美容室にクレジットカード決済を導入するメリットは?選び方も紹介

キャッシュレス決済の利用が増えるなか、美容室でもクレジットカード決済への対応は重要になっています。カットやカラーなどの施術に加え、ホームケア商品などの店販品を購入したい場合も、お客さまが現金の持ち合わせを気にせず支払える環境があると便利です。一方で、クレジットカード決済の導入費用や決済手数料、入金サイクルが気になり、導入を迷っているサロンオーナーもいるかもしれません。

本記事では、美容室にクレジットカード決済を導入するメリットや注意点、決済サービスの選び方、導入方法をわかりやすく解説します。

📝この記事のポイント

  • クレジットカードは、国内のキャッシュレス決済のなかで最も使用されている支払い手段
  • 美容室がクレジットカード決済に対応すると、追加メニューや店販品の購入につながる可能性がある
  • 現金管理やレジ締めの負担軽減、会計業務の効率化などの効果も期待できる
  • 導入時は、初期費用、決済手数料、月額費用、入金サイクル、サポート体制の確認が重要
  • Squareなら決済端末代と決済手数料のみで手軽にクレジットカード、電子マネー、QRコード決済を導入できる
目次


国内のクレジットカード決済の現状

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経済産業省が公表した統計によると、2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%(国内指標)で、決済額は162.7兆円でした。そのうち、クレジットカードは82.7%(134.6兆円)とキャッシュレス決済の中で最大額を占めています1

また、株式会社ジェーシービーの「キャッシュレスに関する総合調査 2025年度版」によると、クレジットカードの保有率は85%、利用率は81%で、QRコード決済や電子マネー、デビットカードといったほかのキャッシュレス決済手段よりも保有率・利用率ともに高い結果が出ています2

OREND(オレンド)が2026年5月に実施した調査結果によると、美容室で使えると嬉しい支払い方法の1位がクレジットカード(46.0%)でした3。多くのお客さまが使い慣れているクレジットカード決済に対応しておくことで、幅広いお客さまの来店を促せるほか、追加メニューなどの取りこぼしを防ぐ効果も期待できそうです。

美容室でクレジットカード決済を導入するメリット

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美容室がクレジットカード決済を導入すると、売上機会の拡大や会計業務の効率化が期待できます。ここでは、主なメリットを紹介します。

客単価の向上が期待できる

クレジットカード決済に対応していると、お客さまが現金の持ち合わせを気にせず、追加メニューや店販品を選びやすくなります。たとえば、トリートメントやヘッドスパ、ホームケア商品を提案した際、クレジットカード払いに対応していれば、「今日は持ち合わせがない」という理由での機会損失を減らせる可能性があります。

特に美容室では、カラーやパーマ、髪質改善、トリートメントなどを組み合わせることで、支払い金額が高くなることがあります。美容室でよく使われる支払い方法を客単価別に調べたOREND3の調査では、客単価が「2,000円未満」「2,000〜5,000円未満」の場合は現金払いの割合がクレジットカードを上回っていたのに対し、「5,000円〜10,000円未満」ではクレジットカードが51.2%、「10,000円〜20,000円未満」では58.6%と、現金払いを上回りました。20,000円以上でもクレジットカード払いの件数が46.2%で最多となっており、客単価が上がるほどクレジットカード利用が増える傾向が見られます3

このことからも、クレジットカード決済に対応することで利用額が高いお客さまを呼び込みやすくなるといった効果が期待できるといえるでしょう。

会計や現金管理の負担を減らせる

クレジットカード決済では、現金の受け渡しや釣り銭の確認が不要です。現金払いに比べて会計をスムーズに進めやすく、施術後のお客さまのレジ待ち時間を減らせるのもメリットの1つです。

また、現金の取り扱いが減ることで、レジ締め作業の効率化にもつながります。閉店後に現金残高を確認したり、釣り銭の過不足を確認したりする負担を減らしやすくなります。クレジットカード決済の取引履歴や売上高は管理画面などから簡単に確認できる場合が多いため、手計算の負担も減らせます。少人数で運営している美容室や個人サロンにとって、クレジットカード決済は日々の業務効率化に役立つ支払い手段です。

クレジットカードの事前決済で無断キャンセルを防げる

クレジットカード決済が便利なのは、店頭での支払いだけではありません。予約システムとクレジットカード決済を組み合わせれば、予約時に事前決済を受け付ける、キャンセルポリシーを事前に設定しておいて、予約当日の無断キャンセルや直前キャンセルの際には事前に登録してもらったクレジットカードにキャンセル料を請求する、といった対策ができます。

美容室では、予約当日の無断キャンセルや直前キャンセルが発生すると、予約枠が空いてしまい、売上機会の損失につながります。特にスタッフ数が限られる店舗では影響が大きくなりやすいため、クレジットカード決済を導入する際には、予約システムと連携できるかどうか、オンラインでのクレジットカード決済に対応しているかどうかを確認しておくとよいでしょう。

美容室でクレジットカード決済を導入する際の注意点

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クレジットカード決済にはメリットがある一方で、費用や運用面の注意点もあります。導入前に確認しておきましょう。

導入費用や決済手数料がかかる

クレジットカード決済を導入するには、決済ごとに発生する決済手数料のほか、決済端末の購入費や月額利用料などがかかる場合があります。費用はサービスによって異なるため、初期費用だけでなく、月額固定費や振込手数料などに、想定されるクレジットカード決済の件数を踏まえた決済手数料の試算額を加えた総コストで比較するのがおすすめです。

費用の種類 詳細
初期費用 決済端末の購入費、初期設定費用など
月額費用 システム利用料、端末レンタル料、サポート費用など
決済手数料 カード決済ごとに売上金から差し引かれる費用
振込手数料 売上金が口座へ振り込まれる際の手数料

資金繰りに影響する可能性がある

クレジットカード決済は現金払いとは違い、売上金がお会計時に手元へ入るわけではありません。入金サイクルは決済代行サービスやプランによって異なり、翌営業日に入金される場合もあれば、月1回や月2回の入金サイクルの場合もあります。

美容室では家賃や材料費、人件費、広告費などの支払いが毎月発生します。支払い時期と入金タイミングが合わないと、資金繰りに影響する場合があります。導入前には入金サイクルや、早期入金にかかる手数料などを確認しておきましょう。

通信障害や端末トラブルが起きる恐れがある

クレジットカード決済は、通信環境や決済端末を利用して処理します。そのため、通信障害や端末トラブルが起きると、一時的に決済を受け付けられない場合があります。

万が一に備えて代替端末を準備しておく、現金決済など別の決済手段にすぐに切り替えられるように運用ルールを決めておくといった対策をしておけば安心です。電話やメールでのサポート窓口の営業時間も事前に確認しておきましょう。

決済代行会社のSquareのように、決済端末の代わりに手持ちのスマートフォンにアプリを入れるだけで、スマホを使ったタッチ決済でクレジットカード払いを受け付けられるサービスを検討するのもおすすめです。

スタッフのトレーニングが必要になる

クレジットカード決済システムを導入した直後は、スタッフが端末操作に慣れるための教育時間が必要になります。会計操作や返金の手順などをしっかり共有しておくことで、お客さまとのトラブルや会計時の混乱を防げます。以下のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • レジ会計の流れや基本的な操作手順をまとめ、スタッフへ配布する
  • 操作マニュアルを用意し、いつでも確認できる状態にしておく
  • よくある質問やトラブル時の対処法をまとめてレジ周辺に設置する

美容室のクレジットカード決済サービスの選び方

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クレジットカード決済サービスを選ぶ際は、手数料の低さだけでなく、自店舗の運用に合っているかを確認することが大切です。

総コストで比較する

決済サービスを選ぶ際は、決済手数料だけでなく、初期費用、月額費用、端末代、振込手数料を含めて比較しましょう。決済手数料が低くても、月額費用や端末費用、振込手数料がかかる場合、総コストが高くなることがあります。

小規模な美容室や個人サロンでは、月額固定費や振込手数料がかからないサービスを選ぶと、売り上げが少ない月の負担を抑えやすくなります。自店舗の月間売上やクレジットカード決済の利用割合を想定し、年間でどの程度の費用がかかるかを確認しておきましょう。

入金サイクルを確認する

美容室では、材料費や家賃、人件費などの支払いが毎月発生します。入金サイクルが長いと、売上はあるのに手元資金が不足することもあります。

入金スピードの速さに加えて、指定銀行の条件、即時入金サービスの有無も確認しておきましょう。入金サイクルが短いサービスであれば、開業直後や売り上げの変動が大きい時期でも資金繰りを管理しやすくなります。

クレジットカード以外の決済手段も確認する

美容室には、年齢やライフスタイルの異なるお客さまが来店します。クレジットカードだけでなく、電子マネーやQRコード決済にも対応しておくと、支払い方法の選択肢を広げられます。

Visa、Mastercard、JCB、American Expressなどの主要クレジットカードブランドに加え、電子マネー
やPayPayなどのQRコード決済も同時に導入できるか確認しておくとよいでしょう。

サポート体制とセキュリティーを確認する

決済端末の不具合や返金処理などで困ったときに、問い合わせできる窓口があるかを確認しましょう。電話、メール、チャットなど複数の窓口があると安心です。週末や休日でも対応してくれるかも確認しておきましょう。

また、お客さまのカード情報や決済情報を扱うため、セキュリティー対策もチェックしておきたいポイントです。通信の暗号化や不正検知機能があるか、決済情報が端末に残らない仕組みになっているかどうかを確認し、お客さまの決済情報を安全に取り扱えるサービスを選びましょう。

美容室にクレジットカード決済を導入する方法

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美容室にクレジットカード決済を導入する方法は、大きく分けて2つあります。

クレジットカード会社と直接契約する

カード会社や加盟店契約会社と直接契約する方法です。特定のカードブランドだけを導入したい場合には選択肢になりますが、複数ブランドに対応するには、各社と個別に契約を結ぶ必要があります。

また、クレジットカード会社によって入金サイクルも異なるため、入金管理や売上管理といった経理業務が煩雑になる可能性があることも念頭に置いておきましょう。

決済代行会社と契約する

複数のクレジットカードブランドや、クレジットカード以外のキャッシュレス決済手段もまとめて導入したい場合は、決済代行会社との契約が便利です。1回の申し込みで複数の決済手段をまとめて導入でき、さまざまな決済手段の売り上げを1カ所で管理できるため、業務効率化にもつながります。

各社と個別にやり取りする必要がなく、売上金は決済代行会社から一括で振り込まれるため、日々の入金確認やトラブル時の問い合わせ窓口を1つにまとめられます。

主要な決済代行サービスの費用や特徴が気になる人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

美容室のクレジットカード決済にはSquare

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初期費用や月額費用をかけずに、なるべくコストを抑えてクレジットカード決済を導入したい美容室には、決済代行サービスのSquareがおすすめです。Squareの決済端末を導入すれば、クレジットカードに加え電子マネーやQRコード決済も導入できます。Squareは対面決済の場合、以下の決済手段に対応しています。

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アカウント作成や月額費用は無料で、かかるのは決済時の手数料のみ。決済手数料は、対面決済のクレジットカードが2.5%(※1)または3.25%、電子マネー・QRコード決済が3.25%とシンプルな体系です。入金サイクルもスピーディーで、振込手数料無料の通常入金の場合、みずほ銀行と三井住友銀行の口座なら翌営業日に、その他の金融機関をご利用の場合は毎週金曜日に売上金が振り込まれます。さらに、タップひとつですぐに売上金を受け取れる即時入金サービスもご用意しています(※2)。

※1: 年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満の新規かつ中小企業の加盟店の場合、Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discoverの決済手数料を2.5%でご利用いただけます。年間キャッシュレス決済額が3,000万円を超える場合、すべての決済手段においてカスタム決済手数料をご利用いただける可能性がありますので、営業チームまでお問い合わせください。
※2: 即時入金サービスのご利用には、入金額の1.5%の手数料がかかります。

Squareの決済端末は、サロンの雰囲気を邪魔しないシンプルなデザインです。特にSquare ターミナルなどの持ち運びしやすい決済端末なら、お客さまの席でお会計することもできるため、受付とレジ待ちのお客さまの混雑を防ぐこともできます。

さらに、Squareの予約システムを活用すれば、予約時にクレジットカードで事前決済を受け付けることもできます。無料キャンセル期限後にキャンセルが発生した場合は、事前登録済みのクレジットカードにキャンセル料を請求することもできるため、無断キャンセルへの対策にも有効です。

費用を抑えながら、クレジットカードなどのキャッシュレス決済に対応したい、キャンセル対策や業務効率化も同時に進めたいと考えているサロンは、Squareを検討してみてはいかがでしょうか。

Squareなら今すぐキャッシュレス決済導入できる

Squareはアパレル店やカフェからサービス業まで、あらゆる業種に対応するキャッシュレス決済サービスです。クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済が簡単に始められます。アカウント作成は無料、月額利用料も0円。売上は最短即時入金、スマホを使ったタッチ決済なら端末購入も不要と、キャッシュレス化をはやさでサポートします。

まとめ

美容室にクレジットカード決済を導入すると、お客さまが現金の持ち合わせを気にせず支払いやすくなり、追加メニューや店販品の購入につながる可能性があります。会計時間の短縮や現金管理、レジ締め作業の負担軽減にも役立ちます。

一方で、決済手数料や端末費用、入金サイクル、通信障害時の対応などは事前に確認が必要です。決済サービスを選ぶ際は、総コストや入金サイクル、対応できるクレジットカードブランドやほかの決済手段、サポート体制を比較しましょう。

よくある質問

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最後に、美容室のクレジットカード決済に関するよくある質問をまとめました。

美容室のクレジットカード決済は手数料がかかりますか?

はい。クレジットカード決済を受け付けると、店舗側に決済手数料が発生します。手数料率はサービスや決済方法によって異なるため、初期費用や月額費用、振込手数料とあわせて確認しましょう。

クレジットカード決済手数料をお客さまに上乗せできますか?

できません。決済手数料は原則として店舗側が負担する仕組みであり、そのコストをお客さまへ転嫁する行為は加盟店規約の違反にあたるためです。

たとえば「現金払いなら5,000円、クレジットカード払いなら手数料分を上乗せして5,200円」といったように、支払い方法によって異なる価格を設定していることが発覚すると、クレジットカード会社や決済代行会社から契約を解除されるリスクがあります。すべての支払い方法で同一の金額を設定し、ルールを守ってクレジットカード決済システムを運用することが重要です。


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執筆は2018年3月12日時点の情報を参照しています。2026年6月23日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。