【WORLD STORY】繁忙期こそデータが活きる – 音楽とハイテクの街・テキサス州オースティンから

《この連載は…》米国サンフランシスコ在住ライターが、海の向こうで見つけた「ちょっとおもしろい」記事をご紹介するシリーズです。

ライブミュージックの都とも呼ばれる米国テキサス州の州都オースティン。近年ではハイテク企業の転入なども相次ぎ、第二のシリコンバレーとも呼ばれている。「Brew & Brew(ブリュー&ブリュー)」は、同市のダウンタウンの外れにあるコーヒーとビールにこだわった「カフェ&パブ」だ。店内には完璧なエスプレッソバーと、生ビールのタップ38本がいっしょに並ぶ。

マット&グレイディ・ライト兄弟とマシュー・ボリックのアイディアから生まれたこの店では、2013年の開店以来ずっとSquare(スクエア)を利用している。そこで今回、創業者のマットにブリュー&ブリュー立ち上げの想いや、オースティンが誇る毎年恒例の一大音楽イベントSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)開催中の繁忙期に在庫管理やスタッフのシフト管理をどのように工夫しているのかを聞いた。


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— 「ブリュー&ブリュー」のアイディアはどこから?

グレイディと自分は、オースティン市内のとあるコーヒーショップの常連でした。そこでバリスタをしていたマシュー・ボリックと友達になり、いろいろなアイディアについて話し始めたのがきっかけです。2011年のことでした。ちょうどサードウェーブコーヒーとクラフトビールがこの街でいよいよ盛んになり始めた頃です。その後2013年にコーヒーショップを買い取り、今日の姿になりました。

 

— 前職では何を?

私はハイテク関係のコンサルティングとEメールマーケティングに携わっていましたし、グレイディは建設会社でプロジェクトマネージャーをしていました。どちらも長時間労働が当たり前だったので、お互いに「これだけのエネルギーを費やすなら、自分自身のビジネスに注いだ方がよっぽどいいんじゃないか?」と思っていました。

 

— なぜ「コーヒー」と「ビール」に?

長い間テクノロジー関係の仕事に就いていたせいで、何かこう、もっとリアルで、提供するモノや価値が目に見えて分かるものに関わりたいと願っていました。人と人とのつながりみたいなね。たとえば、自分が誇りに思えるやり方でコーヒーを淹れて、それを誰かが楽しんでくれて、その誰かが明日もやって来て、また自分が淹れたコーヒーを飲んでくれるような、そういうシンプルな在り方がいいな、と。すごく私的なものです。

 

— お店は順調?

今ではスタッフも10〜15人ほど抱え、売上も毎年順調に伸びています。事業が成長するのを目にできるのは本当に嬉しいです。Squareレジのおかげで、その実感を生きた数字でつかむことができます。

 

— 経営面で他にSquareが役立っていることは?

Squareの最もすばらしい点は、商売に関するあらゆるデータにかんたんにアクセスできることでしょうね。この「自分の事業をすみずみまで管理できている感」は何物にも替えがたいです。Squareレジで参照できるレポートは商品の詳細から毎時ごとの売上まで徹底的に活用しています。
たとえば今この瞬間に店頭がどんな様子なのかも、手に取るように分かりますよ。あ、これはマネージャーが店頭カウンターのバックアップに入らねばならないぞ、という風にね。全体のオペレーションがスムーズに回せるのはSquareのデータのおかげといっても過言ではありません。

 

— スペシャルティコーヒーとクラフトビールをいくつも提供していますが、在庫管理にもSquareの活用を?

はい、グレイディはビールの発注にSquareを大いに活用しています、売れ筋商品もすぐに分かりますからね。個々のカテゴリとそれぞれの銘柄の両方を時間の経過に沿って見ていくんです。うちは頻繁にビールを入れ替えるんですが、次週のラインナップはそうやってSquareに相談してから決めています。

 

— ビールやコーヒーの新商品はどうやって選ぶ?

私たちは3人とも事業を始める前から熱心なコーヒーとビールのファンですから、今も自分たちの舌を信じています。地元の醸造所や焙煎所とも常につながっていて、新しい商品の情報はすぐに知らせが入ります。決断はどちらかというと直感的ですが、当然Squareに頼るところも大きいですね。
たとえばハイエンドのシングルオリジン・エスプレッソがあったとしますよね。そうすると売上の実績データを見て、スタッフの教育や追加の経費に見合うかどうか、すぐに検討します。Squareに蓄積したデータがあるから、うちで提供すべきかしないべきか、スマートな判断が即座に下せます。

 

— 「ブリュー&ブリュー」の地域社会との関わり方、取り組みとは?

事業の経営はもちろんそれだけで素晴らしいですが、本当の意味で仕事が楽しいものになるかどうかは、周りにどういう人たちがいるか、にかかっていますよね。うちの店はたまたまライブハウスとドア一枚を隔てて隣接していて、うちのスタッフも大勢、隣のステージでよく演奏しています。地元の非営利団体の支援窓口としても活用してもらっています。

 

— 音楽といえばSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)。やはりお店の客も増える?

SXSWはオースティンあげての一大イベントという意味でも、このお店の売上という意味でも文字通りの「カオス」ですが(笑)、管理面ではお世辞抜きに、Squareにかなりの部分を助けてもらっています。前年の実績に基づいて今年のスタッフ配置と仕入れを見積もってSXSWに臨めるのは心強いですね。Square導入以前の準備は完全に当てずっぽうでしたが、今ではデータに沿って現実的な計画を事前に立てられるんですから。

 


SXSWのためでも、そうでなくとも、もしオースティンを訪れることがあったなら、ぜひ「ブリュー&ブリュー」に立ち寄って、選び抜かれた数々のコーヒー&ビールを味わってみてはいかがだろう。
(この記事は2015年2月20日に米国版Town Squareに掲載されたものを翻訳・編集してご紹介しています)
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