様々な仕事/国籍/趣味/考えを持つメンバーが集まり、その混沌を通して生まれる「何か」を皆で楽しむ場、みどり荘 MIDORI so。コワーキングスペースとしてこれからの働き方の可能性を追求すると共に、大切な拠り所となるであろう仲間と共に働く場を目指す。その様はかつてのトキワ荘のように、多くのクリエイターたちを魅了し続ける。
一番最初、シンクタンクを作ろうみたいになって。面白いクリエイターとか、そういう人たちが集った実験場としての場所を。」
「構想はあったけれどしばらく物件がなくて…そうこうしてたら、メンバーのうちの一人がこの場所を探し当ててくれたんです。もう最初っから緑がワサワサしてました(笑)大家さん曰く、気づいたら茂ってたらしいです。」
「当時はコワーキングスペースなんてほとんどなかったので、N.Y.にあるやつを見に行ったりしました。でも大してカッコよくなくて。だったら普通に光の入るアトリエのような、クリエイターが働きやすい空間…良い家具が置いてあって、良いバイブスが生まれる良い空間を作ろうってことで始まったのが最初ですね。」
「お金もなかったんで全部自分たちでリノベーションしました。家具とかは全部アメリカのポートランドから船で運んできて…オープニングの時なんて工事が間に合ってなくて、照明もないほぼ真っ暗なギャラリーにカッコイイ家具だけおいてある状態で(笑)まぁそれはそれで盛り上がりましたけど」
「最初は、口コミとウェブサイトだけで宣伝もしてなかったので、半年くらい全然人が集まらなかったんです。ある時、週一回オフィスでごはんを作って外部の人をもてなす “ランチミーティング会” をやった時に、遊びに来たアメリカの広告代理店のクルー達に「何やってんのー?」って聞かれて「僕たち、こういうのやってるんだよ」って話したら、「じゃあ入るよ」って。そっからは早かったですね。」
「今はほぼ満員です。駅からは遠いけど、気に入っている人、特に外国人が多くて…一回入ったらここは中々抜けないです。ここのメンバーは濃い人が多いので、人選に関してはある程度クオリティーを保つようなことはしてます。」
「みどり荘の持つエナジーとか空気とか…感度がいい人って、そこしかないんです。言語化とか数値化とかは難しいんですよね。ふとすると不動産的な場所になりがちなので、(みどり荘が)どういう視点・カルチャーを持ってるかを示して生み出す為の余白のスペースとしてギャラリーがあります。空いている時はシューティングスタジオとして貸し出したりもしてます。」
「みどり荘に入っているクリエイターたちでコラボレーションで仕事したりしますね。お互い何をやってるかっていうのも、メンバー同士で大体把握してる。こっちから”誰か探してるんだったら、彼がピッタリかもしれない”とか言って紹介したり。」
「Squareは日常のシーンに溶け込んでるので、あるのが当たり前になってますよ。請求書がデジタルで記録として残りますし、メンバーシップ費の決済とかSquareの人がほとんど。銀行口座を持ってない外国人のメンバー達はカードで払いたいって人が多いんです。あとはギャラリーで売られてるアート作品とかも基本Square決済ですね。」
「Squareの(企業としての)動機って綺麗じゃないですか。スモールビジネスをサポートしたいっていう。自分たちもそういうのを大事にしてるから、そこも含めて、私たちはSquareを選んでます。」