高野山真言宗・総本山金剛峯寺、​米国ハイテク業界の​Squareを​世界遺産の​壇上伽藍、​奥之院、​徳川家霊台の​納経所で​決済および受付管理に​導入

2017年3月14日

高野山真言宗・総本山金剛峯寺は、​米国西海岸発の​ハイテクサービス Square​(スクエア)を、​拝観料や​御守・御札の​授与、​燈籠などの​クレジットカード決済および受付業務管理ツールと​して​利用開始します。​総本山が​Squareを​導入するのは​国内初で、​クレジットカード払いの​ニーズが​増えている​ことへの​対応や、​業務効率化を​目的に​導入します。

高野山の​二大聖地の​ひとつ​壇上伽藍の​納経所​(※1)から​利用を​はじめ、​2017年4月​1日から​奥之院の​御供所や​徳川家霊台、​金剛峯寺、​大師教会でも​利用を​広げます。

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Squareは、​スマートフォンや​タブレット端末に​無料アプリ​「Square POSレジ」を​ダウンロードする​ことで、​POSレジや、​売上分析、​顧客管理、​在庫管理、​従業員の​勤怠管理など、​商売に​必要な​ツールを、​ひとつの​アカウントですべて​利用できる​サービスです。​さらに、​端末の​イヤフォンジャックに​小型の​クレジットカード読み取り機「Square Reader​(スクエアリーダー)」​(4,980円 税込)を​差し込めば、​事業規模や​業種に​関わらず​決済手数料3.25%​(※2)で​クレジットカード決済に​対応でき、​月額利用料や​振込手数料などの​隠れた​費用も​ありません​(※3)

高野山真言宗・総本山金剛峯寺では、​僧侶や​在家職員が​壇上伽藍や​金剛峯寺の​納経所などで、​ タブレット端末を​使って​参拝者および巡礼者の​受付業務を​行います。​Squareは​POSレジと​しての​機能に​加え、​クレジットカード決済もできる​ため、​拝観料や​燈籠、​御守・御札の​授与の​カード払いにも​対応できるようになりました。

同法人が​立地する​高野山は、​大都市とは​隔絶された​紀伊山中に​あるにも​かかわらず、​毎年​約百数十万人の​参拝者や​観光客等が​訪れます。​2004年の​世界遺産登録以降、​欧米を​中心と​する​外国人参拝者も​増加傾向に​あります。​2015年には​高野山開創1200年の​記念大法会を​執行し、​『ナショナル・ジオグラフィック』の​選ぶ​世界20大観光地に​日本で​唯一選ばれました。​今後も​外国人参拝者は​増え、​それに​伴いクレジットカード決済の​ニーズも​増す​ことが​予想されます。

高野山真言宗・総本山金剛峯寺の​財務部会計課課長大谷重雄は​次のように​述べています。​
​「Squareの​導入に​よって、​外国人参拝者や、​燈籠などを​納めていただく​参拝者の​カード払いに​対応できます。​ Squareは​クレジットカードの​専用端末が​不要で、​月額利用料が​かかりません。​ 外国人旅行者が​増えていて、​カード決済ニーズが​ある​ことは​想像されましたが​対応できていない​ことに​申し訳なく​思っておりました。​ それから、​Squareに​よって、​今まで​手書きで​行われていた​対信徒部署での​集計業務が​迅速に​なり、​窓口の​対応も​在庫管理も​スムーズに​なる​ことが​期待されます。​ Squareは​簡単に​システム連動が​出来る​API​(※4)を​提供しているので、​当法人の​会計システムを​Squareの​システムに​連携し、​顧問税理士に​会計状況が​リアルタイムで​共有されるようにしました。​これに​より​業務効率も​大幅に​向上します。​ 金剛峯寺の​経営は、​寺院さま、​信者さまから​いただ​いた​浄財などで​成り​立っています。​少しでも​無駄な​部分を​省き、​作業効率を​良く​したいと​考えています」

高野山真言宗・総本山金剛峯寺は、​1200年の​歴史を​持つ​一方で、​最先端の​デジタル処理技術を​使って​重要文化財『両界曼荼羅』を​復元したり、​最新の​3D技術と​伝統の​技を​融合させ萬日​大師の​陶器を​複製するなど、​新しい​テクノロジーを​柔軟に​取り入れてきました。​会計処理業務でも、​早々に​クラウドに​するなど​業務改善に​取り組んでいて、​その​一環で​今回、​Square導入に​至りました。

一般に​日本は​現金社会と​されていますが、​近年、​クレジットカードや​電子マネーなどの​キャッシュレスに​よる​消費の​割合は​増え続けています。​一方、​そうした​キャッシュレスに​対応するには​高額の​専用端末が​必要となるなど​費用が​かかる​ことから、​年商1億円未満の​小売、​飲食、​美容、​宿泊業界の​事業者は​クレジットカード決済の​対応すら全体の​30%弱に​止まっています​(※5)。​Squareは、​高野山真言宗・総本山金剛峯寺のように​これまで​現金払いが​当たり前だった​場所でも、​2020年に​向け今後​キャッシュレス化が​広まると​考えています。

※1 納経・朱印を​書かせていただく​他、​拝観料や​御守・御札を​取り扱う​寺院内の​場所
※2 クレジットカードを​リーダーに​通して​決済した​場合の​決済手数料です。​カード番号を​手入力で​決済した​場合の​決済手数料は​3.75%です。​
※3 POSレジサービスの​一部​高度な​サービスは​有料です。​
※4 アプリケーションプログラミングインタフェースの​略。​APIを​利用する​ことで​ソフトウェア開発を​容易に​行う​ことができます。​
※5 Square​調べ、​マクロミルモニタを​使用  <調査方法>実施期間:2016 年9 月23 日~ 27 日、​調査対象:次の​条件に​該当する​全国の​有職者 1)​年商1億円未満の​事業会社に​従事、​2)​小売業、​飲食店、​宿泊施設、​理容/美容業。​有効回答:事前調査:50,000名、​本調査:1,726 名。​調査手法:インターネットリサーチ

高野山真言宗・総本山金剛峯寺に​ついて
高野山真言宗は、​真言宗の​宗派の​1つで​あり、​高野山奥之院・弘法​大師御廟を​信仰の​源泉とし、​壇上伽藍を​修学の​場所と​して、​真言密教の​教えと​伝統を​今日に​伝えています。​
金剛峯寺と​いう​寺名は、​『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかく​いっさい​ゆが​ゆぎきょう​)』と​いう​経典の​名称から、​高野山全体の​総称と​して​名付けられた​ものです。​現在の​金剛峯寺は、​豊臣秀吉公が​母親の​追善菩提の​ため​建立された​青厳寺を​明治2年に​金剛峯寺と​改称した​もので、​全国高野山真言宗末寺3600ヵ寺の​総本山で​あります。​https://www.koyasan.or.jp/

Squareに​ついて
Squareは、​商売の​立ち上げから​事業の​成長まで​事業者を​サポートする​ツールを​開発しています。​Squareレジは、​レジ機能や​クレジットカード決済に​くわえ、​売上の​記録や​在庫管理、​売上分析まで、​事業者に​とって​必要な​ツールを​一式揃えた​POSレジです。​Square, Inc.は、​2009年に​設立、​本社を​サンフランシスコに​構え、​米国と​カナダ、​日本では​カード決済サービスを​提供しています。​Square株式会社は、​Square, Inc. の​日本法人です。​Square, IncおよびSquare株式会社の​詳細は、​square.co.jp を​ご覧ください。

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高野山真言宗・総本山金剛峯寺 広報担当
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