ビジネス用語集

POSシステムとは

公開日:2023/03/23

POSシステムとは、英語でPoint of Sale Systemと呼ばれ、販売時の情報の収集・処理・管理を行うシステムのことを指します。具体的には、商品のバーコード読取りや在庫管理、売上データの集計や分析、顧客情報の管理など、販売に必要な様々な情報を一元管理することができます。

POSシステムの概要

POSシステムは、販売時に商品のバーコードを読み取り、在庫管理や売上データの集計・分析、顧客情報の管理などを行います。また、POSシステムは集計データを基に、人気商品や流行の傾向を把握することもできます。さらに、POSシステムは手作業での販売管理よりも正確性が高く、在庫管理のミスや顧客情報の紛失などを防ぐことができます。これにより、小売業者は販売に集中することができ、業務の生産性や売上の向上につながります。

主な機能

POSシステムには、以下のような主な機能があります。

1. 商品管理機能:商品のマスターデータを登録し、在庫数や価格などを管理することができます。
2. 売上管理機能:販売時の売上データを自動的に集計し、レジや店舗ごとに分析することができます。
3. 在庫管理機能:在庫の数量をリアルタイムで把握し、在庫不足時には自動的に発注することもできます
*自動発注機能が搭載されたPOSシステムの場合。

4. 顧客管理機能:顧客情報の登録やポイントカードの発行などを行い、リピート率の向上や顧客満足度の向上につながります。
これらの機能により、販売の効率化や管理の簡素化、顧客対応の強化など、様々なメリットを得ることができます。

POSシステムの重要性

販売管理の効率化

POSシステムの導入により、小売業者は販売管理を効率化することができます。手作業での販売管理では、商品や顧客情報を紙やエクセルなどで管理する必要があり、時間や手間がかかるうえに、ヒューマンエラーも起こりやすいです。しかし、POSシステムを導入することで、商品情報や顧客情報を一元管理することができます。これにより、販売管理の作業時間を短縮し、業務の効率化を図ることができます。

在庫管理の向上

POSシステムの導入により、在庫管理の向上が図れます。従来の手作業による在庫管理では、在庫数の把握が不正確で、商品の不足や過剰などの問題が発生する場合がありました。しかし、POSシステムを導入することで、在庫数をリアルタイムで把握することができます。在庫不足の際、自動発注してくれる機能を搭載したPOSシステムもあります。これにより、在庫管理におけるヒューマンエラーや在庫不足による損失を防ぎ、販売のスムーズな運営を確保することができます。

客層分析の可能性

POSシステムの導入により、客層分析の可能性が広がります。POSシステムは、販売データを集計・分析する機能があります。これにより、人気商品や流行の傾向を把握することができます。また、顧客情報の管理機能を活用することで、顧客の嗜好や購買履歴を分析することができます。これにより、ターゲットとする顧客層の傾向を把握し、販促活動の計画を立てることができます。このようなデータを活用し、お客様へのマーケティング施策の強化や、リピート率の向上に繋げることが可能になります。

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POSシステムの種類

クラウドベースのPOSシステム

クラウドベースのPOSシステムは、インターネットに接続することで、POSシステムを利用することができます。クラウドベースのPOSシステムは、ハードウェアやソフトウェアの導入が不要で、各社から低価格帯のプランが提供されているため、導入の敷居は低めです。

オンプレミスのPOSシステム

オンプレミスのPOSシステムとは、サーバーを店舗内に設置し、POSシステムを利用するものです。オンプレミスのPOSシステムは、ネットワークの接続が不要であるため、インターネット接続が不安定な環境でも利用することができます。クラウド型と比べ、セキュリティがより強固である利点もあります。

一方で、ハードウェアやソフトウェアの設定が必要なため、初期費用が高いというデメリットもあります。セキュリティはクラウド型に比べ高いとはいえ、店舗内のサーバーに侵入されるリスクがありますので、セキュリティ対策は必須です。

どちらのPOSシステムを導入するかは、ビジネスニーズや予算に合わせて選択する必要があります。

POSシステムの導入方法

導入前に考慮すべきこと

まずは、自社に必要な機能や特徴は何かを明確にしましょう。在庫管理の強化が目的なら、リアルタイムな在庫数の把握や自動発注機能が重要になります。顧客情報を活用した販促活動に力を入れる場合は、顧客管理機能やポイントカードの発行などのマーケティング機能が鍵となります。
次に、POSシステムの価格や費用対効果を比較し、自社の予算に合わせた選択を行うことが大切です。POSシステムの導入に伴い、店舗のレイアウトや業務プロセスの見直しが必要になる場合もあります。これらの点を事前に把握し、導入計画を立てることが、POSシステムを有効に活用し売り上げアップを狙う鍵となります。

POSシステムの導入手順

まずは、自社のニーズや予算に合ったPOSシステムを選定します。次に、POSシステムを導入する店舗のレイアウトや業務プロセスの見直しを行い、導入計画を立てます。POSシステムの設置と設定を行い、トレーニングを受けたスタッフが操作できるようにします。導入後は定期的なメンテナンスやアップデートを行い、システムの安定性と機能性を維持します。

POSシステムの導入には初期費用がかかりますが、その後の運用には多くのメリットがあります。販売管理の効率化や在庫管理の向上により、業務の生産性や売上の向上につながることが期待できます。

POSシステムの選定ポイント

業種に合わせた機能

最適なPOSシステムを選ぶためには、自社の業種に合わせた機能をチェックしましょう。例えば、飲食店ならテーブル管理や注文管理機能が必要になります。一方で、衣料品店ならサイズや色の管理機能が重要になります。業種に合わせた機能を備えたPOSシステムを選ぶことで、業務の効率化や売上アップにつなげることができます。

セキュリティの高さ

POSシステムのセキュリティは非常に重要なポイントです。クレジットカード情報や個人情報などの重要データを管理するため、万が一情報漏洩や不正アクセスが発生すると、大きなリスクを伴うことになります。POSシステムのセキュリティを徹底的にチェックし、信頼性の高いシステムを選択しましょう。データの暗号化やアクセス制限などのセキュリティ機能、データのバックアップや復元などの保護措置が完備されているか確認しましょう。

コストパフォーマンスのバランス

POSシステムの選定ポイントの一つとして、コストパフォーマンスのバランスがあります。高価なPOSシステムほど多機能であり、セキュリティ性も高いとされています。しかし、最も重要な点は、事業規模やニーズに適したPOSシステムを選ぶことです。コストパフォーマンスのバランスを見極め、必要な機能を備えたPOSシステムを選ぶことで、費用対効果の高い運用が可能となります。

サポート体制の充実

サポート体制も必ず確認しておきたいポイントです。POSシステムは、万が一故障した場合には早急に対応する必要があります。サポート体制の充実度や対応時間、対応方法など、信頼できるサポート業者を選ぶことが大切です。

サポート体制だけでなく、故障時の修理や部品交換にかかる費用も確認しておきましょう。故障時に高額な修理費用がかかると、予期せぬ出費になってしまいます。

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POSシステムのよくある質問

POSシステムのメリットは何ですか

1.在庫管理が簡単になる
POSシステムは、商品の在庫管理を自動化することができます。POSシステムを使用することで、在庫の追跡や発注のプロセスが簡単になります。これにより、在庫の不足や過剰在庫の問題を解決することができます。
2.売り上げの追跡ができる
POSシステムを使用することで、売り上げ管理が簡単になります。POSシステムを使用することで、売れ筋商品、売り上げが伸びる時間帯など、貴重な情報を収集することができます。
3.顧客管理が容易になる
POSシステムは、顧客情報も管理できます。顧客の購買履歴や好みなどを把握し、販促活動をカスタマイズできます。ポイントカードやクーポンなどの特典を提供し、リピーター向上に活かせます。

POSシステムはどのような業界に利用されていますか?

POSシステムは様々な業界で利用されています。小売店やスーパーマーケット、百貨店、コンビニエンスストア、レストランなど、多くの小売業者がPOSシステムを採用しています。また、POSシステムは医療業界や美容業界でも利用されており、治療や予約管理、売上集計などに役立っています。レストランや居酒屋などの飲食業でもPOSシステムが利用されています。POSシステムは様々な業界で活躍している汎用性の高いシステムです。

POSシステムを使用するにはどのようなハードウェアが必要ですか?

POSシステムを導入するには、以下のようなハードウェアが必要になります。
1. POSターミナル:POSターミナルは、販売に使用されるデバイスで、商品をスキャンし、価格を計算し、支払いを行う機能があります。
2. プリンター:レシートや注文書、領収書などを印刷するためのプリンターが必要です。紙幅やインクの種類など、使用環境に合わせて選びましょう。
3. スキャナー:商品のバーコードを読み取るためのスキャナーが必要です。バーコードの種類によっては、特別なスキャナーが必要になることもあります。
4. キャッシュドロワー:現金を保管するためのキャッシュドロワーが必要です。サイズや機能性など、店舗に合わせたものを選ぶとよいでしょう。

POSシステムを導入するのにどのようなコストがかかりますか?

POSシステムを導入するには、以下のようなコストがかかります。

1. POSシステム本体の購入またはレンタル費用:POSシステム本体を購入する場合、その費用は数十万円から数百万円になることがあります。また、レンタルする場合は月額数千円から数万円程度の費用がかかります。
2. ハードウェアの購入費用:POSシステムには、スキャナーやプリンター、キャッシュドロワーなどのハードウェアが必要です。これらを購入する場合、数万円から数十万円程度の費用がかかります。
3. インストール費用:POSシステムのインストールには、専門的な知識が必要です。システム導入業者に依頼する場合、数十万円程度の費用がかかることがあります。
4. トレーニング費用:POSシステムの導入には、従業員に対するトレーニングが必要になります。トレーニング費用は、数万円から数十万円程度の費用がかかることがあります。
5. サポート費用:POSシステムを導入した後も、サポート業者によるサポートが必要になることがあります。サポート費用は、月額数千円から数万円程度の費用がかかることがあります。

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