飲食店・​小売店向け!​コスト節約と​業務効率化を​叶える​ECサイトの​作り方

簡単に​オンライン販売を​はじめられる​サービスを​目に​する​機会が​増えてきました。​実店舗と​合わせて​オンライン販売にも​力を​入れる​ことは、​いまや​新しい​顧客の​獲得や、​販売機会を​増やすには​欠かせないかもしれません。​とは​いえ複数ある​サービスの​中から​自店に​合う​ものを​見つけるには、​どのような​点を​比較検討すべきか​悩む事業主も​少なくないのではないでしょうか。

たとえば​「どこまでの​作業を​自動化できるのか」​「細かい​手数料なども​合わせて、​コストは​全体で​いくらかかるのか」などは​あらかじめにはっきりとさせて​おきたい点です。

オンラインストアを​手軽には​じめられる​サービスの​一つが、​Square オンラインビジネスです。​小売店は​もちろんの​こと、​オンライン注文の​導入を​検討している​飲食店にも​便利な​サービスです。​初期費用や​月額利用料金は​タダ​(※)、​売上額が​最短で​翌日に​振り込まれるので、​コストや​支払い​サイクルに​悩む​ことなくは​じめる​ことができます。

※プランに​よっては​月額利用料金が​発生する​ものも​あります。

この​記事では​実店舗と​並行して​オンラインストアを​はじめたいと​いう​事業主に​向けて、​Square オンラインビジネスの​特徴や​活用方法、​オンラインストアを​はじめる​メリットや、​サービス選びで​注目したい​ポイントなどを​紹介します。

目次



オンラインストアで​販売する​メリットとは

売上アップが​期待できる

新型コロナウイルス感染症拡大の​影響を​受けて、​ECサイトの​利用が​世代を​問わず​増加傾向に​ある​ことが、​調査結果から​明らかに​なっています。​株式会社セガが​50歳以上の​男女を​対象に​緊急事態宣言期間中の​消費に​関する​調査を​行った​ところ、​2割の​人が​「通販・ECサイト」の​利用が​増えたと​答えています。

また、​株式会社ヴァリューズが​20歳以上の​男女を​対象に​行った​調査では、​感染症影響を​受けて​「日用品」​「食べ物の​出前や​宅配、​持ち帰り」​「食材​(米・野菜・肉など)」​「洋服」​「化粧品」を​インターネットで​購入する​人が​増えたと​同時に、​今後も​継続して​インターネットで​購入したいと​見込む​傾向が​高いと​いう​結果が​出ています。

参考:
緊急事態宣言期間に​おける​シニア世代の​巣ごもり消費に​関する​調査結果​ 生活必需品を​扱うリアル店舗の​利用頻度は​減少、​スーパーでは​70代で​「減った」が​4割を​超える​(株式会社セガ)
【調査リリース】コロナ影響下での​消費者動向、​アフターコロナへの​展望を​調査 収束後も​日用品・食材・化粧品などの​ネット購入は​継続傾向に​(株式会社ヴァリューズ)

たとえば​Instagramの​投稿などで​たまたま​見かけた​商品を​「買いたい!」と​思った​消費者に​対して、​オンラインで​「買える​先」が​なければ、​そのまま​販売機会を​失うことになるかもしれません。​裏を​返せば、​ネットで​購入したい​層に​対して​オンラインでも​買える​環境を​整えておく​ことは、​売上アップに​つながる​施策でも​あります。

低コストで​運営できる

オンラインストアの​開設、と​聞くと​「ある​程度の​予算が​必要……」と​いう​イメージを​抱く​人も​多いかもしれません。​従来は​専門家に​構築を​依頼する​ことが​多かった​ことから、​少々​思い切りの​いる​費用が​発生する​ものでした。​ところが​最近では​初期費用を​かけずに​簡単に​オンラインストアを​開ける​サービスが​続々と​登場しており、​「コストは​あまり​かけられない」と​いう​事業でも​気軽には​じめられるようになりました。

金銭面の​負担や​専門知識の​有無を​以前​ほど​気に​する​ことなく​ショップを​開設できる​ことは、​近年の​ECサービスの​魅力でしょう。

オンラインストア開設時に​確認して​おきたい​4つの​ポイント

実店舗と​並行して​オンラインストアを​運営する​際に​注目したい​点と​いえば、​コストと​効率の​よさです。

「ほしい​機能が​ついていなかった……!」
​「操作が​わかりにくく、​何かと​手こずってしまう……」
​「結構​手数料が​引かれていた……!」

などと​後々​気づく​ハメにならないよう、​事前の​確認が​肝心です。

使い​勝手が​いい​サービスを​見つける​ためには、​以下のような​点に​注目して​比較検討を​行いましょう。

1. 初期費用や​運営費には​いくらかかる?

最近では​初期費用なしで、​月額固定費のみで​オンラインストアを​はじめられる​サービスが​多く​登場しています。​また、​月額利用料金なしの​サービスも​ありますが、​確認したいのは​以下のような​点です。

  • 決済手数料
    3%から​5%ほどが​相場の​オンラインストアでの​決済手数料。​有料プランを​選択すると​手数料が​安くなる​サービスが​目立ちます。​売上額に​よっては、​手数料が​安くなる​有料プランの​ほうが​コストを​抑えられる​ことも​あります。

  • 追加費用の​有無
    サービスに​よっては​決済手数料の​ほかにも、
    ・振込手数料
    ・サービス利用料
    ・事務手数料

などが​売上代金から​差し引かれる​ことも​あり、​サービスごとに​その値段は​異なります。​売上代金から​多くの​手数料が​引かれてしまわないためにも、​これらの​手数料の​有無は​あらかじめに​把握して​おきましょう。

参考までに、​3社の​無料プランを​利用した​ときに​かかる​決済手数料や​その​ほかの​手数料を​表で​比較してみました。

  Square BASE STORES
決済ごとにかかる手数料 3.6% 3.6%+40円 5%
注文ごとにかかるサービス利用料 なし 3% なし
振込にかかる手数料 なし 一律250円 一律275円
翌日入金にかかる手数料 なし 振込申請金額の1.5% 振込金額の3.5%
事務手数料 なし ・入金額が2万円未満であれば500円
・入金額が2万円以上であれば無料
・入金額が1万円未満であれば275円
・入金額が1万円以上であれば無料

上記に​あるさまざまな​手数料を​差し引いた​とき、​最終的に​振り込まれる​売上代金も​押さえて​おきましょう。​以下の​表では、​決済手数料や​注文ごとの​サービス利用料を​差し引いた​振込金額が​10万円で、​翌日入金だった​場合を​例に​計算しています。

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2. 支払い​サイクルは?

資金繰りを​考えると、​オンラインストアの​売上額は​できるだけ早く​振り込まれる​ことが​理想的でしょう。​ところが​「売上は​月末締め、​翌月末​振り込み」など、​入金まで​間隔が​空く​サービスも​少なく​ありません。​翌日入金など、​できるだけ​早いタイミングで​売上額を​入金して​もらう​ためには​追加で​手数料が​かかる​ことも​あります。​入金サイクルと​追加費用の​有無は​しっかりと​確認して​おきましょう。

3. 初心者でも​簡単に​触れる?

いくら機能が​豊富でも、​操作が​難しければうまく​使いこなせない、と​いう​惜しい​結果になる​ことも​あるかもしれません。​無料プランや​お試し期間を​設けている​サービスも​多く​あるので、​実際に​触ってみる​ことで​使いやすさを​検証してみるのも​一つの​手です。

4. 実店舗と​連携できる?

想像以上に​役立つ機能と​いえば、​実店舗との​連携です。​たとえば​小売店では、​オンラインストアと​実店舗の​在庫を​一箇所で​まと​めて​見れれば、​棚卸し作業も​一段と​楽になるでしょう。

一方で​飲食店が​オンライン注文を​導入する​とき、​気になる​点と​いえば​「注文を​見落と​したら​どうしよう……!」かもしれません。​連携機能が​あれば、​オンラインで​受けた​注文の​通知が​店舗の​POSレジに​表示させたり、​キッチンプリンターと​連携して​自動で​注文内容を​印刷してくれたりします。​このような​機能を​活用すれば、​注文見落としを​心配せずに、​業務に​取り組めるでしょう。

合わせて​会計ソフトなどと​連携できるかも​確認しておくと、​確定申告の​作業量も​ぐんと​減るでしょう。

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Square オンラインビジネスで​できる​こと

Squareでは​小売店は​もちろんの​こと、​オンライン注文を​取り入れたいと​いう​飲食店にも​役立つオンラインストアが​開けます。​Square オンラインビジネスの​特徴を​見ていきましょう。

Square オンラインビジネスの​特徴

初期費用はなし。​月額費用は​無料

Square オンラインビジネスの​料金プランは、​無料プランを​含め全部で​4プランあります。​無料プランで​あれば、​必要な​費用は​決済ごとに​かかる​3.6%の​手数料のみです。​振込手数料・事務手数料・サービス利用料は​一切かかりません。​料金プランに​ついて​詳しくは​こちらから​ご確認ください。

※:利用できる​カードブランドは、​Visa、​Mastercard、​American Express、​JCB、​Diners Club、​Discoverです。

売上額は​最短翌日​振り込み

資金繰りの​ためにも​確認して​おきたいのが、​入金サイクル。​Square オンラインビジネスでは、​最短​翌日に​売上額が​振り込まれます。

※三井住友銀行・みず​ほ銀行を​ご登録の​場合:0:00 から​23:59 までの​決済分が、​決済日の​翌営業日に​振り込まれます。​三井住友銀行と​みずほ銀行以外の​金融機関口座を​ご登録の​場合:毎週​水曜日で​締め、​同じ​週の​金曜日に​合算で​振り込まれます

最短​当日から​販売を​開始できる

Square オンラインビジネスを​利用するのに​必要なのは、​Squareの​無料アカウントだけ。​あとは​販売したい​商品を​登録を​すれば、​最短で​申し込み当日から​クレジットカード決済に​対応した​オンラインストアで​販売を​開始できます。​Square レストランPOSレジ​Square POSレジを​すでに​実店舗で​利用している​場合は、​登録している​商品情報を​同期するだけで​オンラインストアでの​販売を​はじめられます。

コーディングの​知識は​不要

専門知識を​身に​つける​必要はなし。​該当する​ボタンを​クリックしていくだけで​機能を​付け足したり、​デザインを​アレンジしたりする​ことができます。

SSL対応済み

オンラインストアでは、​安心して​買い物できる​環境づくりが、​お客様との​信頼関係を​築くうえでも​大切です。​クレジットカード情報を​含む個人情報を​安全に​扱ううえで​推奨されているのは、​SSLへの​対応。​自ら導入するとなると​費用が​高額、​かつ手続きが​煩雑なのが​ネックです。​Square オンラインビジネスで​あれば​特別な​手続きなしに​無料プランから​SSLに​対応できます。

ここからは​飲食店と​小売店に​分けて、​Square オンラインビジネスの​活用方法を​見ていきましょう。

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【飲食店で​できる​こと】オンライン注文を​活用しよう

「オンライン注文」は、​お客様に​食べたい​メニューを​ネットで​注文して​もらい、​指定の​時間に​店頭で​受け渡しする​サービスです。​テイクアウト対応は​新規獲得や​販路拡大に​つながります。​お客様は​指定の​時間に​店頭に​向かえば、​待ち時間なしに​希望する​商品を​手に​入れる​ことができます。

Square オンラインビジネスでは​以下のような​機能​(※)を​活用する​ことで、​簡単に​オンライン注文が​導入できます。

※無料で​利用いただけます。

  • 店舗での​受け取り機能
    ボタンを​クリックするだけ店舗での​受け取りを​設定できます。​
    • 注文を​もらってから​準備に​かかる​時間
    • 一度に​受け付ける​注文数の​上限
      なども​設定できるので、​注文が​殺到して、​てんや​わんや​してしまう、​などの​事態も​回避できます。​また、​「店外での​受け取り」を​有効に​すれば、​お客様は​お店の​外で​商品を​受け取る​こともできます。
  • キッチンプリンターとの​連携機能
    Square オンラインビジネスで​受けた​注文が、​キッチンに​設置している​プリンターに​送信されるよう設定する​こともできます。​注文の​見落としを​防げる​うれしい​機能です。

  • 複数店舗機能
    複数店舗が​ある​場合、​どの​店舗でも​受け​取りが​できるよう選択肢を​設けておくと、​「店舗Bは​遠いけれど​店舗Aで​あれば​行ける」など、​お客様は​最寄りの​店舗を​選択する​ことができるでしょう。​Square オンラインビジネスで​あれば​一つの​ウェブサイトに​複数の​店舗情報を​登録しておく​ことができ、​お客様は​注文を​確定する​際に​受け取りを​希望する​店舗が​選択できます。​店舗ごとで​提供している​メニューや​受け取り時間を​設定する​ことも​もちろん​可能です。

  • セルフオーダー機能
    店内での​注文の​やり​取りや​お会計も、​全て​オンラインに​できます。​Square オンラインビジネスの​セルフオーダー機能では、​お客様自身の​スマートフォンで​店内に​ある​QRコードを​読み取り、​メニューに​アクセスを​します。​お客様は​メニューを​確認しながら​食べたい​ものを​注文し、​決済も​スマートフォン上で​行います。​メニューの​受け渡しや​お会計時に​伴う​接触を​最小限に​抑えつつ、​効率的な​店舗運営にも​役立つ​無料機能です。

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【小売店で​できる​こと】場所に​縛られずに​客層を​広めよう

実店舗からさらに​商圏を​広げて、​新たな​顧客を​獲得、​ひいては​売上アップに​つな​げていけるのが​オンラインストアです。​実店舗と​オンラインストアを​効率的に​運営し、​売上拡大に​臨むには、​以下のような​機能​(※)が​役立ちます。

※無料で​利用いただけます。

  • 商品登録数に​上限が​ない
    無料プランを​選択した​場合でも、​商品の​登録数は​無制限。​割引も​数クリックで​簡単に​設定でき、​セール時期の​作業も​スムーズに​短時間で​進められます。

  • 実店舗の​売上・在庫データとの​連携機能
    実店舗で​Square POSレジを​利用する​ことで、​Square オンラインビジネスと​実店舗での​売上・在庫データが​一つの​アカウントから​確認できるようになります。​管理画面からは、​実店舗と​オンラインストアでの​売上額を​分けて​確認する​ことも​もちろん​可能です。​売上データは​マネーフォワードや​freeeなどの​クラウド会計アプリとも​連携できるので、​確定申告の​作業に​膨大な​時間を​割く​必要もなくなります。

  • Instagramの​ショッピング機能との​連携
    Instagramに​投稿した​商品画像から、​直接Square オンラインビジネスで​作成したストアに​飛べる​Instagramの​ショッピング機能にも​対応しています。​お客様は​投稿画像を​数回タップするだけで​商品の​詳細な​ページに​飛ぶことができ、​ソーシャルメディアを​使った​集客には​便利な​ツールの​一つです。

オンラインストアは、​商品や​サービスを​一人でも​多くの​お客様に​知って​もらい、​購入に​つなげる​ための​ツールでも​あります。​小売店に​限らず​飲食店でも​活用できる​Square オンラインビジネスで、​新たな​販路を​開拓してみては​いかがでしょうか。​Square オンラインビジネスを​活用した​オンラインストアの​事例も​ぜひ参考に​してください。

Square導入の​ご相談は​営業チームに

Squareサービスの​導入を​検討中の​お客さまに、​営業チームが​導入から​利用開始まで​サポートします。​イベントでの​利用や、​複数店舗での​一括​導入など、​お気軽に​ご相談ください。


Squareの​ブログでは、​起業したい、​自分の​ビジネスを​さらに​発展させたい、と​考える​人に​向けて​情報を​発信しています。​お届けするのは​集客に​使える​アイデア、​資金運用や​税金の​知識、​最新の​キャッシュレス事情など。​また、​Square加盟店の​取材記事では、​日々​経営に​向き合う​人たちの​試行錯誤の​様子や、​乗り越えてきた壁を​垣間見る​ことができます。​Squareブログ編集チームでは、​記事を​通して​ビジネスの​立ち上げから​日々の​運営、​成長を​サポートします。

執筆は​2020年10月15日​時点の​情報を​参照しています。​2023年4月28日に​一部情報を​更新しています。​当ウェブサイトから​リンクした​外部の​ウェブサイトの​内容に​ついては、​Squareは​責任を​負いません。​Photography provided by, Unsplash