく、成功している企業をまねて事業を始め、その後もしっかりと利益を生み出している企業は実際に存在します。ただし、まねるといっても簡単なことではありません。何が成功の要因となっているのかをしっかりと見極めたうえで自社に取り込み、機能させないとうまくは進みません。「まねる」という行為自体が重要なスキルといえます。

また、まねる相手によっては事業規模の大きさなどがハードルとなり、駆け出しの起業家には実現不可能な例も多々あります。自身が用意できる資本の範囲内で可能かどうかをよく見極め、それでも可能であればチャレンジしてみるのも良いでしょう。

起業のアイデアは一朝一夕で生まれるものではありません。大切なのはアイデアの種を数多く出すこと、そして文字として書き出すことです。視覚化されたアイデアの種はさらなるアイデアの種を生み出す引き金にもなります。また、考えるという習慣を続けるほど、発想の基盤は鍛えられます。

この記事を参考に、見方によっては起業前のもっとも楽しい作業といえる「起業のアイデアづくり」を進めてみてはいかがでしょうか。

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執筆は2018年7月24日時点の情報を参照しています。
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