副業、複業に向いている人、向いていない人
副業は通常、自分の意志で始めるものです。よって、自主性が求められます。自主性や決断力がある人は、成功への道を切り開くことができます。しかし、家族、知り合い、同僚など周囲の意見に影響を受けやすい人や、気持ちの準備が整っていない場合は、まだ副業・複業に踏み出すときではないかもしれません。
副業は、本職の勤務時間外に行うため、充てられる時間が限られます。時間の管理が苦手な方や、短期間で収益を求めてしまう人は苦労するかもしれません。
人気の副業・複業
副業・複業として人気の職種は多々あります。ここでは代表的な例を挙げています。
Webライター
サラリーマン、主婦など、あらゆる層に人気の職種がWebライターです。今の時代、ウェブサイトのコンテンツ需要は増え続けるばかり。ライターになるには特別な知識が必要な場合もありますが、多くの分野では、短期間で簡単に知識を取得でき、高額なツールなども必要ないため、コンテンツライターとして副業・複業をすることは難しくありません。
エンジニア系の副業・複業
エンジニアには様々な種類があります。特別な知識がない人でも、システムエンジニア、フロントエンド・バックエンドエンジニアという用語は聞いたことがあるかもしれません。高収入を見込める職種だけに、それだけの専門的な知識が必要です。
クリエイター系の副業・複業
クリエイター系の副業・複業には、グラフィック・ウェブデザイナー、イラストレーター、フォトグラファー、映像・動画の制作や編集などがあります。これらの職種は、専門的なスキルはもちろん、仕事に必要なスペックを搭載したコンピューターやソフトウェアが必要です。仕事を得る際に、過去の作品(ポートフォリオ)の提出が求められる場合もあります。初心者の場合、ある程度スキルを磨いてから仕事を探し始めることをおすすめします。
ハンドメイドグッズの販売
趣味が講じて、アクセサリーや小物類のハンドメイドグッズを販売する副業・複業が増えています。イベントやショップでの販売以外に、近年では様々なフリマアプリ、無料で開設できるネットショップサービス、SNSの機能を活用した販売などが充実しており、販路は多岐に渡っています。リピーターを抱えるハンドメイド作家も多くいます。
副業・複業した際の確定申告
会社員など本業を持っている人でも、副業での年間収入が20万円(収入から経費を引いた額)を超える場合は確定申告が必要です。会社員以外で確定申告の対象になる副業者は以下のような人が該当します。
*本業以外にアルバイトなどで所得を得ている人
*本業をする傍らマンションや駐車場のオーナーとして収入を得ている人
*ゴルフ会員権や株などを売却して所得を得た人
確定申告の方法や期間
確定申告の期間は、毎年2月16日から3月15日です。開始日、締切日が土日、祝日の場合は、翌営業日に変更になります。確定申告が必要な副業者は、この期間内に申告を行います。源泉徴収票を用意し、確定申告書を作成して国税庁に提出します。
確定申告をしないとどうなるか
副業で年間20万円以上の収入があるにも関わらず確定申告をしなかった場合、以下の罰則を与えられる可能性があります。
無申告加算税 の場合、納付するべき税額の50万円までは15%、50万円を超える部分は20%の割合が課されます。税務署から、未申告を指摘される前に、自主的に申告をした場合は納付するべき税額の5%が課されます。
延滞税 は、その名の通り、納税に遅延が発生した場合に課せられます。確定申告期間終了後の翌日から、経過した日数に応じて延滞税が課されます。延滞税の計算方法は、国税庁のページに詳細が掲載されています。
副業・複業の探し方と始め方
副業・複業を始める前に、まず自分がどのような仕事をしたいのかを明確にしましょう。エンジニアやクリエイティブな仕事には、一定以上のスキルが必要です。作品集などポートフォリオを準備する場合は、ある程度の時間も必要です。
下記は代表的なクラウドソーシングサイトの一例です。
*ランサーズ
*クラウドワークス
*ココナラ
*スキルクラウド
多くの会社はSNSで求人広告を出している場合があります。興味のある会社や業界のSNSを頻繁にチェックし、マッチする求人案件があれば積極的に応募してみましょう。