Square、複数チャネルの注文を一括管理できるOrders APIを提供開始

2019年8月15日

コマースに必要な一通りの機能を備えた堅牢な開発プラットフォームの登場

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Square株式会社(所在地:東京都港区、本社CEO:ジャック・ドーシー)は本日、異なるチャネルで受けた注文の一括管理を可能にする Orders API の提供を始めました。開発者はOrders APIを使うことで、オンラインストア、モバイルアプリ、実店舗で受け付けた注文のデータを、Square POSレジに送り、1箇所で全ての注文を管理できるようになります。

Squareは、決済のほか、顧客管理や在庫管理など、商売のあらゆる場面で他社サービスとの連携を可能にする一連のAPI群(Employees APICustomer APIInventory APICatalog APIPayments API等)とSDK群を開発者向けに提供しています。Orders APIが加わることにより、Squareの開発プラットフォームは、商売の一通りの機能を備えた開発プラットフォームとなります。

米国でOrders APIを先行利用したPostmatesのプロダクト&デザイン担当シニアバイスプレジデント、ジェームス・バッツは以下のように述べています。
「オンライン上の取引と実店舗での取引をつなぐ役割を担っている当社は、いかにビジネスオーナーの役に立てるか、つまり顧客獲得や売上増につながるようなサービスを提供できるかを最も重要と考えています。SquareのOrders APIのおかげで、ビジネスオーナーが手軽で簡単に自店で即時配達サービスの提供を始められる基盤を構築できました」

開発者向けプラットフォームのリードであるカール・ペリーは以下のように述べています。
「過去数年間、Squareの開発者向けプロダクトチームは、オンラインストアやモバイルアプリ、実店舗での決済システムの構築に利用できるツールを提供してきました。今回、Squareが提供する堅牢なAPI群は更に一歩進化しました。開発者は、事業規模や業種、事業の成長フェーズに関係なく、全ての事業者が、機能の充実した快適なショッピング体験を顧客に提供するためのソフトウェアを開発できます」

コマース向けのソフトウェアを開発する際、いくつものベンダーを利用しなければいけないことに不満を感じている開発者は少なくありません。決済用のAPI、ハードウェア、受注管理、POSレジなど、必要な機能それぞれで提供先を探すとなると、開発期間が長くなり、メンテナンスの負担も増えます。一方で、Squareが提供するプラットフォームなら必要なAPI群、SDK群が一つにまとまっているため、これらのプロセスがシンプルになります。開発者は、決済など商取引に必要な全ての機能を1つのプラットフォーム上でフレキシブルに開発ができます。

Orders APIは本日から、日本をはじめ、米国、カナダ、英国、オーストラリアで公開されます。SquareのAPI群、SDK群について詳しくは:https://squareup.com/jp/ja/developers