記念日にちなんだ集客のアイデア

経営者にとって、いかに集客を増やすかは重要な課題です。どんな工夫をしてお客様に来てもらうか、常に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

もしアイデアに困っているなら、「〇〇の日」を集客に生かしてみてはいかがでしょうか。日本にはさまざまな記念日があり、うまく活用することで、お客様の来店や収益アップが期待できます。今回は、「〇〇の日にちなんだ集客のアイデア」を紹介します。

記念日を生かす

「特別感」のある記念日に、関連したサービスやキャンペーンを行うことは、お客様の消費活動につなげやすいと考えられます。

日本には、1月1日の元旦から12月31日の大晦日まで、毎月何かしらの記念日や年中行事があります。国が制定したものや、企業や協会などが決めたものなど、バリエーション豊かです。

毎日が何かの記念日とはいっても、連日のように企画を行うのは難しいですし、お客様に飽きられる可能性もあります。自分のビジネスに使えそうな記念日を選んで、効果的な集客を行いましょう。

ぜひ押さえたい!オーソドックスな「〇〇の日」6選

まずは、知名度が高い「〇〇の日」について紹介します。

母の日(5月の第2日曜日)、父の日(6月の第3日曜日)
母親や父親に感謝し、日頃の苦労をいたわる日です。母の日はカーネーションが、父の日はバラがシンボルとされています。父の日・母の日は、ぜひファミリー層にアピールしましょう。飲食店であれば、ドリンクやデザートをサービスしたり、特別メニューを用意したりするのもアイデアの一つです。また、ギフト商品の需要が増える可能性が高いため、目立つ場所に特別コーナーを設置するなど、お客様の目に止まりやすい商品陳列を考えましょう。

いい夫婦の日(11月22日)
夫婦での時間を大切にするライフスタイルを広めるべく、制定された記念日です。この記念日にちなんで、夫婦の絆が深まるようなキャンペーンやイベントを企画してみてはいかがでしょうか。また、夫婦で来店のお客様に記念フォトサービスを行ったり、ペア限定のサービスクーポンを発行したりするアイデアもあります。

海の日(7月の第3月曜日)、山の日(8月11日)
海の日と山の日は国民の祝日であり、イベントの開催や関連グッズ販売が行いやすい記念日といえるでしょう。小売店なら、海水浴や登山用のレジャー用品を売り込むチャンスととらえることもできます。飲食店なら、「海」をイメージしたデザートや、山にちなんだ「山盛りメニュー」などの提供も考えられます。

防災の日(9月1日)
台風や地震などの災害への備えは欠かせないといえるでしょう。防災の日に合わせて、非常食や避難時に役立つ防災グッズなどを取り揃えてみてはいかがでしょうか。関連商品をまとめて並べておくと、お客様がいろいろな商品を手に取りやすくなるため、客単価アップが期待できます。

工夫のしがいあり!ユニークな「〇〇の日」

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次は、ユニークな「〇〇の日」を紹介します。

猫の日(2月22日)
「ニャン」という猫の鳴き声にちなんだ記念日です。かわいい猫モチーフのグッズや料理を用意し、猫好きの人々にアピールする絶好の機会といえるでしょう。愛猫家たちからの写真を募集したり、里親探しに協力したりして、交流の場を設けるという方法もあります。なお、「世界猫の日」という記念日も存在し、こちらは8月8日です。

犬の日(11月1日)
「ワン」という犬の鳴き声の語呂合わせです。愛犬家のお客様に来店してもらう工夫を考えてみましょう。犬モチーフのグッズはもちろん、ペットであるワンちゃんのための商品を大々的に売り出すのも一つの方法です。なお、安産祈願の「戌の日」と混同されやすいため、注意しましょう。ちなみに、11月11日はチンアナゴの日です。

アイスクリームの日(5月9日)
夏のアイスシーズン到来を前に、東京アイスクリーム協会(現:日本アイスクリーム協会)が制定しました。お店でアイスを提供している場合、サイズを無料で大きくする、数を増やすなどの企画を考えてみてはいかがでしょうか。

ビヤホールの日(8月4日)
日本初のビヤホール誕生を祝し、株式会社サッポロライオンよって制定された記念日です。集客アイデアとして、ビールをキャンペーン価格で提供したり、普段はお店に置いてない銘柄を用意したりするのもいいでしょう。なお、8月第1金曜日には「世界ビール・デー」もあるので、ビールのイベントにぴったりな時期といえます。

野菜の日(8月31日)
人々に野菜をもっと知ってもらいたいという趣旨で、全国青果物商業協同組合連合会を含めた9団体によって制定されました。野菜を使ったヘルシーなフードやドリンクの提供にベストな日といえます。健康志向の人にも興味を持ってもらいやすいでしょう。野菜の苗や種などの販売にも適しています。併せて、ガーデニング用品や作業道具など、関連商品の売り上げアップも期待できます。

宇宙の日(9月12日)
1992年の国際宇宙年を記念して現在の文部科学省などによって制定されました。加えて、10月4日から10月10日までは「世界宇宙週間」であるため、ある程度の長い期間、宇宙に関連したキャンペーンを行うこともできるでしょう。店内ディスプレイを宇宙や星にちなんだものにする、宇宙や天体観測に関連した商品を取り揃えるなどが考えられます。

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季節にとらわれない!毎月使える「〇〇の日」

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時期や季節に関係なく利用できる記念日についても紹介します。

肉の日(29日)
主に飲食店や精肉店において、サービスやキャンペーンを行うのにぴったりな日と考えられます。29日は、ほぼ毎月あるため、月末にクーポンやお買い得セールなどを企画してみはいかがでしょうか。なお、「いい肉の日」の語呂合わせで、11月29日に限定イベントを行う飲食店もあります。

他にも、毎月15日はお菓子の日、11日はめんの日、12日はパンの日、8のつく日は米の日です。お店の商品に合わせてこれら毎月ある記念日をキャンペーンやセールに活用してみてはいかがでしょうか。

安定した人気!定番の記念日

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最後に、定番の記念日についても触れておきます。

・誕生日
・結婚記念日
・バレンタインデー(2月14日)
・ホワイトデー(2月14日)
・ハロウィーン(10月31日)
・クリスマス(12月25日)

「誕生日や結婚記念日を特別な日にしたい」というニーズは高いと考えられます。プレミアムな特典や特別メニューの提供など、自分の店だからこそできるサービスを提案してみましょう。また、クリスマスやハロウィーンは消費活動が活発になりやすいため、タイミングを逃さないよう、積極的に活用するとよいでしょう。

日本では、数え切れないほど多くの記念日があります。日常とは違う特別感を演出することで、集客を増やすことが期待できます。ぜひ「〇〇の日」にちなんだアイデアを検討してみてはいかがでしょうか。

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執筆は2018年11月30日時点の情報を参照しています。
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