売上管理の方法を解説!Squareの売上レポート機能を活用しよう

▶︎この記事ではSquareの売上レポート機能でできることを紹介します。

去年より今年、今年より来年と自店舗の売り上げを伸ばしていくためには、来店するお客様がいつ、どのようなモノを求めてあなたの店舗を訪れているのかを知ることが大切です。

「売れ行きのいい曜日はあるだろうか」「あまり商品が出ない曜日は時間帯はいつだろう」「お客様に人気のある商品はどれか」「需要の高いシーズンはいつだろう」

このような日々の売上状況は、お客様に「また来たい」と思ってもらえる商品やサービスを提供する上での最大のヒントとなります。

ところが、エクセルなどで帳簿をつけている場合、一日の終わりの売上入力だけでずいぶんと時間がとられてしまうかもしれません。少人数で店舗をまわしているとすれば、売上の細かな分析にまでは手が回らないこともあります。

Squareの売上レポート機能を使うと、店頭やオンラインで受け付けた決済情報をもとに、自動で売上レポートが作成されます。売上状況を把握するにはスマートフォンなどからPOSレジアプリを開く、あるいはパソコンからアカウントにログインするだけ。利用方法について詳しくはこちらもご参考ください。

目次



Squareで売上管理をはじめよう

ここでは売上管理を行う上で、Squareでできることを紹介します。

指定した期間の売り上げを確認

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●こんな情報が見れる
今日の売り上げ、先月の売り上げ、昨年の売り上げ。
気になる期間を指定するだけで、自店舗の売り上げが日別・曜日別・時間別のグラフとして表示されます。複数店舗を運営している場合は、店舗ごとでも売り上げが確認できます(※)。

※Squareでは、一つのアカウントに最大300店舗まで無料で紐づけることができます。

●アクセス方法
パソコンからSquareのアカウントにログインする場合:
[レポート]>[売上サマリー]にアクセスします。

Square POSレジアプリから確認する場合:
[レポート]>[売上]から期間を指定した上で確認します。

ワンポイントアドバイス💡
曜日別、時間帯別の売上グラフから店舗の混雑時間を把握しましょう。複数店舗を営んでいる場合には、店舗ごとの混み時も把握しましょう。

混んでいない時間帯がわかれば、従業員数を減らすことで人件費の削減にも取り組めます。反対に混んでいる時間帯がわかれば、従業員数を増やすこともできます。時間帯に限らず、混み合う曜日も把握できれば、定休日を決める上での客観的な判断材料としても使えるかもしれません。タイ発のカフェ、AKHA AMA COFFEE JAPANは、まさにこの売上レポートを参考に混み時を把握したそうです。

🗣 「朝はのんびり一人でやってもらってるんですけど、だいたい昼を超えたら二人立ってもらうようにしてます。それこそ売り上げを見て、いたほうがいいよねってなりました。データがリアルタイムですぐに見れるので、何でもデータと相談しています」ー AKHA AMA COFFEE JAPAN オーナー 市川純平さま

指定期間の売上を比較

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●こんな情報が見れる
(1)前年同日比、(2)前年同週比、(3)前年同月比の三つの指標で売上レポートが、グラフとして表示されます(上記にあるのは、今年と前年の売り上げを月ごとで比較したグラフです)。前年と比べて何パーセント上昇、あるいは減少したのか、前年と今年の売上高はそれぞれいくらなのか、などの情報がひと目でわかります。

●アクセス方法
パソコンからSquareのアカウントにログインする場合:
[レポート]>[売上サマリー]にアクセスします。

Square POSレジアプリから確認する場合:
アプリからは確認できません。パソコンからSquareのアカウントにログインの上、ご確認ください。

ワンポイントアドバイス💡
このグラフは、売上アップに向けてできることを考える上で役立てましょう。

今年と前年の売り上げを月ごとで比較したグラフを参考にすれば、繁忙期・閑散期を一瞬にして把握することができます。売り上げが落ち着く時期が予測できるようになれば、その時期を目処に、お客様がつい足を運びたくなるようなイベントを開催する、など売上拡大に向けた戦略が立てやすくなるでしょう。また、前年の月々の売り上げがすぐに確認できれば、売上目標も立てやすくなります。

商品ごとの売り上げを確認

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●こんな情報が見れる
指定した期間内の全商品の売れ行きがわかります。グラフには売上上位を占めている五つの商品の時間別売れ行きがグラフとして表示され、その下には全商品の売上情報が数値として表示されます。

ここでは販売数が多い順に商品を並べ替えることもできれば、総売上高が最も高いもの順に並べ替えることもできます。このようにして、店舗の売れ筋・死に筋をすぐに把握できます。

●アクセス方法
パソコンからSquareのアカウントにログインする場合:
[レポート]>[商品別売上]にアクセスします。

Square POSレジアプリから確認する場合:
[レポート]>[売上]から期間を指定した上で確認します。なお、売上上位5点のグラフはパソコンからSquareのアカウントにログインした場合のみ、確認することができます。

ワンポイントアドバイス💡
売れ筋・死に筋を把握して、以下に役立てましょう。

(1)過剰在庫・欠品の防止
在庫調整で適切な判断を下すことは「需要はあるのに在庫がなかった」を防ぐ上でも、「売れない商品を多く仕入れすぎてしまった……」を避けるためにも大切なことです。無駄をなくすと同時に販売機会を逃さないためにも、どの商品がよく売れていて、どの商品の売れ行きが滞っているのかをしっかりと把握しましょう。

(2)課題の発掘
あまりお客様の目に留まらない商品を「お客様が気になる商品」へと昇華させることも、お店の大事な役目です。ところが商品の死に筋を知らないでは、売れない原因を解明することも、売れるよう工夫することもできません。店舗のスペースだけを占拠する「滞留在庫」を一つでも多く売り上げへと変えるためにも、死に筋の把握は欠かさないようにしましょう。

日本全国の雑貨・食品を取り扱う神楽坂プリュスでは、感覚よりも実際の売り上げが頼りになると肌で感じているそうです。

🗣 「思い込みで『これは売れてる』と思っている商品が、売れていなかったりもする。感覚でものをしゃべっていてもしょうがないから、データは大事だと思っています。そういう意味でSquareの売上レポートは便利です」ー 神楽坂プリュス コーディネーター 安美和さま

カテゴリごとの売り上げを確認

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●こんな情報が見れる
カテゴリ別の売上レポートは、前項の商品別売上と同様に表示されます。違いは、商品の代わりにカテゴリごとの売り上げが見れることです。

●アクセス方法
パソコンからSquareのアカウントにログインする場合:
[レポート]>[カテゴリ別売上]にアクセスします。

Square POSレジアプリから確認する場合:
[レポート]>[売上]から期間を指定した上で確認します。なお、人気上位5カテゴリのグラフはパソコンからSquareのアカウントにログインした場合のみ、確認することができます。

ワンポイントアドバイス💡
カテゴリの使い方をうまく工夫しましょう。

たとえば小売店なら、仕入先ごとにカテゴリを作成して、その傘下に商品を登録することもできるでしょう。すると、カテゴリ別売上のページにアクセスするだけで、仕入先別の売上額が確認できるようになります。仕入先に売れ行きを報告しなければいけない場合にも、すぐに情報を収集することができます。一方、飲食店では【テイクアウト】【イートイン】などのカテゴリを作成し、その傘下に商品を登録することが多いようです。

売上管理にまつわる悩みをまとめました

ここまでは売上管理に役立つ主な機能を紹介してきました。ここからは小売店・飲食店からよく寄せられる悩みをもとに、Squareの売上レポート機能を活用する方法を解説します。

悩み(1) レジ締めにかける時間を短くしたいです……。

コレで解決:Square POSレジでお会計を受け付けよう!
スマートフォンやタブレットなどにダウンロードできるSquare POSレジを利用すれば、Squareのアカウントにログインするだけで当日の売上額が確認できます。その日の売り上げが一瞬で分かる上に、売り上げは支払方法別(キャッシュレス決済、現金払いなど)でも確認できるので、キャッシュドロワーの中身を確認する上でも困りません。アカウントの作成も、アプリの利用も無料です(※)。川崎市高津区にあるパン屋「Bakery & Cafe KOaA」では、Squareに変えてから一時間以上かけていたレジ締めを15分以内で終えられるようになったそうです。

※一部の機能を除く

「前までは、その日の売り上げが全部記載された長いレシートを出して、エクセルに入れて、売り上げを出していました。そしたら全然合わない、みたいなことがよくありましたね(笑)。レジ締めには一時間以上はかけていました。もうぐったりで。一日の終わりで疲れていますしね。それでも1円違うと、夜中まで原因を探す、みたいなことをしていました。今だったらさっと10分、15分くらいで終わります。やっぱり毎日の会計作業が圧倒的に楽です」ーBakery & Cafe KOaA オーナー 大藪佳代子さま

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悩み (2) ネットショップと実店舗の売上管理を一箇所で行いたいです。

コレで解決:決済方法をSquareに統一しよう!
実店舗ではSquare POSレジを、ネットショップにはSquare オンラインビジネスを利用すれば、Squareのアカウントにログインするだけで両方の売上状況が確認できるようになります。もちろんネットショップと実店舗の売り上げは、分けて見ることもできます。

オフラインとオンラインをSquareに統一すれば、在庫も連動します。ネットショップの在庫はこっちのサービス、実店舗の在庫はあっちのサービス、とサービスをまたぐ必要がなくなるので、在庫の数え間違いも防げる上、管理もぐんと楽になります。

悩み (3) 従業員別で売り上げを確認したいです。

コレで解決:Squareの有料スタッフ管理機能を利用しよう!
Squareの有料機能「スタッフ Plus」を利用すると、従業員別の売り上げが確認できるようになります。月額利用料金は3,000円(税込)/店舗。Squareのスタッフ管理機能には無料プランもあります。それぞれのプランで使える機能はこちらからご確認ください。

悩み (4) オールキャッシュレス店舗に切り替えようか、迷っています。

コレで解決:支払方法別のレポートを参考にしよう!
店頭でのキャッシュレス決済の割合は、支払方法別レポートが参考になります。具体的には指定した期間内における、電子マネー・クレジットカード・現金・ギフトカードによる決済額が確認できます。実際にどれくらいのお客様がキャッシュレス決済を利用しているのかを確認し、決断を下してみるのも一つの手かもしれません。

クラフトコーラ専門店「伊良コーラ」では、店頭でのキャッシュレス決済の推奨によってどれほどキャッシュレス決済利用者が増えるかを実験した上で、新店舗をオールキャッシュレスにすると判断したそうです。

「総本店のほうでキャッシュレス推奨のお声がけをはじめてみたんです。キャッシュレスを推奨することでどれくらいの人が対応できる・できないのかを見るためにですね。推奨してみたことで、新店(渋谷店)ではキャッシュレスでもいけるな、と感じました。それもSquare上の数字を見て、判断したという感じです。それであまりにも現金が多かったら渋谷でも……って話になったと思うんですけど」ー伊良コーラ エグゼクティブ・ディレクター藤原直人さま

●アクセス方法
パソコンからSquareのアカウントにログインする場合:

[レポート]>[支払方法]にアクセスします。

Square POSレジアプリから確認する場合:
[レポート]>[売上]から期間を指定した上で確認します。

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悩み (5) 商品別売上もカテゴリ別売上も同じページで見れたらさらに便利なのに……。

コレで解決:カスタムレポートを活用しよう!
Squareのカスタムレポート機能を使えば、追いたい数値をまとめた自分だけのレポートを作ることができます。ほしい情報を付け足したり、いらない情報を省いたりすることができるので、自分にとって最も見やすい形に売上レポートをカスタマイズすることができます。

●アクセス方法
パソコンからSquareのアカウントにログインする場合:

[レポート]>[カスタムレポート]にアクセスします。

Square POSレジアプリから確認する場合:
アプリからは確認できません。パソコンからSquareのアカウントにログインの上、ご確認ください。

悩み (6) 売上分析を無料でできるサービスが欲しいです。

コレで解決:Squareを利用しよう!
ここまでお伝えしている売上レポート機能は従業員別売上レポートを除いて、全て無料で利用することができます。

SquareのPOSレジなら高機能なのにずっと0円

キャッシュレス決済、在庫管理、顧客管理、スタッフ管理など、店舗に必要な機能をすべて搭載

売上分析のために自らエクセルを駆使してグラフなどを作るとなると、パソコンが不慣れな人にとってはハードルが高く、つい後回しにしてしまうこともあるかもしれません。Squareならアカウントにログインするだけで、必要な情報がひと目で確認できます。その上、導入にも利用にもコストがかかりません。

使い始めるには、無料アカウントを作成の上、お手持ちのタブレットなどにSquare POSレジアプリをダウンロードしましょう(※)。詳しい利用方法はこちらをご参考ください。

※お手持ちの端末との互換性はこちらからご確認ください。

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執筆は2021年7月27日時点の情報を参照しています。
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