こんな時どうする?やる気が出ない経営者が試すべきことまとめ

“やらなきゃいけないとは分かっているけれど、やる気が出ない……”

人間なら誰でもこんな気持ちになることがあるのではないでしょうか。仕事や私生活で嫌なことや悩みがあると何もする気分になれなかったり、特別変わったことがあるわけでもないのになぜかどうしてもやる気が出ない日があったりと、タイミングや原因、症状の重さなどは人それぞれだと思います。

経営者の場合はどうでしょうか。事業計画や経営方針の決定権を持ち、事業の責任者であり代表である「経営者」という立場は、そもそもやる気がなければ務まらないというイメージがあるかもしれません。得意の料理を活かして始めた飲食店、幼少期から夢見てきた輸入雑貨店、長い修行を経てついに独立開業した美容院など、ビジネスを自発的に始めるには、人一倍の努力と責任に加え、「成功させる」という意欲、つまり、やる気を常に持ち続けることが当たり前と思うかもしれません。

しかし、経営者も人間である以上、経営不振や取引先とのトラブルなどで落ち込んだり、自信を無くしたりすることもあるでしょう。日々の業務に追われている最中にふとした瞬間やる気が出なくなることもあるかもしれません。

とはいえ、経営者がやる気が出ない状態に陥ることはなるべく避けたいことです。意欲を持って始めた事業である上、もしも既に従業員や常連客がいる場合、待ってくれている人たちのためにも一秒でも早くやる気を取り戻すべきでしょう。

それでも、「分かっているのに、どうもやる気が出ない」と思う方は、今回の記事で紹介するやる気を取り戻すために試すべきことを参考にしてみてはいかがでしょうか。

リフレッシュしてリセットする

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経営者が一日仕事から離れたところで運営が回らなくなったり経営が傾くような経営状態にある場合は、やる気を無くしている場合ではありませんが、安心して仕事を任せられる従業員がいる場合や、定休日がある場合は、思い切って休暇をとってみませんか。

店舗や事務所から物理的に離れても、自宅や出先でも常に経営のことを考えているようでは、いつまでもやる気との戦いが続いて時間の無駄遣いになってしまうかもしれません。やる気が出ないことの問題は、「やらなければいけない」という義務感や責任感の自覚がある一方、いざやろうという気持ちがなかなか沸かないということです。経営を心配するのは当然のことかもしれませんが、やる気が出ない状態から脱却することを目的として休暇をとりましょう。

仕事を忘れて思い切って経営者という肩書きを外してしまってもいいかもしれません。せっかくの休暇を利用して何らかの活動がしたければ、なるべく仕事とはかけ離れた分野を選んでみましょう。例えば、日頃からやってみたいと思っていて機会がなくてなかなかできなかったスカイダイビングやバンジージャンプ。人混みを避けて平日の昼間に水族館に行ってみたり、車や電車に乗って普段の生活圏から離れたところにコーヒーを飲みにいくのもいいでしょう。

このような活動さえやる気が出ない場合は、「何もしない」というのも手です。部屋着のまま自宅でリラックスして過ごしてみてください。難しいことは一切考えず、飼っている猫を一日中観察したり、頭も身体もアイドリング状態で過ごしてみてください。

こうして、頭も身体も経営に携わっている時とは全く異なる状態に置いてみると、気づくといつのまにか失っていたやる気が戻っていることがあるようです。仕事や日常からかけ離れて何かに没頭すると、気分がリフレッシュされると同時に、自分が本来あるべき姿を取り戻し気持ちがリセットされることもあるかもしれません。それまで無力感や倦怠感を覚えていた経営という仕事に対して、新たな気持ちで向き合えるのではないでしょうか。

危機感を覚える

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「数日でも経営者の肩書きを捨てるなんてとんでもない」と思う人にとって、やる気が出ない時に思い切って旅に出るのは難しいかもしれません。それに、やる気が出ないというだけで、経営者という立場が嫌いだったり辞めたいと思っているわけではないかもしれません。それなのに売上データや従業員のシフトを目の前にすると、すっかりやる気が減退してしまう場合はどうすればいいのでしょうか。

このような時は、自社や自店の経営状態や事務仕事と向き合うのではなく、同業他社(店)に目を向けてみましょう。例えば、近所に同じ種類の料理を提供している競合店があったとします。客の一員として訪れてみましょう。仮にその競合店が驚くような繁盛ぶりを見せていたら何を感じますか。ショッキングかもしれませんが、経営者であれば同業者として「こうしちゃいられない」という危機感を覚えるのではないでしょうか。

危機感を覚えると同時に、自らの経営に対する強い責任感と焦りの気持ちが芽生えれば、気づいた時には踵を返して自店に駆け戻っているかもしれません。競合店の調査は、仕事の一環です。経営を意識しながら他社(店)を訪れ刺激を受けることで、失いかけていたやる気を取り戻してみてください。

実店舗や事務所を持たない業種でも、例えばインターネットを利用して同業者の口コミや評価を自社(店)と比較してみたり、テレビや雑誌を見て最新トレンドや消費者ニーズを勉強して自らの経営との違いを洗い出すことも、やる気がないという理由で経営が停滞してしまっている現状に対する危機感や責任感を奮い立たせるきっかけになり得ます。

ビジネスの成功にはアイデアと実行力が大きな要となります。将来性のある良質な経営戦略を時間をかけてじっくり練られるように、やる気を取り戻したら一刻も早く経営の仕事に復帰するようにしましょう。

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失いかけていたハートを取り戻す

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無理に仕事を忘れようとしたり、競合店に赴いたりしなくても、起業した頃に満ち溢れていたやる気を取り戻せる可能性がある方法もあります。

それは、起業という茨の道を通り抜け、ついに自分の事業を立ち上げた当初の「熱いハート(想い)」を取り戻すことです。ビジネスの青写真ともいえる事業計画書を読み直してみましょう。そこには、目指すお店のコンセプトや目標、資金調達の計画、事業拡大の計画など、経営者が当初思い描いたビジネスを成功に導くためのシナリオがつぶさに記載されているはずです。この事業計画書を書いたのは、他の誰でもなく自分自身なのだという自覚を持ちながら丁寧に読み返してみましょう。自分が目指そうとしている事業の理想像をもう一度思い描いていくうちにやる気が漲ってくるのではないでしょうか。

店頭に出てみましょう。お店に訪れたお客様の表情を見てみてください。お客様の笑顔は、お客様に喜んでもらえるサービスを提供しようと日々切磋琢磨している経営者や従業員の努力の賜物です。お客様は、楽しい経験や満足できるサービスを期待して来店します。もっと多くのお客様にそんな気持ちになってもらいたいという思いが込み上げてきませんか。

事業計画の書き方についてはこちらの記事を参考にしてください。

やる気を取り戻したら

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どんな手段を取るにしても、やる気はなるべく早く取り戻すに越したことはありません。リフレッシュに時間を要してしまった場合、経営者の不在を不思議に思ったお客様や、心配していた従業員がいるかもしれません。お客様と対面することがないビジネスでも、やる気がないという理由で経営を止めてしまうことは好ましくありません。復帰時には、待っていてくれたお客様や従業員に対する感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。そして、今まで以上のやる気と情熱で経営の仕事に関わって行くことが重要です。

やる気が出ず経営の仕事に手をつけられなかった間の売上データや従業員管理はSquare データできちんと確認しておきましょう。

執筆は2017年5月2日時点の情報を参照しています。