クレジットカード決済を​導入する​メリットとは?​機会損失を​防いで、​売り上げ拡大を​狙おう

多くの​ビジネスオーナーに​とって、​販売機会を​売り上げに​つなげ、​健全な​キャッシュフローを​保ち、​お客様に​最高の​サービスを​提供する​ことは​共通する​目標なのではないでしょうか。​その​全てに​関わってくるのが​決済です。

最近では​クレジッドカードだけでなく、​電子決済や​QRコード決済など、​現金以外での​決済方法も​充実していますが、​今回は​現金に​次いでもっとも​利用されている​クレジットカード払いに​焦点を​絞り、​導入の​メリットを​説明します。

販売チャンスを​逃さなくなる

たとえば、​お客様が​目当てとする​商品が​ある​店で、​クレジットカード決済が​できなかったとしましょう。​手元に​十分の​現金が​あれば​そのまま​店頭で​必要な​商品を​購入できますが、​そうでない​場合は​一度​ATMに​立ち寄る、​もしくは​財布と​相談する​必要が​出てきます。

ビジネスオーナーと​して、​「本当に​欲しい​商品で​あれば、​顧客は​ATMから​お金を​下ろしてくれる」​「十分の​現金を​持って​再度​来店してくれる」と​願いたい​ところですが、​人は​基本的に​利便性を​好む​ものです。​現金が​手元になければ​その日の​購入を​断念せざるを​得なくなりますし、​最悪の​場合、​クレジットカードを​扱う別の​店舗で、​似た​商品を​購入してしまう​ことも​考えられます。​クレジットカード決済を​取り扱う​ことは、​このような​機会損失を​防ぎ、​お客様が​商品を​選ぶ​ところから​決済までの​流れを​円滑に​する​方法の​一つとも​いえます。

加えて、​ひと月に​一回以上​クレジットカードを​利用する​成人男女2,266人を​対象に​行った​Squareの​調査では、​クレジットカードの​取り​扱いが​あるかを​下調べし、​使えない​場合、​別の​店を​選んだ​人が​18%いる​ことが​わかりました。​さらに​同調査に​よると、​クレジットカード決済を​取り扱わない​店舗は、​クレジットカード決済を​希望する​潜在顧客の​うち、​約21%の​来店機会を​逃してしまう​ことが​結論​づけられています。

どんな​販売チャンスを​逃さないためにも、​現金払いに​合わせて、​クレジットカード決済を​選択肢と​して​用意しておく​ことが​大切でしょう。

参考:Square調査、​カード決済非対応が​店舗経営の​機会損失に​つながる​ことを​明らかに​(2014年9月25日、​Square株式会社) 

現金払いに​比べて​客単価が​上がる

売り上げを​拡大する​方法の​一つと​して​あるのは、​客単価アップを​狙う​ことです。

銀行系カード会社の​業界団体が​まと​めた​調査結果では、​手放す額が​目で​確認できてしまう​現金払いよりも、​使用した額が​目に​見えない​クレジットカード払いの​方が​利用額が​上がる​ことが​わかっています。

小売店や​飲食店で​クレジットカードを​使った​来店客は、​現金払いの​来店客に​比べて​1.7倍ほど​平均利用額が​高く、​なかでももっとも​利用額に​差が​あったのは​雑貨や​文具店で​2.54倍、​次いで​衣料品専門店で​2.3倍でした。

参考:クレジット利用額、​現金の​1.7倍 ​(2018年2月27日、​日本経済新聞)

現金を​銀行に​預ける​手間が​省ける

ビジネスオーナーが​現金決済を​好む理由の​一つと​して​挙げられるのは、​売り​上げが​すぐに​回収できる​点でしょう。​手元に​キャッシュが​ある​状態が​保てる​ため、​資金繰りに​いいように​感じる​ものの、​現金を​保管する​ためには​都度銀行に​預けに​行く​手間が​発生する​うえ、​数日​自宅や​店舗で​保管する​場合、​盗難の​リスクも​伴います。

一方で​クレジットカード決済の​場合、​直接口座に​入金されるのは​便利な​ものの、​従来の​「カード会社の​指定日で、​月一回の​入金」は​回収サイクルを​遅らせてしまう​ため、​資金繰りを​心配して、​導入に​踏み込めなかった​ビジネスも​少なくないのではないでしょうか。

ところが​最近では、​入金サイクルが​早い​クレジットカード決済代行サービスが​増えつつ​あります。​たとえば​Squareでは、​最短で​決済日の​翌営業日に​入金が​されます。​入金日は​登録する​銀行口座に​よって​異なりますが、​遅くても​毎週​金曜日には​支払われるので、​従来に​比べると​スピーディーな​回収が​叶います。​多くの​ビジネスオーナーが​懸念する​決済手数料も、​事業の​規模や​種類問わず​3%台で​利用できます。​また、​入金の​際の​振込手数料は​Squareが​負担し、​別途かかる​ことは​ありません。​詳しくは​こちらも​合わせて​ご覧ください。

一人​ひとりの​仕事量が​多い​スモールビジネスでは、​業務を​こなすうえで​効率的に​働く​ことが​求められます。​たとえば​完全キャッシュレスに​移行した​場合、​現金を​都度銀行に​預ける​手間が​省けるので、​他の​業務に​充てられる​時間も​増えるでしょう。

お客様の​満足度向上に​つながる

店舗で​現金を​取り扱う​場合、​お釣りを​数えるのに​時間が​かかったり、と​会計が​スムーズに​いかない​ことが、​意図せずも、​消費者の​ストレスに​つながっているかもしれません。

実際に​VISAが​行った​調査に​よると、​「会計時に​ストレスを​感じた​経験が​ある」と​答えた​消費者は​全国18歳から​60歳の​男女のうち、​77%にも​及んでいます。​理由と​しては​「小銭が​多くかさばる​とき」が​56%で​トップを​占めており、​他には​「荷物がかさばり、​財布、​現金が​すぐに​出せない​とき」​(37.8%)​「割引券、​クーポンなどが​すぐに​見つからない​とき」​(32.4%)​などが​挙げられています。

さらに​JCBが​20代から​60代までを​対象に​2019年に​行った​キャッシュレス決済の​調査に​よると、​5人中4人は​「キャッシュレス決済は​現金支払いよりも​便利」と​回答しており、​週に​1回以上​キャッシュレス決済を​利用している​消費者は​約6割と​いう​結果が​出ています。

経済産業省も​キャッシュレス・消費者還元事業の​実施などを​通して​キャッシュレス決済を​促進しており、​2025年までには​キャッシュレス決済比率を​現在の​2割から​4割まで​高める​ことを​目標に​掲げています。​キャッシュレス社会への​移行は​今後もさらに​発展していく​ことが​予想されます。

商品選びから​会計まで​お客様に​ストレスを​感じさせないのは​もちろんの​こと、​手持ちが​ない​ことを​理由に、​せっかく​来店したにも​関わらず​現金が​足りなくて​購入できない、と​いう​状況を​防ぐためにも​導入したい​クレジットカード決済。​キャッシュレス時代の​本格化が​進む​このタイミングで、​ぜひ検討してみては​いかがでしょうか。

参考:
キャッシュレス決済に​関する​調査​(2019年7月18日、​株式会社ジェーシービー)
全国18-60歳男女850名に​聞いた​「支払いスピードと​ストレス」に​関する​実態調査 77%が​買い物などでの​会計時に​ストレスを​感じた​経験が​あると​回答 ブランドデビットカード利用者は、​ストレスを​感じた​経験が​最も​少ない​ことが​明らかに​(2018年2月28日、​ビサ・ワールドワイド)

執筆は​2019年8月27日​時点の​情報を​参照しています。​2020年7月​1日に​一部情報を​更新しました。
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