独立するなら今!日本語教師の働き方改革

インバウンドやアジアからの留学生の増加など、グローバル化が加速している日本。そんな背景もあって現在、日本語教師の需要が高まっています。文化庁の発表によると、国内での日本語学習者は2010年度には167,594人でしたが、2017年度には239,597人にまで増えています。

参考:平成29年度国内の日本語教育の概要(文化庁)

今回は、日本語教師の仕事について紹介するとともに、日本語教師の独立についてスポットを当てて紹介します。

日本語を母国としない人に日本語を教える仕事

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日本語教師の仕事は、日本語を母国としない人に日本語を教えることです。日本語教師の仕事は、ボランティアとして教えている人から高度なビジネススキルが必要なケースまで、業務は多岐にわたるのが特徴です。国家資格は必要ありませんが、民間の日本語学校や高等教育機関で働くためには、資格を持っていると有利です。

具体的には日本語教師養成講座を修了している、日本語教育能力試験に合格している、大学または大学院で日本語教育を専門に学んでいたことが資格にあたります。

前述の文化庁の発表によれば、日本国内には4万人近い日本語教師がいます。内訳としては、約6割がボランティアというのが実態です。残りは常勤と非常勤などで働いています。

それに対して2017年末時点での、在留外国人の数は過去最高のおよそ256万人です。今後も国内での日本語教師の需要は高まると予想されさらに国内だけにとどまらず日本文化の普及に合わせて海外での仕事が増えることも考えられます。

参考:平成29年末現在における在留外国人数について(確定値)(法務省)

日本語教師の活躍場所と報酬

日本語教師は実際に、どんな場所で活躍しているのでしょうか。日本語学校や大学で、留学生などに教えるケースが多いでしょう。それ以外には、企業が外国籍の従業員に日本語を教えてほしいと依頼をする企業内でのレッスンも考えられます。少子高齢化が進み、企業として海外の若者を雇用する場合、来日前に日本語教育を施す、いわゆる「渡日前教育」の必要性も高まる可能性があります。

また海外赴任などで来日したビジネスマンなどの子どもに、学校機関で教えることもあります。すでに日本で生活をしている外国人が、日本語のブラッシュアップのために民間の日本語学校に通ってくるケースもあるでしょう。このように日本語教師の仕事は、国内外を問わず活躍できる場所が数多くあります。

さて気になる日本語教師の報酬ですが、常勤で年収200万から300万、非常勤の場合は一コマ2,000円前後が相場だといわれています。また、JICAなどから海外へ派遣される日本語教師の報酬は、現地の生活水準に合わせた給料が支払われます。

日本語教師として独立した時のメリットとデメリット

日本語教師に限らず、専門職のキャリアを積んでいくと「独立」という選択肢を検討するタイミングが訪れます。独立をしたときのメリットとデメリットを知っておきましょう。

日本語教師として独立をするメリットは、なんといっても働く場所と時間が自分で選べることです。国内にとどまらず、海外で活躍することもできます。さらに自分で学校を経営すれば教え方、経営方針も自由に決められます。フリーランスの日本語教師として、企業で教えることも可能でしょう。稼いだ報酬は、すべて自分の手取りになります。自由度が高く、自分のやり方で日本語教師として活躍ができるというメリットは大きいといえます。

一方、デメリットとしては営業活動をはじめ教材の準備などもすべて自分で賄う必要があることです。生徒募集から始まり、企業への営業活動、また学校の開講となれば初期投資もかかります。長年日本語教師として働いていて、人脈などがあれば楽かもしれません。とはいえ、すべて自分で新規開拓をするということはかなりの負荷がかかります。今まで日本語教師として常勤で働いていた人は、それまでの安定した収入が不安定になるデメリットもあります。

このように日本語教師として独立をするにあたっては、メリットとデメリットをしっかりと把握して、準備期間を十分に取りましょう。フリーの日本語教師に定年はありません。年齢に関係なくずっと働ける日本語教師の独立は、デメリットよりもメリットの方が大きいのではないでしょうか。

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プライベートレッスンの提供など、日本語教室を経営する際の集客アイデア

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日本語教師として独立するにあたり、事前リサーチは欠かせません。ここでは独立後に役立つ集客のアイデアを紹介します。

一例として自分で教室を開く場合、自宅が活用できるなら初期投資の負担が少なくて済みます。自宅が活用できない場合は、カフェや安く借りられる公共施設などでのレッスンを検討しましょう。教える場所が確定したら次は、肝心要の生徒募集について考えていきます。

まずは日本語教室の先生が集まるセミナーなどに参加をして、情報収集をしましょう。ある程度方向性が固まったら、ターゲットごとに集客を考えます。たとえばビジネスマンに絞る場合。日本語教師を募集している企業を探して、メールで資料を送付したり、電話でアポを取ったりして営業を行ないます。また、インターネットの日本語教師募集サイトを使うのも一つの方法です。

可能であれば自分で生徒募集のサイトを立ち上げ、ソーシャルメディアも活用して生徒募集を出します。チラシを作って、外国人がよく来るスーパーなどに置いてもらう方法もあります。国内で日本語教師としてフリーでやっていける目途がついたならば、次のステップとして海外で活路を見出すこともできるでしょう。

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執筆は2019年5月7日時点の情報を参照しています。
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