開業とは?
開業とは、新しく事業を開始することを意味します。主に個人事業主が事業を開始する時に使われる用語で、法人設立とは異なります。スキルを活かしてサービスを提供する場合や、お店を開くなど、状況は様々です。講師、コンサルタント、飲食店運営など、職種は様々です。専門的な分野では、医師、弁護士、宅地建物取引士などが個人のクリニックや事務所を設立する場合も開業という扱いになります。
店舗経営に人気の職種
個人事業主として店舗経営をしたい人に人気の職種には以下のようなものがあります。楽器、語学、ヨガ、またはその他で得意の分野があり、かつコミュニケーション能力が高い人は店舗で講師として開業をすることも選択肢です。
美容系サロン運営
ネイル、エステなどの美容系の需要はいつの時代でも高いため、開業のニーズがある職種です。技術があり店舗さえ確保できれば、コツコツとキャリアを築いていけるでしょう。現在は、サロン用のスペースや設備などを貸し出すシェアサロンという施設もあり、個人事業主に有難い環境が整っています。
飲食店運営(カフェ・レストランなど)
近年は、ウェブサイトやアプリから支払いを済ませて、テイクアウトで注文を引き渡すスタイル(セルフオーダー)の飲食店も増えてきました。ライフスタイルの変化に応じ、昨今ニーズが高まっている職種です。
講師・インストラクター
専門的スキルやコミュニケーション能力が高い方は、音楽講師、語学講師、ヨガインストラクターなどの職種があります。自宅で開業できるものも多く、元手が少なくても開業できる職種の一つです。
お店を開業する方法
お店を開業するためには、基本的に以下のようなステップで進めていきましょう。
お店のコンセプトを決める
どのようなサービス、商品を、どのような人たちに提供するのかを明確にしておきましょう。
場所・物件を選ぶ
立地について調査をし、物件を探します。交通量はどうか、アクセスのし易さ、駐車場の有無など、来店に繋がる条件が揃っているかを確認しましょう。物件を決めた後には「不動産登記」を行い、自分がその建物の持ち主であることを証明するようにしましょう。
資金計画をたてる
成功への近道は、綿密な資金計画です。自己資金が足りない場合は、融資、補助金、助成金などの支援制度を受けられないかを検討してみましょう。毎月の売り上げや必要経費をまとめた「収支計画」を作成し、開業後のおおよその収益を把握しておくと、開業のための資金計画がより明確になるはずです。
開業届を出す
コンセプト、物件、資金など、すべての条件が整い、開業の準備ができた時点で開業届を提出します。提出方法は、税務署の窓口で直接提出する方法と、郵送で送る方法の2種類があります。
参照:開業届とは - 必要書類、申請方法の解説