経営者として大切な身だしなみ~男性編~

経営者として気をつけるべきことのひとつに、身だしなみがあります。ここでいう「身だしなみ」とは、周りに不快感を与えない身なりのことを指しています。今回は、身だしなみの意味や、気をつける際のポイントを紹介します。

身だしなみとは

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よく「身だしなみを整える」といいますが、「身だしなみ」の言葉の意味は知っていますか。「身だしなみを整える」ためにも言葉の意味を理解しておきましょう。

身だしなみを辞書で引くと、
身だしなみとは、1.人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。また、その心掛け。「身嗜みに気を配る」、2.身分・境遇に応じて身につけておくべき教養や技芸。「上に立つ者としての身嗜み」(デジタル大辞泉『小学館』)
と記載されています。

つまり、身だしなみを整えることは、周囲に気を遣うことといえます。具体的には、清潔感を保ち、不快な印象を周囲に与えないことです。服装や髪型に自分自身が満足していても、周りの人は違った印象を持っていることもあります。

経営者として信頼感を与える

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身だしなみはビジネスマナーのひとつですが、経営者にとっても重要なものです。身だしなみに気をつけることは、経営者自身だけでなく、経営する会社に対する信頼感を高めることにもつながります。

たとえば、取引先との会議にきちんとした身だしなみでいくのと、そうでないのでは、相手に与える印象が異なります。身だしなみが整っていない経営者と会議をした取引先は、不快な印象を抱き、ビジネスパートナーとして安心して任せられないと感じるかもしれません。

社内の会議にも当てはまります。経営者の身だしなみに対する不快感は、そのまま経営に対する不信感につながる可能性もあります。

身だしなみは、経営者や企業の信頼感に影響を与える大切な要素といえます。

経営者の見た目は会社の見た目

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経営者の身なりは会社のイメージを左右します。取引先や従業員に与える印象はもちろんですが、直接関わりのない周囲の人が抱く印象も大切です。

いつ、どこで、どんな人と出会うのか、予想することはできません。たとえば、プライベートでボロボロの服にボサボサの髪で出掛けたとします。のちに、そのときに出会った人とお客様や取引先として会う機会もあるかもしれません。第一印象が良くないものだと、その後の印象にも影響する可能性もあります。

経営者は従業員よりも身だしなみに気を付けなければいけないといえます。

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気をつけるポイント

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第一印象の良し悪しはその後の付き合いに影響することがあります。言葉を並べて経営方針を説明するより、身だしなみに気を遣う方が、言葉以上に雄弁にその会社の在り方を語るときもあります。

身だしなみを整える際に、気をつけるポイントを伝えます。

・清潔感
大事なことは、清潔感のある第一印象です。清潔感というのは、全身の見た目はもちろん、ニオイまで含まれます。「できる経営者」という印象を与えたい場合は、清潔感に重点を置いた身だしなみを心掛けていきましょう。

・髪の毛
髪の毛のポイントは「スッキリした印象」を与えることです。寝ぐせを直すのはもちろん、極端な長髪やカラーリングも控えましょう。整髪料も使用し過ぎないように注意します。

最後にフケや抜け毛がないかどうか、頭皮のニオイが気にならないかどうかなどをチェックしましょう。

・ひげ
ひげの剃り残しはありませんか。顎と首の境目など、剃り残しがないように、鏡でチェックしましょう。

・肌
肌は人と会話するときに目につきやすいところです。肌が荒れているよりも、きれいな方が、相手に清潔感を与えることができます。

日頃から肌のコンディションに気を配るようにしましょう。

・鼻毛
鼻から鼻毛が出ていないか、しっかりとチェックしましょう。普通の表情では見えなくても、笑顔になった瞬間に鼻毛が見えてしまうことがあります。鏡の前で表情を作って、鼻毛が見えないかどうかチェックしましょう。

・口臭
人と話しているとき、相手の口臭が気になったという経験はありませんか。口臭は、自分では意外と気づきにくいです。口臭には色々な原因があります。市販の口臭予防グッズを使ったり、気になる人は歯科医院や口臭外来のある病院で診てもらったりするなど、日頃から口臭を気にするようにしましょう。

・スーツのジャケット
スーツはビジネスシーンにおける重要なツールです。今着ているスーツのサイズは、体に合っていますか。スーツを着た時は前からの印象だけでなく、後ろ姿も大事です。肩周りのサイズが大きく、肩の位置が合っていないと頼りない印象を与える可能性があります。

スーツは企業のイメージにも関わると考えて、ある程度スーツに投資をしてもよいかもしれません。オーダーメイドで、体にフィットしたスーツを作るのもひとつの方法です。

・ネクタイ
スーツと同様、ネクタイも印象づくりに大切なツールです。しわが入っているネクタイを身に着けることや、同じネクタイを使いまわすことは控えましょう。たとえば、自分のテーマカラーを決めて、ネクタイやポケットチーフにそのカラーを使うのも、経営者としてのキャラクターを演出する手段です。季節に合わせてネクタイの素材を変えると、「より身だしなみに気を遣っている人」という印象になります。

・スーツのパンツ
スーツのパンツは、全身のバランスをとるのに欠かせません。シルエットがきれいなジャケットを着ていても、パンツ丈が合っていないと全体のバランスが崩れてしまいます。

靴下が見えないように長めのパンツ丈にしてしまうとバランスが悪くなりますし、短すぎるとカジュアルすぎてしまいます。自分に合うパンツ丈と太さを選び、スーツ姿のバランスをとりましょう。

・靴下
ふとしたときに目に入る靴下にも、気を配りましょう。スーツと同系色のカラーを選ぶのが良いようです。白色などはスーツと合わせたときに目立ってしまいます。

・靴
上質な革靴はそれなりの値段がしますが、大切に手入れをすることで、長く履き続けることができるアイテムです。なるべく上質な革を使用している靴を選びましょう。

シューキーパーを入れて定期的に手入れすると、艶が増していき味のある靴になります。

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執筆は2018年1月17日時点の情報を参照しています。
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