Squareでオフライン決済を利用する
オフライン決済について
Square POSレジアプリが最適に機能するためには、常にインターネット接続が必要です。Squareハードウェアでは、Wi-Fiまたはイーサネット接続、モバイル端末ではWi-Fi、イーサネット、データ通信サービス(4G、5G、EDGEなど)をご利用ください。
端末がオフラインになる理由は2つあります。
インターネットの接続障害:Wi-Fiが機能しなくなった、またはISPのサービスに不具合が発生している。
Square サービスの一時停止:Squareのサービスが終了となったり、ダウンしたりした場合。
端末がオフラインになった場合、オフライン決済を許可して現金およびほとんどの主要カードブランドのカード決済を受け付けることができます。
オフライン決済の仕組み:
現在の決済手数料が支払方法に基づいてオフライン取引にも適用されるため、手数料に違いは生じません。Squareの手数料について詳しくはこちら
オフライン決済中は、スワイプ決済のみ受け付けられます。
端末がオフラインの間、オフライン決済はPOSレジアプリに安全に保存されます。
端末が24時間以内(遅くとも72時間以内)にインターネットに再接続されると、オフライン決済は自動的にオンラインで決済されます。
はじめる前に
オフライン決済は、Square データまたは対応しているSquare POSレジアプリから許可できます。
オフライン決済を許可するには、次の2つのオプションがあります。
ネットワークサービス停止やSquare サービスの一時停止に備えて、事前にオフライン決済を許可する。
ネットワークサービス停止やSquare サービスの一時停止が発生したときにオフライン決済を許可する。適切なアクセス権限を持っていないスタッフは、オフライン決済を許可したり、オフライン中に決済を受け付けたりすることはできません。
オフライン決済の受付に備えるために、オフライン決済ガイドをダウンロードし、ネットワークサービス停止やSquare サービスの一時停止が発生した場合の対処方法を従業員と共有しておいてください。
サポートされている機能とサポートされていない機能:
オフライン決済は、対応しているSquare POSレジアプリ、Squareのハードウェア、モバイル端末で利用できます。
オフライン決済は、以下のSquare POSレジアプリで利用できます。
- フルサービス、クイックサービス、バー、リテール、予約管理、またはスタンダードモードのSquare POSレジアプリ。詳しくは、Square POSレジでモードを使う方法をご覧ください。
- Square レストランPOSレジアプリ
- Square 予約POSレジアプリ
- Square リテールPOSレジアプリ
オフライン決済は、以下のSquareのハードウェアで利用できます。
- Square レジスター
- Square ターミナル
- 磁気ストライプ専用Square リーダーが接続されたSquare スタンド(第2世代)
- 磁気ストライプ専用Square リーダー(Square リーダーまたはSquare スタンドが端末に接続されている場合)
- Square スタンド(第1世代)
詳しくは、Squareハードウェアを識別する方法をご覧ください。
オンライン注文とデリバリー:
- 一時停止の種類によっては、Square オンラインビジネスやUber Eatsなどの注文プラットフォームで受けた新規オンライン注文はPOSレジに表示されません。
- ただし、一時停止が解除されると、受けた注文はすべてSquareの端末に表示されます。
- 端末がオフラインのときに受けた注文はSquare データに表示され、接続が回復すると自動的にオンラインで処理されます。
オフライン決済は、以下では利用できません。
-
Squareのハードウェア:
- Square リーダー(第1世代 - v1およびv2)
- Square キオスクアプリを実行しているSquare キオスクのハードウェア
- お客さま用ディスプレイや決済端末として接続されたSquare ターミナル(ターミナルAPI)。詳しくは、Square ターミナルをSquare POSレジと連携させる方法をご覧ください。
- 詳しくは、Squareハードウェアを識別する方法をご覧ください。
-
支払方法:
- 挿入およびタッチ決済
- Square ギフトカード
- iPhoneのタッチ決済
- Tap to Pay on Android
- カード情報の手入力
-
Square アプリ:
- Square 請求書アプリ
- サービスモードのSquare POSレジアプリ
- Square キオスクアプリ
- Square ロイヤルティ:インターネットに再接続して決済をアップロードしたら、オフライン決済でお客さまが獲得したポイントを手動でリンクして付与してください。
- レポート:営業締め時間のレポート。詳しくは、レストランの営業締め時間のレポートを設定・実行する方法をご覧ください。
オフライン決済の安全対策
オフライン決済を受け付けてから72時間以内にインターネットに再接続してください。再接続されなかった場合、決済は無効になります。
(可能な場合は)すべての取引において署名を必ず取得し、画面上の署名が支払いカードの裏面の署名と一致することを確認してください。詳しくは、支払いの署名を管理する方法をご覧ください。
カードに署名がない場合は、お客さまに政府発行のIDの提示と、カードへの署名をお願いしてください。IDを確認して、支払いカードの署名と一致することを確認します。
お客さまにIDの提示を求めることはできません。また、IDの提示を求めてもチャージバックに対する責任が変わることはありません。ただし、署名されていないカードは無効であり、受け付けるべきではありません。
オフライン決済中に受け付けた支払いについては、有効期限が切れた場合、承認されなかった場合、またはチャージバックが発生した場合はいずれも加盟店さまが責任を負うものとします。オフライン決済が承認されない、または有効期限が切れている場合、Squareがお客さまの連絡先情報を提供したり、加盟店さまに代わってお客さまに連絡したりすることはできません。
オフライン決済の有効期限
決済カード業界のパートナーと規制当局では、オフライン決済セッションの時間に関連する特定の要件を設けています。
ステップ1:オフライン決済を有効にする
インターネット接続が切れる前にオフライン決済が許可されている場合、接続が失われると、端末は自動的にオフラインセッションを開始します。オフライン決済は、Square サービスの一時停止中も有効にできます。オフラインセッションを最大限に活用するには、接続が失われる前にオフライン決済を許可しておくことを強くお勧めします。
Square データとSquare POSレジアプリでPOSレジモードからのオフライン決済を許可すると、そのモードが割り当てられているすべての端末でオフライン決済が可能になります。
モードを使用しない場合は、Square POSレジアプリから直接オフライン決済を許可できます。
Square データでPOSレジモードからのオフライン決済を許可すると、そのモードが割り当てられているすべての端末でオフライン決済が可能になります。詳しくは、モードを作成・割り当てる方法をご覧ください。
- Square データにログインし、[設定] > [端末管理] > [モード] の順に移動します。
- 一覧から既存のモードを選択し、[設定] の下にある [管理] をクリックします。既存のモードがない場合は、[モードを追加] をクリックします。
- [お会計] 設定で [オフライン決済] を選択し、[オフライン決済を許可] のスイッチをオンに切り替えます。
- オフライン決済で許可される取引ごとの最大金額を設定します。
- [保存] をクリックします。
フルサービス、クイックサービス、バー、小売、予約、またはスタンダードモードのSquare POSレジアプリ、またはSquare レストランPOSレジアプリ、Square リテールPOSレジアプリ、またはSquare 予約POSレジアプリからの場合:
- POSレジアプリにログインし、[≡その他] > [設定] の順に移動します。
- [お会計] > [オフライン決済] の順にタップし、[オフライン決済を許可] の切り替えボタンをオンにします。
- オフライン決済で許可される取引ごとの最大金額を設定します。
- 戻る矢印をタップして保存します。
Square POSレジアプリでモードを使っている場合、オフライン決済の設定は、そのモードが割り当てられているすべての端末に適用されます。詳しくは、モードを作成・割り当てる方法をご覧ください。
ネットワークサービス停止やSquare サービスの一時停止に備えて、事前にオフライン決済を許可していない場合、接続が失われるとPOSレジアプリにサービス停止の通知が表示されます。オフライン決済は、通知プロンプトから直接許可できます。
ご注意:スタッフに適切なアクセス権限がない場合は、適切なアクセス権限を持つ担当者がパスコードを入力して承認してください。
ステップ2:オフライン決済を受け付ける
サポートされているオフライン決済は、サポートされている端末またはSquareのハードウェアで通常どおり受け付けられます。オフライン決済が許可されている場合、端末がインターネット接続を失うと、オフラインセッションが自動的に開始され、画面上部に通知バナーが表示されます。
オフライン中:
バナーには、再接続してオフライン決済をアップロードできる残り時間をカウントダウンする時計が表示されます。
Square サービスの一時停止により端末がオフラインになっている場合、カウントダウン時計は表示されません。
オフライン決済は、アプリの取引履歴に「保留中」と表示されます。詳しくは、オフライン決済を表示する方法をご覧ください。
端末またはSquareのハードウェアを再起動または電源を切ることはできますが、保留中のオフライン決済が期限切れになる前にアップロードするには、電源を再度オンにしてください。
ステップ3:オフライン決済をアップロードする
端末をインターネットに再接続すると、オフライン決済をアップロードできます。他の操作は必要ありません。
保留中のオフライン決済は、Square レジスターまたはSquare ターミナルをインターネットに再接続してアップロードしない場合、72時間後に期限切れとなります。詳しくは、Squareハードウェアを識別する方法をご覧ください。
保留中のオフライン決済は、iPhone、iPad、またはAndroidモバイル端末をインターネットに再接続(Squareハードウェアに接続した状態で)してアップロードしない場合、24時間後に期限切れとなります。
期限が切れたオフライン決済は、回収または再手続きができません。
インターネットに再接続した後:
端末がオンラインに戻り、オフライン決済がオンラインで決済中なことを知らせる通知が表示されます。
完了済みの決済と承認されなかった決済は表示して確認できます。詳しくは、オフライン決済を表示する方法をご覧ください。
お客さまには電子レシートが送信され、加盟店さまには支払い通知メールが送信されます。
オフライン決済が正常にアップロードされた後に、再びインターネット接続が失われたり、Square サービスの一時停止が発生したりすると、新しいオフラインセッションが有効になります。
オフライン決済の払い戻し
オフライン決済がオンラインで決済されるまでは、キャンセルや払い戻しはできません。インターネット接続が復旧し、オフライン決済がアップロードされたら、払い戻しを行えます。詳しくは、お客さまへの払い戻しを管理する方法をご覧ください。