日本交通グループ、Squareでクレジットカード払いに対応

2016年11月10日

乗客の利便性向上のため自発的に使い始めた乗務員をきっかけに、会社としての導入に踏み切る

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日本交通株式会社(本店:大阪府大阪市、代表取締役:澤 志郎)およびグループ各社は、2016年11月9日(水)から順次、スマートフォン経由のクレジットカード決済のパイオニア「Square(スクエア)」を使い、乗車賃のクレジットカード払いに対応します。手持ちの現金がわずかな時やコーポレートカードで支払う必要がある時も、日本交通のタクシーであれば安心して利用できるようになります。

日本交通は、乗客の利便向上のためにクレジットカード決済の導入をたびたび検討してきましたが、高額なカード決済端末を設置する費用対効果への疑問、ICカード化などカードを取り巻く環境変化を見極める必要があることから、これまで導入を見送ってきました。

今回、乗客のカード払いを求める声とともに、海外観光客の増加や法人のクレジットカード利用が増加してきたことから、一部の乗務員が自発的にSquareでクレジットカードを取り扱い始め、本部がカード決済導入を改めて検討、本格導入に至りました。まずは日本交通のタクシー100台超が導入し、順次、グループ傘下の関西空港リムジン株式会社、大タク株式会社、京都観光ハイヤーが導入する計画で、将来的には日本交通グループの車両全てに導入を広げる予定です。

日本交通の澤代表取締役は、Square導入の決め手を次のように述べています。
「スマートフォンのイヤフォンジャックに3.5cm四方のクレジットカードリーダー「Squareリーダー」を挿して決済するSquareなら初期費用が少額で済み、磁気カードはもちろんICカードにも対応しています。操作方法が非常にシンプルで、乗務員の操作ミスなど現場でトラブルが発生しても事務所で対応できることも魅力でした。決済手数料3.25%でありながら、入金が翌営業日であることも画期的です」

先行してSquareを導入していた日本交通のタクシー乗務員の東(あずま)さんは、次のように述べています。
「最近では、外国人旅行者も日本人もクレジットカード払いを希望する乗客が多く、ある日、カード払いに対応していないので、お客様が別のタクシーを選ばれるということがありました。大阪市内の交通事情は熟知し、運転技術には絶対の自信があるのに、乗務員の質とは無関係のところでお客様に選ばれず非常に悔しくて……。Squareの存在を知り、すぐにSquareリーダーを自費で購入しました。その話が他の乗務員にも広まり、今回、会社としてSquareを導入することが決まりました。日本交通はクレジットカード払いに対応していると言えることが、非常に嬉しいです」

キャッシュレスが浸透する中、タクシーの乗車賃をクレジットカードで支払うニーズは全国で増えていますが、現在は大都市以外では多くのタクシー会社がカード払いに対応していません。既に対応済みのタクシーの場合も、安全性の高いICチップ搭載のクレジットカードを読み取ることができない古いタイプの決済専用端末を利用していることがほとんどで、経済産業省が2020年までに国内で発行される全クレジットカードをIC化する方針を示す中、大きな課題となっています。

Squareは、業種や事業規模に関わらず志のある事業者が、誰でも手頃に安全かつ安心して使える決済やPOSレジを始めとするツールを、今後も開発提供していきます。

日本交通について
日本交通グループは、大正15年に大阪で創業以来、都市交通の発展とともに成長を遂げました。「事業を通じて社会に貢献する」という理念の下、バス事業とハイヤー事業を中核に総合交通サービス企業として事業を展開しています。詳細は、http://www.nihonkotsu.co.jp/ をご覧ください。

Squareについて
Squareは、商売の立ち上げから事業の成長まで事業者をサポートするツールを開発しています。Squareレジは、レジ機能やクレジットカード決済にくわえ、売上の記録や在庫管理、売上分析まで、事業者にとって必要なツールを一式揃えたPOSレジです。Square, Inc.は、2009年に設立、本社をサンフランシスコに構え、米国とカナダ、日本ではカード決済サービスを提供しています。Square株式会社は、Square, Inc. の日本法人です。Square, IncおよびSquare株式会社の詳細は、squareup.co.jp をご覧ください。

報道関係者問い合わせ先
Square株式会社 広報
press-jp@squareup.com

※「Squareレジ」は、2017年1月24日現在、「Square POSレジ」の名称で提供されています。