意識するだけで​変わる、​今すぐ​注目したい​コスト削減ポイント

商品や​サービスを​売れば​自ずと​利益は​増え、​やる​気を​持ち続ける​限りビジネスが​失敗すると​いう​ことは​絶対に​無く、​念願の​二号店オープンも、​全国ネットの​テレビCM出演も​夢じゃない!と​思う​ことは​できても、​実現するのは​簡単では​ありません。

しかし、​ビジネスとは​「収入」だけが​全てではないと​いう​ことを、​現実を​生きる​経営者は​リアルに​知っています。​商品や​サービスを​売り上げに​変えるまでには、​仕入れ、​店作り、​労働力に​支払う​賃金、​広告宣伝活動など、​あらゆる​「支出」が​つきものです。​廃業や​閉店しないように​事業を​続けていくだけでも、​さまざまな​場面に​お金が​かかります。

入ってくる​お金が​ある​一方、​出ていく​お金も​あるので、​入ってくる​お金​(売り上げ)を​増や​すために​魅力的な​サービスの​発案や​集客に​注力したいと​思うのも​自然の​ことです。​しかし、​「出ていく​お金を​少なくする」ことも​可能と​いう​ことも​忘れては​いけません。​もちろん、​出費を​抑えると​いっても、​提供する​サービスを​減らしたり、​品質を​下げたりすると​いう​意味では​ありません。​お店の​ファンが​減るような​ことは​なるべく​避けましょう。

そこでたとえば、​社内文書の​管理方法や​従業員控え室の​光熱費を​見直してみてください。​始めから​「必要経費」と​して​割り​切っていませんか。​実は、​これらの​経費も​使い方を​見直して​改善する​ことで、​コスト削減に​大きく​貢献する​ことができます。​今回の​記事では、​「かかって​当然」と​思われが​ちの​店舗運営や​事業経営の​経費に​ついて、​今すぐ​実践できる​コスト削減の​ポイントを​まと​めました。

Time is Money.​(時は​金なり)

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「時間の​無駄」と​聞いて、​すぐに​「つまり​お金の​無駄だ」と​いう​思考に​つながる​ことは、​普段の​暮らしでは​あまりないかもしれません。

しかし、​「Time is Money.​(時は​金なり)」と​いう​ことわざが​あるように、​時間は​お金同様に​貴重な​ものであり、​使い方に​よっては​人生の​損得に​関わります。

これを​ビジネスに​当ては​めてみましょう。​仕事を​するには​時間が​かかりますが、​ある​目的を​一定の​品質で​成し遂げる​ための​「やり方」次第では、​目的達成に​かかる​時間を​大幅に​削減する​ことができます。​仕事に​かかる​時間が​短くなると​いう​ことは、​その​時間に​対して​経営者が​支払う​経費も​少なくなると​いう​ことです。

最も​分かりやすい例が、​従業員に​対して​支払う​人件費です。​所定労働時間内に​業務が​終わらず​残業した​場合、​従業員に​対する​残業代の​支払いが​発生します。​オフィスなどの​光熱費も​余計に​かかります。​「時間内に​終わらない​場合は​残業して​当然」ではなく、​「今の​方法は​本当に​効率的か」と​問い​かけて、​業務の​仕方や​優先順位を​正しく​判断して​無駄な​残業を​無くす​ことが​重要です。

飲食店や​小売店で​あれば、​日々の​オペレーションを​見直してみましょう。​調理や​食器洗いの​手順、​商品の​陳列方法など、​効率的な​やり方を​模索する​ことで、​それまで​かかっていた​時間より​短い​時間で​業務が​こなせるようになります。​仕事が​早く​終われば、​他の​業務に​時間を​割く​ことができます。​同じ​時間内でも、​効率的な​接客で​多くの​お客様を​捌く​こともできるでしょう。​時間を​有効活用する​ことで、​売り上げに​も​つながる​場合も​あります。

在庫管理に​無駄な​時間を​かけていませんか。​効率的な​在庫管理方法を​確立していないと、​在庫の​出入りが​あるたびに、​帳簿と​実際の​在庫の​間に​ズレが​生じ、​その都度在庫を​数え直す​必要が​あったり、​在庫不足に​気づかず​お客様に​迷惑を​かけたりする​ことも​あるかもしれません。​また、​在庫を​ためてしまうと、​保管スペースの​確保や​維持費にも​コストが​かかります。​Squareの​POSレジは、​商品が​売れた​時点で​在庫情報を​更新し、​いつでも​どこからでも​最新データを​確認する​ことができます。​在庫が​少ない​商品や​売り​切れ商品などの​情報を​メールで​受け取る​こともでき、​在庫管理を​より​効率的に​正確に​行う​ことができます。​在庫管理に​かける​時間を​節約して​業務全体の​効率を​上げましょう。

スムーズな​会計処理は、​時間の​節約だけでなく、​お客様の​満足度アップに​も​つながります。​金額の​入力ミスや​決済エラーなどを​防止する​ために、​全ての​従業員が​正確に​素早く​会計処理が​できるよう教育を​徹底しましょう。​Squareの​アカウントを​お持ちで​あれば、​普段から​使い慣れている​スマートフォンや​タブレット端末などの​スマートデバイス上で​Square POSレジを​お使いいただけます。​専用の​IC カードリーダー​(Square リーダー)と​併せて​使えば、​クレジットカードや​電子マネーでの​決済も​簡単に​受け付ける​ことができ、​スピーディーな​会計が​実現します。​Squareでは​月額利用料金などの​固定費用は​かかりません。​決済ごとの​手数料だけで​運用が​できるので、​ランニングコストを​抑えられます。​初期費用は​Square リーダーの​購入費7,980円​(税込)のみ。

目に​見える​ものから​見直す

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オフィス、​従業員の​控え室、​お店の​外観、​トイレ、​社内文書、​目に​見える​全ての​ものの​使い方を​見直してみましょう。

ペーパーレスへの​取り組みを​強化しましょう。​たとえば、​領収書や​請求書の​発行・送付です。​これらの​文書は、​法律上では​原則紙に​よる​保存が​義務づけられていますが、​一定の​条件を​満たしている​場合は​電子データに​よる​保存も​認められています。​お客様の​中には、​スマートフォンや​パソコンなどで​簡単に​確認・管理できる​電子式の​書類を​好む​方も​いらっしゃいます。

また、​請求書を​送付するだけでも、​印刷、​封筒や​切手の​購入、​発送料と、​あらゆる​出費が​発生します。​宛先や​送る​部数が​増える​ほど、​出費は​かさんでいきます。​お客様が​どのような​形式を​希望しているのかを​確認して、​積極的に​ペーパーレス化に​取り組みましょう。

Squareでは、​POSレジに​プリンターを​接続して​紙の​レシートを​発行できますが、​お客様の​SMSに​電子レシートを​送る​こともできます。​お客様の​メールアドレスに​クラウド請求書を​送る​こともできるので、​紙の​やりとり無しで​支払いを​受け付ける​ことができます。

他にも、​従業員の​提出書類など​社内文書の​作成や​提出の​プロセスも​電子データや​メールを​使って​紙に​かかる​コスト削減を​目指しましょう。​大量の​紙は​保管するにも​コストが​かかる​ことを​忘れては​いけません。

従業員の​勤務時間を​管理するには、​Squareの​従業員管理機能が​おすすめです。​タイムカードを​購入する​必要がなく、​スマートデバイス上で​全ての​従業員の​勤怠を​一元管理する​ことができます。

広告媒体も​見直すポイントです。​チラシや​ポスティングを​していても​集客効果が​見られないようならば、​ターゲットを​変えるか、​コストの​かからない​広告媒体に​切り替える​ことを​検討しましょう。​メルマガ配信や​ソーシャルメディアを​利用した​情報発信は、​印刷費や​チラシ配りなど​人件費を​かける​ことなく​不特定多数に​向けて​宣伝を​拡散する​ことができます。

参考:読まれない​メルマガに​さようなら。​メールマーケティングを​始めるべき理由まと​め

仕入れ品目や​商品の​生産方法は​どうでしょうか。​売れない​ものを​仕入れたり​生産し続けする​ことは​無駄な​コストに​なるだけです。​商品や​サービスの​売れ行きを​しっかりと​把握して、​確実に​売り上げになる​ものを​仕入れましょう。​生産の​仕方も​見直して、​失敗や​無駄を​抑えた​工程を​模索しましょう。

文房具や​コピー機、​従業員が​使う​トイレットペーパーなどの​備品や​消耗品は、​従業員一人​ひとりの​意識を​高める​ことで​コスト削減に​つなげる​ことができます。​社内メールや​ミーティングなどを​利用して​注意喚起を​呼びかけましょう。

「目に​見える​もの」の​節約は、​経営者と​従業員が​一丸と​なって​取り​組んで​こそ​効果が​期待でき、​徹底すればする​ほど​削減できる​コストは​大きくなります。

目に​見えない​ものも​コスト削減対象!

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目に​見える​ものは、​使った​分だけ​減ったり​無くなったりするので、​コスト削減は​取り組みやすいかもしれません。

それでは、​目に​見えない​ものの​コスト削減は​どうでしょう。​たとえば、​光熱費です。​オフィスの​電気を​点ければ​部屋が​明るくなるのは​当然で、​蛇口を​ひねれば​水が​出るのも​当たり前と​思っている​従業員が​多いのではないでしょうか。​しかし、​当然ながら、​部屋を​明るくしている​光の​一筋にも、​食器を​洗う水の​一滴にも​お金が​かかっていて、​誰かが​その​お金を​負担しています。

電気の​付けっ放しや​水の​出しっ放しなど、​明らかに​業務に​必要ない​無駄な​コストは​積極的に​減らして​いかなければなりません。​消費している​ものが​目に​見えないと、​つい​無意識に​なりがちですが、​節約を​呼びかける​張り紙を​したり従業員同士で​声を​掛け合ったりして​小さな​ことから​コスト削減を​徹底してみてください。

飲食店や​美容室など、​お客様の​滞在​時間が​比較的長いと、​夏場や​真冬など​店内の​空調にも​気を​配る​必要が​出てきます。​冷暖房に​かかる​電気代や​ガス代は、​毎日​払い​続ける​ことを​考えると​莫大な​出費に​なります。​たとえば、​窓際の​空調だけを​強めに​したり、​季節に​合わせて​快適に​過ごせるように​内装を​工夫して、​できる​範囲で​光熱費の​節約に​取り組んで​みましょう。​また、​電力や​ガスの​自由化に​よって、​消費者自ら供給会社を​選べるようになりました。​料金メニューや​特徴を​しっかり​比較して、​メリットとなる​契約内容を​選ぶようにしましょう。

電話料金も​目に​見えない​出費です。​必ずしも​対面や​口頭に​よる​やりとりが​必要ではない​場合や、​お客様や​取引先が​文面に​よる​連絡を​好む​場合は、​積極的に​メールを​利用しましょう。​インターネット通信に​よる​IP電話は​無料の​ものが​多く、​カメラや​マイクを​接続して​相手の​顔が​見える​ビデオ会議が​利用できる​サービスも​あります。

「目に​見えない​もの」も、​使い方や​利用している​ツールを​見直す​ことで、​コスト削減に​つながるアイデアは​たくさん​出てきます。

とは​いえ、​極端な​コスト削減は、​不便や​不満を​招く​ことにもなりかねません。​経費節約だけに​意識が​偏りすぎて、​従業員に​とって​不快な​職場環境を​作ってしまうと、​かえって​業務の​効率が​落ちたり、​働く​意識を​低下させたりする​ことに​なります。

まずは​できる​ことから​見直し、​少しの​節約でも​長期に​渡れば​大きな​コスト削減になると​いう​ことを​忘れず、​みんなで​アイデアを​出し合いながら​取り​組んでいきましょう。

執筆は​2017年5月24日​時点の​情報を​参照しています。​2019年3月27日、​2020年8月​4日に​記事の​一部情報を​更新しました。
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