屋台の差別化にクレジットカード決済導入

気軽に食事やお酒を楽しめる屋台。お祭りなどのイベントに出店したり、多くのお店が連なる横丁に構えたりしている屋台も多いのではないでしょうか。

値段やメニュー以外の手段でも他店との差別化を図りたいと考えている経営者もいるかもしれません。その一つとして、クレジットカード決済の導入も集客効果を期待できます。

今回は、屋台でクレジットカード決済を導入するメリットを紹介します。

キャッシュレス化の動き

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まずは、キャッシュレス化に向けた社会の動きを見てみましょう。現金での支払いを好む人が多いといわれる日本でも、クレジットカード決済やQRコード電子マネーなどの普及で徐々にキャッシュレス化が進んでいます。実際、キャッシュレス決済の額と消費支出に占めるキャッシュレスの割合は、年々増加しています。

参考:キャッシュレスの現状と推進(経済産業省)

さまざまな場面でキャッシュレスでの決済が可能になってくると、消費者にとってキャッシュレス自体が「当たり前」になるかもしれません。

屋台でクレジットカード決済を導入するメリット

屋台がクレジットカード決済を導入することで得られるメリットを具体的に紹介します。

集客力向上と客単価アップ

「いろいろな屋台をハシゴしながら、食べたり飲んだりしたい」。さまざまな屋台をちょっとずつ楽しむ「梯子酒」は屋台の楽しみ方の一つです。また、すでに他のお店で食事を終えたけれど、もう一杯だけ飲んで帰りたいという人にとっても、屋台は気軽に寄れる場所です。

そのようなときに「今日は手持ちの現金が足りないから、やっぱりやめておこう」という人もいるかもしれません。クレジットカードが使えれば、このような機会損失も防げます。また、手持ちの現金を気にする必要がないという点では、「あともう一品」「せっかくだからもう一杯」と追加注文も期待できるかもしれません。クレジットカード決済の導入は、客単価のアップにつながると考えられます。

訪日外国人観光客の集客

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年々増加する訪日外国人観光客数。政府は2020年の東京大会に向けて訪日外国人観光客数4,000万人を目標に掲げるなど、今後もますます増加すると考えられます。

参考:訪日外国人旅行者の受入環境整備(観光庁)

韓国、中国、アメリカ、インド、ドイツからの観光客に観光体験を聞いたアンケートでは、いずれの国から来た観光客も「屋台」での飲食を体験したことが分かりました。

日本よりもクレジットカード決済が普及している国から来た観光客にとっては、クレジットカードを使えないことは不便に感じられます。夜は銀行や両替所が閉まっており、現金を用意できないことも考えられます。

実際、日本滞在中に困ったこととして「クレジットカードの利用」ができなかったことを挙げた人が多く見られます。

参考:外国人旅行者に対するアンケート調査結果について(観光庁)

通りすがりの人からも見える位置に「Card OK」などとアピールして、観光客に安心して利用してもらえるようにしましょう。クレジットカード決済の導入は、集客力アップと同時にお客様へのおもてなしにもつながるといえます。

スムーズな会計

接客や調理、会計を全て店主一人が担当していることも多い屋台。会計はできるかぎりスムーズにすませたいものです。現金での支払いの場合、お釣りのやりとりなどで手間がかかってしまうことが考えられます。また、現金支払いが多いとその分、閉店後のレジ締めにも時間がかかります。クレジットカード決済は、会計やレジ締めにかかる時間を短縮する手段にもなります。

省スペース

食材や食器を置き場に調理スペース、シンクなど屋台ではスペースが限られています。その中でもお金に関係するものは安全に管理したいものです。一方で、キャッシュレジスターを置く余裕のない屋台もあるかもしれません。

その点、モバイルPOSなら、スマートフォンやタブレット端末をレジとして使うことができます。場所を取らず、またいつも手に届くところに置けるので安心です。

Squareなら今すぐキャッシュレス決済導入できる

カード決済、タッチ決済、電子マネー決済、PayPayのQRコード決済が簡単に始められます

屋台でクレジットカード決済を導入するには

クレジットカード決済のメリットは分かっているけれど、導入手続きの手間やコストが心配な経営者もいるかもしれません。

Squareなら、専用のIC カードリーダー(Square リーダー)の購入と無料アプリで、使い慣れたスマートフォンやタブレット端末でクレジットカードはもちろんのこと、QRコード決済電子マネー決済も受け付けられるようになります。初期費用は、ICカードリーダーの購入に必要な7,980円(税込)のみ。月額利用料は不要、かかるのは決済手数料だけなのでランニングコストも抑えられます。カード決済代金の入金は利用する銀行によって異なりますが、最短で翌営業日です。

クレジットカード決済を導入して、他店との差別化を図り、売上拡大を目指してみてはいかがでしょうか。


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執筆は2018年5月11日時点の情報を参照しています。2022年9月15日に記事の一部情報を更新しました。現時点では、タクシー・ハイヤー等での電子マネー決済のご利用はできません。ご了承ください。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash