2017年4月から導入が予定されている消費税の軽減税率、前回の記事では軽減税率の概要や、どのような店舗が対象になるのかをご案内しました。
今回は、実際に軽減税率の導入が決定された場合のSquare POSレジについて、飲食店での利用を想定した設定方法を紹介します!
Step 1 - 「店内利用」と「持ち帰り」区分の設定
消費税の軽減税率が施行されると、同じ食品(生鮮食品、加工食品、飲料等)であっても、「店内利用」と「持ち帰り」の区分により、適用される税率がかわる予定です。これに対応するために、Squareデータ(管理画面)のダイニングオプションというページ上で「店内利用」と「持ち帰り」の2つの区分を設定します。
① Squareデータ > 商品 > ダイニングオプション設定画面を開きます。
② 「店内利用」と「持ち帰り」の2つの区分を設定します。
初期設定では「店内利用」「持ち帰り」「宅配」「ピックアップ」の4つが自動設定されますので、不要な項目については削除をします。
Step 2 - 通常税率、軽減税率の税金設定
続いてSquareデータ(管理画面)から、通常税率10%の消費税と、軽減税率8%の消費税を設定します。
① Squareデータ > 商品 > 税金設定画面を開きます。
② 「税金を設定」をクリックし、通常税率 10%の消費税を「外税」として登録します。
③ 続いて軽減税率 8%の消費税を「外税」として登録します。
Step 3 - 商品ごとの税金の設定
次に商品ライブラリー画面にて、各商品ごとに適用される税率を設定します。
① Squareデータ > 商品 > 商品ライブラリー画面を開きます。
② 税金を設定したい商品を選択し、適用される税金にチェックをつけます。
③ 軽減税率の対象にならない品目(食品以外) については、通常税率10%の消費税のみを設定します。
④ 利用方法によって軽減税率の対象になる品目(食品)については、通常税率10%と軽減税率8%の両方を設定しておきます。
Step 4 - 「店内利用」「持ち帰り」区分ごとの税金ルール設定
最後に軽減税率の対象になる品目(食品)について、「店内利用」「持ち帰り」の区分ごとの税金ルールを設定します。
① Squareデータ > 商品 > 税金設定画面を開きます。
② ダイニングオプションの税金ルール欄右側の「税金ルールを作成」をクリックします。
③ まず持ち帰り用の食品に適用されるルールを設定します。
a) ルール名の欄に「飲食品 - 持ち帰り」と記入します。
b) 適用されない税金 = 消費税(通常税率10%)を選択します。
c) このルールが適用されるダイニングオプション =持ち帰りを選択します。
d) このルールが適用される商品 = 飲食品を選択します。
④ 続いて店内利用の食品に適用されるルールを設定します。
a) ルール名の欄に「飲食品 - 店内利用」と記入します。
b) 適用されない税金 = 消費税(軽減税率8%) を選択します。
c) このルールが適用されるダイニングオプション =店内利用 を選択します。
d) このルールが適用される商品 = 飲食品 を選択します。
以上で、Squareデータ(管理画面)上での設定は完了です。
Step 5 - Square POSレジアプリ上での商品販売
実際に商品を販売する場合は、Square POSレジアプリ画面で、商品と「持ち帰り」「店内利用」の区分を選択することで、自動的に適用される税金が切り替わり、計算されます。
店内利用の場合
持ち帰りの場合
店内利用の商品と持ち帰りの商品両方がある場合
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Squareでは、今後も最新情報の収集につとめ、なるべく分かりやすい形で皆さまへの発信をおこなっていきます。
次回もお楽しみに!
本記事は2016年2月22日現在の情報を元に作成されています。軽減税率の詳細は、今後変更になる可能性もありますので、詳しくは最新情報をご確認ください。