アウトドアビジネスでカード決済を導入するメリットとは

夏休みに入り、海水浴にキャンプ、バーベキュー、釣りなど一年の中でも野外での活動が楽しいシーズンになりました。

今回は、アウトドアビジネスの経営者やこれからアウトドアビジネスを始めたい人向けに、カード決済を導入するメリットをお伝えします。

アウトドアとは

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アウトドアと一口にいっても、実際にはどのような活動があるのでしょうか。たとえば、一年を通じて楽しめるアウトドアとしてサイクリングや登山、ハイキング、釣りなどがあります。他にも、連休を利用してのキャンプもアウトドアの代表格です。

最近では豪華にキャンプを楽しむ、グランピングも注目を集めています。夏場には海でのサーフィンや海水浴、川でのラフティングなど水辺でのアクティビティ、冬場にはスキーやスノーボードなども人気があります。よりスポーティーな体験としては、プロのインストラクターとともに楽しむラフティング、ハンググライダー、ロッククライミングなどがあります。

アウトドアというと体を動かして活動的に過ごすイメージがありますが、自然の中でゆったり時間を過ごすものもあります。野外で楽しむバーベキューではいつもの食材がよりおいしく感じられる人も多いのではないでしょうか。また、農園でのいちご狩りやぶどう狩りといった収穫体験もアウトドアといってもよいかもしれません。近年は市民農園や農家の一角を借りて、ガーデニングよりも少し本格的に野菜や果物の栽培に取り組む人も増えているようです。

アウトドアは余暇の活動として友人や家族と楽しむほか、学校の授業の一環、サークルやクラブでの活動としても取り入れられています。

アウトドアビジネス

アウトドアに関するビジネスとしては、施設や体験を提供するビジネスのほか、アウトドアに必要な装備のレンタル業があります。また、アウトドアを楽しむ人たちを対象に食事を提供するレストランやカフェといった関連ビジネスも挙げられます。

施設や体験を提供するビジネス

サイクリングやハイキングなどの比較的チャレンジしやすいアクティビティもありますが、スキーやスノーボードのように整備された環境が必要なもの、特に初心者の場合インストラクターによる指導やサポートが必要なアクティビティもあります。また、指導は必要ないもののキャンプのように滞在・宿泊する場所が必要なものがあります。

アクティビティごとのニーズを捉えて、装備や施設や、体験を提供するのがアウトドアビジネスではないでしょうか。

レンタル業

ラフティングやハンググライダーのように特殊な装備が必要なものや、少ない荷物でアウトドアを楽しみたい人や、年に数回しか利用しない装備はレンタルで済ませたいといったニーズもあるでしょう。

サーフボードやスノーボードなどのレンタル、バーベキューに利用する調理器具のレンタルといったビジネスがアウトドアに関連するレンタル業にあたります。

関連ビジネス

直接的にアウトドア体験を提供したり、必要な装備をレンタルしたりというだけでなく、アウトドアを楽しむ人の近くで飲食を提供するといった関連ビジネスも存在します。

たとえば、海水浴場の近くで食事や休憩場所を提供する海の家がこの分野のビジネスにあたります。山では登山客に休憩したり宿泊したりする場所や食事を提供する山小屋があります。

アウトドアビジネス成功のためにできること

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登山ブーム、キャンプのラグジュアリー版のグランピングの流行といったトレンドはアウトドアビジネスの追い風になるかもしれません。

日本のスノーリゾートでのスキーやスノーボード、風光明媚な自然を楽しめる登山やハイキングは国内のお客様にとどまらず、海外からのお客様からも定評があります。北海道のニセコ町は、オーストラリアをはじめ世界中からスノースポーツを楽しみたいという観光客を魅了しているといった話題を耳にしたことがある人も少なくないでしょう。今後世界の注目を集める可能性のある地域やアウトドアもあるかもしれません。

このような状況を踏まえて、どのようにお客様を呼び込み、アウトドアビジネスを成功に導くことができるでしょうか。さまざまな施策がありますが、アウトドアビジネスに共通するものとして、クレジットカード決済の導入によるお客様の利便性や満足度の向上と、インバウンドの取り込みがあります。

クレジットカード決済によるお客様の利便性と満足度の向上

アウトドアビジネスが他のビジネスと異なる点は、インターネット環境が整備されていない場所、銀行やコンビニエンスストアが近くにない環境で事業を営まなければらないことがあるという点です。

お客様もこの点を考慮して支払いのための現金を用意しているかもしれませんが、現金に加えてクレジットカード決済を支払い方法として提供することでお客様の利便性を確実に向上させることができるでしょう。

お客様としてはちょっとした買い足しに手持ちの現金や小銭が不足してしまう、事業者としてはお釣りがなくなって困るといった状況などを回避でき、お互い気持ちよくスムーズに取引ができます。

また、手持ちの限られた現金でなく、クレジットカードで支払いができることで、「せっかくだしこれも一緒に買っておこう」「これも必要になるかもしれないし買っておこう」という消費者心理にうったえ、売り上げの向上につながるかもしれません。

また、スマートフォンなどを利用したクレジットカード決済システムの場合、お客様に支払いに来てもらうのではなく、お客様のところに行って支払い処理をすることができます。お客様をわずらわせることなく、また、目の前で決済できる安心感は、利便性だけでなく満足度の向上にもつながるのではないでしょうか。

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クレジットカード決済によるインバウンド対策

海外から日本を訪れるお客様は年々増加し、今後も増加することが期待されます。

参考:出入国者数(観光庁)

海外からの観光客には、クレジットカードの利用に慣れているお客様も少なくありません。クレジットカードが利用できれば、外国で高額な現金を持ち歩くストレスからも解放され、両替に煩わされることもありません。

外国からのお客様を迎えたいと考えているアウトドアビジネスでは、インバウンド対策という点でもクレジットカード決済の導入を検討しておきたいところです。

本記事ではアウトドアビジネスでクレジットカード決済を導入するメリットについて紹介しました。これまで自然の中でネットワークが完備されていないなどの理由からクレジットカード決済の導入を見送ってきたアウトドアビジネスの事業者もいるかもしれません。この記事をきっかけにクレジットカード決済の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

執筆は2018年7月30日時点の情報を参照しています。2022年9月15日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash