Facebookショップが​日本でも​サービス開始!​今だから​こそできる​中小企業の​Facebook活用方法とは?

月間アクティブ利用者数が​全世界で​26億人を​誇る​巨大ソーシャルメディア、​Facebookが​2020年6月、​「Facebookショップ」を​日本国内でも​サービスを​開始しました。​既に​Facebookページを​活用している​事業者には​注目の​サービスです。​また、​現在は​利用していない​中小企業や​個人事業主も、​この​機会に​Facebookを​コミュニケーションや​販路拡大の​手段と​して​使ってみては​いかがでしょうか。

ソーシャルメディアは、​今や​人々に​とって​大きな​情報源に​なっています。​たとえば、​日本の​新聞の​発行部数は​朝刊が​2019年で​約2,860万部ですが、​Facebookの​国内アクティブ利用者数は​2016年時点で​2,500万人、​グループサービスである​Instagramは​2019年時点で​3,300万人と、​既存メディアよりも​情報が​多くの​消費者の​目に​届く​可能性が​あります。

参考:
Facebook社 2020年第1四半期​(1月-3月)​業績ハイライト​(Facebook)​
新聞の​発行部数と​世帯数の​推移​(日本新聞協会)
Facebookの​国内アクティブユーザーは​2500万人、​92%が​モバイル利用——10代ユーザーの​割合は​少ない?​(2016年4月21日、​TechCrunch)
Instagramの​国内月間アクティブアカウント数が​3300万を​突破​(Facebook)

それでは、​Facebookを​ビジネスに​どう​活用できるのか、​機能を​見ていきましょう。

中​小企業が​Facebookを​使う​メリット

中​小企業が​Facebookを​使う​メリットは、​なんと​いっても​少ない​予算で​始められる​点です。​まずに​行いたいのは、​「Facebookページ」を​作成する​ことです。​Facebookページの​作成・運営は​無料です。

無料で​企業ページが​作れる​「Facebookページ」

facebookpage

The New York Times Facebookページ

Facebookには​個人の​利用者向けの​機能とは​別に、​企業や​個人事業主、​アーティスト、​自治体などが​利用できる​「Facebookページ」と​いう​機能が​あります。​店舗や​サービス名を​登録でき、​文章や​写真、​動画を​投稿できるだけでなく、​Facebookの​アカウントを​持っていなくても​ページに​アクセスできるので、​お客様に​商品や​サービスを​知って​もらうには​ぴったりの​機能です。

さらに、​お客様が​Facebookページに​「いいね」を​すると、​Facebookページへの​投稿が​お客様自身の​ニュースフィードに​表示され、​最新情報を​伝える​ことができます。​さらに​お客様が​投稿を​シェアすれば、​お客様の​友人にも​アピールする​ことができます。​複数人で​一つの​Facebookページを​管理できるので、​複数で​投稿を​行いたい​場合にも​対応しています。

Facebookページには​動画なども​投稿できるので、​たとえば​商品や​サービスを​紹介する​イメージビデオなどを​投稿して、​お客様に​わかりやすく​事業内容を​知って​もらう​ことができます。

また、​ソーシャルメディアの​特徴と​して、​お客様との​距離を​近づけると​いう​効果が​あります。​ビジネスとは​直接関係が​ない​ことでも、​Facebookページに​近況や​作り手の​様子などの​投稿を​する​ことで、​お客様に​親近感を​持って​もらうと​いう​効果を​狙う​ことができます。​ Facebookページを​運営している​事業者の​中には、​ミーティング風景や​厨房内の​様子を​投稿したり、​クイズや​投票のような​参加型コンテンツを​投稿したりする​ことで​お客様との​距離を​縮めている​ケースも​あります。

日本でも​使えるようになった​「Facebookショップ」

facebook Shop1

2020年6月から​日本でも​利用が​可能に​なったのが​「Facebookショップ」です。​Facebookページ、​Instagramの​プロフィール・ストーリーズ、​広告から​アクセスできる​オンラインの​ショップに​なります。​利用に​料金は​かかりません。​商品は​簡単に​登録できるようになっており、​複数商品も​一度に​登録する​ことができます。​商品や​サービスの​イメージに​合わせて​画面の​レイアウトを​選ぶことも​可能です。​無料かつ​複雑な​手間を​かけずに、​商品を​売る​ことができます。​ただし導入時には​Facebookに​よる​審査が​あります。​また、​Facebookショップは​2020年6月から​数カ月かけて​利用者を​増やしていく​予定なので、​アカウントに​よっては​利用できるまでに​時間が​かかる​ことが​あるかもしれません。

参考:Facebookショップを​国内で​提供開始、​中小ビジネスの​オンライン事業を​サポート​(Facebook)

Facebookショップを​使う​メリット

facebook shop2

導入費用も​専門知識も​不要
Facebookショップの​メリットは、​まず、​導入費用が​不要で​手軽に​開設できる​ことです。​また、​商品の​登録などの​過程が​簡単で、​高度な​デザインや​技術の​知識が​不要な点です。

実店舗のように​お客様への​サポートが​できる
実店舗で​お客様と​会話を​しながら商品を​すすめたり、​質問に​答えたりするのと​同じように、​お客様と​チャットで​やり​取りしながら​必要な​サポートを​提供できます。​オンライン上でも​お客様と​丁寧な​やり取りを​心がける​ことで、​信頼度が​上がり、​実店舗に​来て​もらう​機会に​つながるかもしれません。

お客様が​スムーズに​買い物できる
お客様に​とっては、​普段から​馴染みの​ある​プラットフォームである​Facebook上で​さまざまな​商品を​見て​買い物が​できると​いう​便利さも​メリットです。

Facebookショップを​使う​際の​注意

ECサイトが​ないと​販売できない
日本国内で​利用できる​Facebookショップ自体には​決済機能が​ありません。​そのため、​他の​ECサイトに​移動して​決済する​ことに​なります。​ECサイトが​ない​場合、​ECサイトを​別途用意する​必要が​あります。​Squareには、​無料で​ECサイトを​開設・運営できる​Square オンラインビジネスと​いう​機能が​あります。​Facebookショップとの​連携は​もちろんの​こと、​Facebookの​メッセージ機能​「Messenger」とも​連携させる​ことができます。​詳しい​料金プランは​こちらから​ご確認ください。​合わせて、​Square オンラインビジネスを​活用している​ECサイト・ネットショップの​事例も​ぜひ参考に​してください。

参考:Facebookショップを​国内で​提供開始、​中小ビジネスの​オンライン事業を​サポート​(Facebook)

無料で​クーポンを​配布できる

い​ざ発行するとなると、​印刷や​管理などが​面倒な​クーポンですが、​「Facebookクーポン」機能を​活用すれば、​無料で​簡単に​クーポンが​発行できます。​発行した​クーポンは​Facebookページを​いいね!​してくれた​お客様の​ニュースフィードに​表示される​他に、​Facebookページの​「クーポン」の​タブにも​表示されます。

店頭もしくは​ECサイトで​利用できる​クーポンを​作れるので、​事業内容や​キャンペーンに​よって​使い​分けが​できます。​無料ではなく​広告と​して​クーポンを​出す場合、​地域や​年齢を​細かく​ターゲティングする​ことが​可能です。

参考:
クーポンを​投稿し、​ビジネスの​売上を​促進しましょう​(Facebookビジネス)
クーポン広告に​ついて​(Facebookビジネスヘルプセンター)

Facebookライブ動画配信

facebook live

▲Facebookが​5月に​発表した​「Live Chat With Friends」機能。​この​機能は​2020年夏より​各国で​利用可能になる​予定です。

新型コロナウイルス感染拡大の​影響で、​自宅で​気軽に​楽しめる​動画への​注目が​高まっています。​そこで​活用したいのが​Facebookの​「ライブ動画配信」です。​ 

Facebookの​ライブ配信は、​配信に​関する​詳しい​知識がなくても、​簡単に​動画を​配信する​ことができます。​ライブ動画が​始まると、​Facebookページに​いいね!を​してくれた​お客様に​通知が​されます。​スマートフォンからも、​パソコンからも​配信できます。​たとえば、​スマートフォンからは​「レストラン内を​案内する」コンテンツなど​ライブ感の​ある​もの、​パソコンからは​「事業者や​スタッフと​語り合う」などの​腰を​据えてお客様と​コミュニケーションする​コンテンツなどが​考えられます。​視聴者数や​コメントが​画面内に​表示されるので、​お客様と​直接コミュニケーションを​取れる​点が​メリットです。​配信した​動画を​保存しておけばリアルタイムで​視聴できなかった​人にも​後日観て​もらう​ことができます。

参考:ライブ配信に​ついて​(Facebookビジネスヘルプセンター)

より​絞り​込んだ​購買層に​安価で​リーチできる

Facebookを​活用して、​さらに​一歩​進んだ​ビジネス戦略を​実施したいと​考える​企業には、​ターゲットを​絞った​Facebook広告が​おすすめです。

通常の​Facebookページに​投稿を​しただけでは、​いいね!を​した​お客様に​しか​投稿が​表示されませんが、​投稿を​見て​ほしい​層に​ターゲットを​絞った​広告を​行うことに​よって、​より​広く​多くの​お客様に​ビジネスを​アピールする​ことができます。

Facebook広告では、​年齢や​住んでいる​地域、​趣味や​関心事項などから​広告を​出す相手を​絞る​ことができます。

たとえば、​「A市から​半径5kmに​住んでいる、​旅行に​興味が​ある​40代男性」のように、​自社ビジネスと​より​親和性の​高いターゲットに​対して​広告が​表示されます。​客層を​絞らずに​広告を​出すよりも、​高い​効果が​期待されます。​また​逆に、​広告の​表示エリアを​海外に​する​ことで、​海外の​お客様にも​リーチする​ことができるので、​インバウンド効果を​狙う​事業者は​試してみる​価値が​あるでしょう。

広告を​出す申し込みは​オンラインから​でき、​少額から​試す​ことができます。​「日々の​業務に​追われてなかなか​マーケティングまで​手が​回らない」と​いう​事業者が​気軽に​試せる​マーケティング手段の​一歩目としておすすめです。

参考:Facebook広告の​ターゲット設定オーディエンス​(Facebookビジネス)

Facebookは​マーケティングの​第一歩に​最適

2016年に​消費者庁が​行った​調査に​よると、​ソーシャルメディアの​情報を​きっかけに​商品の​購入や​サービスの​利用したきっかけに​なったのは、​「友達が​アップや​シェアを​した​情報」と​回答した​人が​ 27.8%、​次いで​「お店や​メーカーの​公式アカウントが​アップや​シェアを​した​情報」と​回答した​人が​26.2%、​「芸能人や​有名人が​アップや​シェアを​した​情報」と​回答した​人が​19.9%と​なっています。

参考:平成28年度 消費生活に​関する​意識調査 結果​報告書– SNSの​利用及び消費者教育等に​関する​調査(消費者庁)

この​データから、​商品や​サービスを​提供する​側が​ソーシャルメディア上で​活発に​情報発信を​行う​ことで、​購入に​つながり、​売り上げにも​影響する​ことが​推測されます。​まずは​手間も​費用も​負担が​少なく、​工夫次第で​お客様との​距離を​縮められる​Facebookで​ファンを​増やし、​売上拡大に​つな​げてみては​いかがでしょうか。

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執筆は​2020年7月7日​時点の​情報を​参照しています。​2020年10月20日に​記事の​一部情報を​更新しました。
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