Square、アプリ内決済のためのSDKを提供開始
明朗な決済手数料や最短翌営業日入金が特長のSquareの決済を、モバイルアプリに組み込み可能に
Square株式会社(所在地:東京都港区、代表:水野博商)は、2019年1月10日、アプリ内決済SDK(ソフトウェア開発キット)を公開しました。開発者や加盟店は、明朗な決済手数料や最短翌営業日入金の特長はそのままに、Squareの決済システムをモバイルアプリに組み込めるようになりました。Squareのアプリ内決済SDKは、数行のコードを入力するだけで、Squareが提供するPCI-DSSに準拠した、安全でスムーズな決済フローをAndroid、またはiOSのアプリ内に簡単かつ適切に実装できます。SquareのSDKを利用することで、決済の複雑な工程に煩わされることなく、お客様に快適な購買体験を提供するための開発に集中できます。アプリ内決済SDKは本日から、日本をはじめ、米国、カナダ、英国、オーストラリアで、iOS、Android、Flutter向けに提供されています。
アプリ内決済SDKが提供する決済フローは、カスタマイズ可能です。アプリ内決済SDKは、美しく設計されたインタラクティブなユーザーエクスペリエンスで、お客様がクレジットカードの情報を入力する際に、エラーの発生を防ぎ、スムーズな支払い体験を提供します。初期設定のままご利用いただけるほか、アプリのデザインや使い心地に合わせて決済フロー全体、または一部をカスタマイズすることができます。お客様はクレジットカードやデビットカード、または保存されたカード情報を使って支払えます。
アプリ内決済 SDKの公開で、Squareのオムニチャネル決済プラットフォームはさらに進化しました。Squareは店頭、オンラインストア、モバイルアプリで起こる全ての決済を横断的に提供するプラットフォームになりました。決済を一つのプラットフォーム上で管理すれば、安全性の確保やPCI-DSSへの準拠など、各チャネルごとに決済情報の管理にかけていた労力を最小限にできます。加盟店にとっては、バックオフィスに必要な情報が一元化され、お客様の購買行動を包括的に把握できるようにもなり、適切なサービス提供や顧客満足度の向上につながります。
Squareデベロッパーリードのカール・ペリーは以下のように述べています。
「SDKの公開によって、開発者のみなさまにはオムニチャネル決済プラットフォームをご利用いただけるようになりました。ソフトウェアからハードウェアやサービスまで、Squareは全ての決済体験が一つにまとまったプラットフォームを提供します。加えて、開発者と加盟店は、実店舗やモバイルアプリ、オンラインストアの全ての決済情報を1箇所で管理できるようになります」
Squareのアプリ内決済SDKのβ版を導入した英PepperHQでは、飲食店向けに個々の店に合わせたモバイルアプリを開発しています。PepperHQは決済や事前注文などへの対応手段を探していましたが、Squareと提携することによって、顧客のシステムとオペレーションに合った決済と注文システムをスムーズにアプリに組み込めるようになりました。
PepperHQのチーフプロダクトオフィサー、アダム・ロビンソンは「このSDKのおかげで、カード情報の保存や取引処理など、大変な業務をSquareが私たちに代わって行ってくれます。Squareで決済を処理し、同時にSquare POSレジでオーダーの処理もできるので、複雑さが軽減され、顧客にとってシンプルで手早く使えるアプリの開発が可能になりました。Squareのアプリ内決済SDKは他社のものよりも、スムーズに実装できて、利用当初から快適に使えました。決済フローの見た目や使用感をカスタマイズできるので、顧客のニーズに合わせつつ、違和感なくアプリに溶け込ませることができました」とコメントしています。
米Brushfireは、イベントの作成やチケット販売を提供するプラットフォームとして急成長を遂げている企業です。Squareのアプリ内決済SDKのβ版を導入し、すぐにモバイルアプリに実装しました。イベント参加者は近隣で開催されるイベントのチケットをアプリから簡単に購入できるようになった結果、コンバージョン率が20%以上上昇しました。
Brushfireのテクノロジーリード、ジョリン・スレイボーは「Squareのアプリ内決済SDKは難なく、簡単に使えます。技術的な点で気に入りました。SDKを使うことで、今まで私たちには文字通り不可能だったことができるようになりましたし、前よりも簡単にできるようになりました。開発者にとって一番大事なことです」とコメントしています。
Squareのアプリ内決済SDKのウェブサイトにて詳しい情報をご確認ください。