【米国発】Square、Googleのグラディエント・ベンチャーズの創業者兼マネージングパートナーのアンナ・パターソンを取締役に任命
2017年11月2日サンフランシスコ発:Square, Inc. (本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:ジャック・ドーシー、以下 Square)は、アンナ・パターソン(Anna Patterson)を取締役に迎えました。パターソンは、Googleが設立したAIに特化した投資ファンドであるグラディエント・ベンチャーズの創業者兼マネージングパートナーであり、Googleのエンジニアリング部門のバイスプレジデントでもあります。
「Squareはかなり前から、人々の経済活動への参加を手助けしたり、事業者にとって経営しやすい環境を整えたりすることにAIが役立つと気付いていました。ツールの開発を通して誰でも経済活動に参加できる社会を目指すSquareの想いに魅力を感じました。Squareの事業に貢献できることを楽しみにしています」と、パターソンは述べています。
SquareのCEO、ジャック・ドーシーは次のように述べています。「アンナはAI分野の先駆者と同時に連続起業家でもあり、Squareには最適な人材です。機械学習とティープラーニングを加盟店のために活かしたいと考えているSquareにとって、アンナは心強い存在になってくれるはずです。取締役に加わることを楽しみにしています」
パターソンはグラディエント・ベンチャーズの創業者兼マネージングパートナーであり、同社の投資活動を取り仕切っています。Googleのエンジニアリング部門のバイスプレジデントとして、直近ではAIをGoogleの全製品に統合する過程に関わっています。それ以前にも、Androidチームを率いて、膨大な数のスマートフォンに対応すべくGoogle Playのインフラを拡大させました。パターソンはGoogle Play(世界最大のデジタルコンテンツ配信サービス)の提供開始に関わっただけでなく、その後もGoogle Playの検索機能やインフラ、おすすめコンテンツの水平スクロールや書籍の縦スクロール機能の開発でリーダーシップを取っています。パターソンはTeraGoogle(Googleの検索インデックス)の考案者兼主席アーキテクトであり、提供開始時には検索インデックスの量を10倍以上に増やしています。また、GoogleのIPO時には上位10位の検索結果を決める検索機能の開発に携わっています。
パターソンは「Cuil」(検索内容を関連するグループごとに表示する検索エンジン)の共同創業者であり、「Recall」(インターネット上の様々なウェブサイトの歴史を保存しているInternet Archiveをキーワードに基づいて検索できる初の検索エンジン)を作成しています。パターソンは「独自の検索エンジンを作るのはいかに難しいか」として雑誌のACM Queueでその経験を明かしています。「Cuil」と「Recall」以前には、検索エンジン「Xift」の開発と創業に携わっています。
パターソンはイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校でコンピューターサイエンス部門の博士号を修得後、スタンフォード大学でAIに関する科学研究者として、AIの第一人者であるジョン・マッカーシー、キャロリン・タルコット夫妻とともに働いていました。
アンナ・パターソンを含めた、ジャック・ドーシー、ローロフ・ボタ、ポール・デイトン、ランディ・ガルッティ、ジム・マッケルビー 、メアリー・ミーカー、ナヴィーン・ラオ、ルース・シモンズ 、ラリー・サマーズ、デビッド・ビニア、の計11名がSquareの取締役会を構成しています。
Square, Inc.について
Squareは、商売の立ち上げから事業の成長まで事業者をサポートするツールを開発しています。Squareレジは、レジ機能やクレジットカード決済にくわえ、売上の記録や在庫管理、売上分析まで、事業者にとって必要なツールを一式揃えたPOSレジです。また、中小企業向けの融資や顧客管理ツール等、資金調達とマーケティングに関するサービスも提供しています。さらに、さまざまな企業や個人が、送金や金銭の受け取りを手軽にできる「Squareキャッシュ」や人気レストランのフードデリバリーサービス「Caviar(キャビア)」も提供しています。Square, Inc.は、2009年に設立、本社をサンフランシスコに構え、米国、カナダ、日本、オーストラリア、英国でカード決済サービスを提供しています。 square.com
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