地域密着型NPO 5団体、TechSoupを通して12月の寄付月間にSquareを活用
寄付や年会費、チャリティイベントでの物販でカード決済に対応
Square株式会社(所在地:東京都港区、代表:水野博商、カタカナ表記:スクエア)と特定非営利活動法人 日本NPOセンター(所在地:東京都千代田区、代表理事:早瀬昇)が運営するTechSoup(テックスープ)は、今年が初の試みである「寄付月間~Giving December~」(※1)に賛同し、地域の課題に取り組むNPO法人5団体に対し、2015年12月1日(火)から2016年1月31日(日)までの期間、クレジットカード決済手数料を実質無料でサービス提供するほか、クレジットカードリーダーの「Squareリーダー」とタブレット端末などSquareの利用に必要なハードウェアを無償で提供します。
日本国内のクレジットカードの取扱高が年々増加するのに伴い(※2)、大規模なNPO法人では年会費や寄付をオンラインのクレジットカード決済で受け付ける団体が増えています。一方、地域の課題に取り組むような小規模なNPO法人は、申し込み手続きの煩雑さや手数料の高さからクレジットカード決済に対応している団体が少なく、年会費や寄付は口座振込/振替で、チャリティイベントでの物販などは計算機と現金で対応している団体が圧倒的に多いのが現状です。
こうした背景を踏まえ、SquareとTechSoupは今回、寄付月間の開始に合わせ、Squareのサービスを通してNPO法人5団体のクレジットカード決済をサポートすることにいたしました。この取り組みの詳細は次のウェブサイトにてご確認いただけます。 http://www.square-blog.jp/square-for-nonprofits-2015
東京都豊島区で「子どもの貧困」をテーマに子ども食堂や無料学習支援を提供するNPO法人 豊島子どもWAKUWAKUネットワークの理事長、栗林知絵子さんは、「これまで支援者からの会費や寄付は、ホームページに記載したゆうちょ銀行の口座への振込と送金が唯一の手段でした。この機会にSquareを活用し、講演会などの場で当NPO法人の活動に共感してくださった方に支援をお願いしようと考えています」と話しています。
今回、SquareとTechSoupがサポートする5つのNPO法人は、それぞれ以下のような地域の課題に取り組んでいます。
NPO法人 明日育(あすいく):富山県
「誰もが自由になりたい自分を夢見て目指せる社会をつくる。」をビジョンとして、その実現のために「育つことのすべて」に関わり取り組んでいくことをミッションとする富山県黒部市が拠点のNPO。市民と共につくる公園づくり(パークデザイン)事業や、PA(プロジェクトアドベンチャー)の手法を用いた独自の体験型人材育成プログラム「ASTRUST(アストラスト)」などを展開しています。 https://www.facebook.com/npoasuiku/
NPO法人 SEIN(サイン):大阪府
大阪府南部を中心に、市民が自主的かつ自発的に、地域の課題解決や理想実現することをめざすNPO。NPOの連携強化、企業、行政との協働や、地域づくりに関する情報発信、地元の親子を応援するコミュニティカフェ&スペース「Community cafe Pangea」の取り組みなどを展開しています。 http://www.npo-sein.org/
NPO法人 豊島子どもWAKUWAKUネットワーク:東京都
「子どもの貧困」をテーマに、地域の子どもを地域で見守り育てることをコンセプトとして設立されたNPO。「要町あさやけ子ども食堂」や「夜の児童館」、無料学習支援、冒険遊び場「池袋本町プレーパーク」など、地域に子どもの居場所を点在化し、子どもと家庭の包括的支援を試みる。 http://toshimawakuwaku.com/
NPO法人 ピースジャム:宮城県
宮城県気仙沼市で母子の暮らしを支援しているNPO。自然豊かな山林に囲まれた工房に拠点を置き、子どものいるお母さんたちが働けるよう授乳室やキッズルームを設け、ジャムやベビー用品を製造。その売上によって新たなお母さんの雇用につなげています。また、併設する遊具付きの広場やカフェツリーハウス広場は、地域の多くの方が訪れる場にもなっています。子どもを中心に、世代を越えて1人1人が豊かになる、そんな温かな地域コミュニティの創造へむかって活動しています。 http://www.peace-jam.jp/
NPO法人 みやぎセルプ協働受注センター:宮城県
障害などの理由により一般の事業所に就職することが難しい人々の賃金向上のための就労支援を行うNPO。宮城県を拠点に、障害者就労支援事業所で製作された商品の販売や、イベント・フォーラム等の企画・運営など、多岐にわたる活動を展開しています。 http://www.miyagi-selp.org/
NPO法人は、現在日本に約5万の団体が存在し、行政の手が行き届かない地域の課題に取り組むなど、社会的に欠かせない存在となっています。Squareは、Squareの活用が、志のあるNPO法人にとって、年会費や寄付を受け付けるための新しいカタチとなり、彼らの活動が活性化することを願っています。TechSoupは、公的な資金を得ることがかならずしも簡単ではない、見えにくい社会課題に取り組むNPOだからこそ、会費・寄付・自主財源といった支援性の高い資金調達は重要だと考えています。ICT利活用を通じてNPOの財政基盤を支援することで、自由で豊かな市民セクターを支える仕組み作りをおこなっていきます。
※1「寄付月間~Giving December~」は、寄付の受け手側が寄付者に感謝し、また寄付者への報告内容を改善するきっかけとなること、そして多くの人が寄付の大切さと役割について考え、寄付に関心をよせ、行動をするきっかけとなることを目指した月間です。NPO、大学、企業、行政、国際機関などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、2015年から12月の一カ月間を「寄付月間~Giving December~」とすることが決まりました。詳しくは、次にウェブサイトをご覧ください。 http://giving12.jp/
※2 経済産業省の特定サービス産業動態統計調査による
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result-2.html
Squareについて
Squareは、商売の立ち上げから事業の成長まで事業者をサポートするツールを開発しています。Squareレジは、レジ機能やクレジットカード決済にくわえ、売上の記録や在庫管理、売上分析まで、事業者にとって必要なツールを一式揃えたPOSレジです。Square, Inc.は、2009年に設立、本社をサンフランシスコに構え、米国とカナダ、日本ではカード決済サービスを提供しています。Square株式会社は、Square, Inc. の日本法人です。Square, IncおよびSquare株式会社の詳細は、squareup.com/jp をご覧ください。
TechSoupについて
TechSoup(テックスープ)は、NPOが最大限の力が発揮されることを目指してパソコンソフト寄贈/クラウドサービスなどの寄贈仲介・提供などを行う世界約120ヶ国で展開されているプログラム(本部:米国サンフランシスコ)。テックスープ・ジャパンは、NPOセクターの基盤強化をミッションとして活動する特定非営利活動法人 日本NPOセンターが事務局をつとめ、国内約4,500のNPO法人/公益法人/社会福祉法人が寄贈プログラムを活用しています。
報道関係者問い合わせ先
Square株式会社 広報
press-jp@squareup.com
特定非営利活動法人 日本NPOセンター
担当:坂口、三本
TEL:03-3510-0855
E-mail:jncenter@jnpoc.ne.jp
※「Squareレジ」は、2017年1月24日現在、「Square POSレジ」の名称で提供されています。