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ネイティブアプリで集客力をアップさせよう

Square (スクエア), ブログ編集者

中小企業や個人事業を営む人の中には、お店の宣伝や、ビジネスの一部としてスマートフォン向けにネイティブアプリの作成を検討している人もいるかもしれません。

ネイティブアプリとは何か、ネイティブアプリのメリットとデメリット、開発を依頼する際のポイントを説明します。

ネイティブアプリとは

スマートフォンの普及が始まってから10年以上が経ち、多くの人がスマートフォンを持つようになりました。総務省の情報通信白書によると、日本におけるスマートフォンの個人保有率は2018年に64.7%に達しました。これはすべての年代に関する数字で、20代と30代では90%を超え、10代と40代でも個人保有率は80%を超えています。

参考:
令和元年版情報通信白書(総務省)
平成30年通信利用動向調査の結果(総務省)

スマートフォンの特徴の一つに、有料、無料を問わずさまざまなアプリの中から、ニーズや好みに応じてアプリをインストールし、利用できる点があります。ここでいうアプリとは「ネイティブアプリ」のことで、一般的な会話ではただアプリといわれることも少なくありません。

ネイティブアプリについて今一度確認しておきましょう。スマートフォン向けのネイティブアプリは、端末の機能を直接使うタイプのアプリです。ネイティブアプリと比較されることの多いアプリとしてウェブアプリがあります。ウェブアプリはユーザーがブラウザから利用することを想定して作ったアプリです。たとえば、人気の動画共有サイトやソーシャルメディアは、ウェブアプリとしてスマートフォンのブラウザからアクセスできますが、専用のネイティブアプリをインストールしてアクセスすることもできます。ネイティブアプリは用途に特化して作り込まれているため、汎用のブラウザから利用するよりも一般的に快適に操作できます。

メリットの多いネイティブアプリですが、デメリットはないのでしょうか?続いてネイティブアプリのメリットとデメリットについて詳しくみてみましょう。

ネイティブアプリのメリットとデメリット

ネイティブアプリの最大のメリットは、素早く動き、操作性がよいところです。

また、一般的にiOS向けのネイティブアプリであればアップル社のApp Storeを、Android向けのネイティブアプリであればGoogle Playを介して配布される点もメリットの一つです。スマートフォンユーザーはアプリを探すときにこれらのプラットフォームで検索をします。検索結果に関連するアプリとして自社のアプリが表示されれば、偶然使い始める人が出てくるかもしれません。そうなれば新たな集客手段となる可能性があります。

また、これらのプラットフォームに支払い情報をすでに登録している人は少なくなく、アプリ内課金ではワンタップでスムーズに支払い処理ができます。課金自体はネイティブアプリでなくてもできますが、支払いを完了するまでのステップが多く、有料のコンテンツや機能の利用を諦めてしまう人も出てくるでしょう。ネイティブアプリではこのような利用者を減らすことができます。

そのほか、ネイティブアプリはインストールすると、端末のホーム画面にアイコンが表示され、目につきやすく、ワンタップで利用できます。視認性が向上し、サービスの利用頻繁がが増すかもしれません。

一方で、ネイティブアプリには、デメリットとまではいわないまでも、提供する上で注意しておきたい点がいくつかあります。まず、ネイティブアプリには審査があります。また、最初のリリース時だけでなく、アプリをアップデートするときにも審査に通らなければなりません。

ネイティブアプリの開発プロセスも概要を理解しておく必要があるでしょう。端末の機能を直接使うため、ネイティブアプリの場合OS毎にアプリを開発するのが基本です。iOS向け、Android向けとアプリが複数必要になり、ウェブアプリと比べて開発やメンテナンスに工数がかかり、一般的にコストがかかります。

このようにネイティブアプリにはメリットとデメリットがあり、提供したいサービスの内容、予算、想定利用者の年齢や好みを検討し、場合によってはウェブアプリを選択した方がよいこともあります。ネイティブアプリの開発とメンテナンスには少なくない金額のお金がかかるため、慎重に判断をしましょう。

ネイティブアプリの開発を依頼する際のポイント

検討を重ねて、ネイティブアプリを開発することになったらどのような点に気をつければよいのでしょうか。

まず、開発を委託する企業や個人に、作成したいアプリについてきちんと伝わるように情報を整理しましょう。必要な機能をリストアップし、既存のアプリでイメージに近いものがあれば合わせて伝えます。想定ユーザーを30代男性、20代女性などと具体的にし、いくつか利用シナリオを作ってみるのもおすすめです。これらの作業は少し手間がかかるように感じるかもしれませんが、開発が進んでから委託先との間で機能について誤解があっては大変です。目に見える形で文章や図に書き出してみることで、頭の中で考えていたアプリの矛盾や、インターフェイスのイメージなども見えてきます。

情報を整理できたら、開発の委託先を探します。以前はネイティブアプリの作成が得意な企業や個人に開発を委託するのが主流でしたが、昨今ではクラウド型のアプリ開発サービスも出てきています。クラウド型のアプリ開発サービスでは、多くのアプリに共通する機能がすでに用意され、開発のスピードが早く、メンテナンスもシステム化されています。

ネイティブアプリの開発の委託先は個人を含めると無数にあり、どこにすればよいのか迷うという人も少なくないでしょう。そのようなときは、リリースしたいアプリのジャンルの開発が得意か、迅速に要件変更や修正に対応してもらえるか、開発後のメンテナンスを受けられるかといった観点から候補を絞ります。過去の開発実績や評判をインターネット上で検索してみるのも一つの手です。

開発の委託先の候補がみつかったら、それぞれから見積もりをとりましょう。提供期間の長いアプリであれば、開発の委託先との付き合いも長くなります。金額だけでなく、委託先との相性も考慮して最終的な委託先を決定してください。

最後になりますが、利用できる助成金があるか探すのも忘れないでください。ネイティブアプリの開発には数百万円から、内容によっては数千万円のお金がかかることもあります。その一部でも助成が受けられれば経営上大きな助けになるでしょう。直接ネイティブアプリの開発を支援する助成制度は稀ですが、アプリによっては特定分野の助成金を申請することができるかもしれません。たとえば、東京都中小企業振興公社は先進的な防災技術の実用化を支援しています。

若手や女性の起業家であれば、対象者を絞った起業家の支援制度を利用するのも一つの手です。ほかにも助成制度がある可能性がありますので、お近くの商工会議所などに相談してみるとよいでしょう。

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執筆は2020年5月20日時点の情報を参照しています。
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