この記事では、カード決済によるお取引を安全に行うためのガイドラインを紹介します。ただし、ここで紹介するのはあくまでも慣例であり、法的な助言ではないことにご注意ください。カード決済を受け付ける事業主様は、該当するすべての法律や規制を確認し、ご自身の事業について専門家による法的な助言等を受けるようお勧めします。カード決済によるお取引に関するガイドラインについては、こちらもご参照ください。

カード決済受付全般に関するガイドライン

ここでは、カードの不正使用リスクの軽減に役立つと思われるガイドラインを紹介します。

  • 正規のカードの仕様や特徴を理解して、対象のカードが本物であるかどうかを見分けられるようにしましょう。正規のカードの詳細については、 VisaMasterCardAmerican ExpressJCBDiners ClubDiscoverの公式Webサイトを参照してください。
  • カードの有効期限を確認します。
  • カードにサインがない場合は、写真付きの身分証明書の提示をお願いして、カード氏名と身分証明書の氏名が一致することを確認します。
  • 通常のお客様の購買パターンを把握しておきましょう。通常以上に高額なお取引を希望するお客様や早急な配送を希望するお客様など、通常のお客様とは購買パターンが異なる際には、カード決済の受付に注意深く対応できます。
  • 従業員やスタッフとの間で、問題が発生した場合の対処方法についてあらかじめ取り決めておきます。たとえば、不正使用が疑われる取引の処理方法や、問題発生時の連絡先などを日頃から共有しておきましょう。
  • パスワードとアクセスコードは、他人が容易にはアクセスできない安全な場所に保管します。また、パスワードは、文字、数字、記号を組み合わせた推測されにくい文字列にします。
  • レシートや請求書、出荷確認書など、お取引に関係する書類を保存しておきます。レシートを送信する際には、販売した商品やサービスを正確に記載しておくようにします。

Squareで受付可能なカードの詳細については、こちらを参照してください。

ICカードの受付に関するガイドライン

  • 支払いの際、お客様が ICチップ付きカード (以下、ICカード) を提示した場合には、ICチップを読み取って決済する必要があります。ICカード対応Squareリーダーの使い方に関する詳細は、こちらを参照してください。
  • 2015 年 10 月 1 日以降、ICカードの ICチップ情報を読み取らず、カード背面の磁気テープをスワイプして決済した場合に発生したカード不正利用の一部については、カード発行会社ではなく、加盟店側の責任となります。この場合、不正カードによる決済代金は加盟店での負担 (チャージバック) となりますのでご注意ください。このライアビリティシフト (債務責任の移行) についての詳細は、こちらを参照してください。

支払い処理に関するガイドライン

  • 必要な税金を取引の合計金額に適用すると、税金に関する情報が取引履歴のスプレッドシートやお客様へのレシートに表示されるようになります。
  • お客様の個人情報を保護しましょう。支払いの説明やレシートに、カード番号の全桁やカード名義人の個人情報を記載しないようにします。
  • Squareでは、カード取引の事前承認は取得できません。
  • カード保持者のいかなる情報も、どのような形であれ保存するようなことがないように強く推奨します。

特定の決済に関して問題が発生した場合は、支払いの受付に関するトラブルシューティングを参照するか、弊社までご連絡ください

カードの読み取りによる決済と、カード情報の手入力による決済

Squareでは、カードリーダーによる読取 (カードの差し込みまたはスワイプ) と、カード情報の手入力との、2 通りの方法でカードを決済できます。カード以外にも、現金、その他の支払い方法も受付可能です。

注意: 現金またはその他の支払い方法による決済については、Squareからの入金はありません。現金決済やその他のお取引については手数料は一切かかりません。また、クレジットカード情報も必要にはなりません。

Squareリーダーを使ってクレジットカード決済を受け付ける場合には、次のガイドラインに従ってください。

  • カードが有効期限切れでないことを確認します。
  • カード番号の下4桁が、カードの表面と裏面で同じであることを確認します。
  • Squareリーダーでカードを読み取ると、カード番号の下4桁がアプリ画面のお取引金額の下に表示されます。画面に表示されているカード番号の下 4 桁が、お客様のカードに記載されている番号の下 4 桁と同じであることを確認します。
  • レシートにもらったサインが、カード上のサインと一致することを確認します。

カード情報を手入力する場合は、次の点にご注意ください。

  • 「カード情報の手入力」と「ブラウザ決済」によるお取引は、カードの読取によるお取引よりもリスクが高くなります。非対面でのお取引は、対面での安全性確認や、レシートとカードのサイン比較ができないため、カード読取によるお取引よりもリスクが高いことが統計上確認されています。
  • チャージバックや異議申し立てが、カード読取によるお取引よりも多くなる可能性があります。カード名義人のカード発行会社は、チャージバックや異議申し立てが可能な期間を設けています。これは通常、システムでの処理日から約 4 か月です。このため、決済から 4 か月の間は、請求の異議申し立ての通知を受ける可能性があります。チャージバックの詳細については、こちらを参照してください。

チャージバックや支払い異議申し立てに伴う損失を最小限に抑えるため、カード情報の手入力で決済する場合には、次のガイドラインにそって取引してください。

  • カードに記載の氏名を尋ね、カード名義人の身元を確認します。
  • 取引に問題が生じた場合に備え、お客様の連絡先を記録しておきます。ただし、カード発行会社や地域によっては、電話でのカード決済処理についても、お客様の個人情報を収集、記録することを制限している場合があります。提示されているカード情報が実際にお客様が保有しているカードの情報かどうかを確認する際には、該当する法律や規制に従ってください。
  • 販売の際、または商品を配送する場合はその引き渡しの際、必ずお客様のサインをいただきます。
  • 必須となるカード情報 (カードに関連付けられた情報) をすべて入力します。カード情報の手入力による決済には、カード番号、セキュリティコード (Visa または MasterCard の場合は裏面に記載されている 3 桁のコード、または American Express の場合は表面に記載されている 4 桁のコード)、有効期限の入力が必要です。
  • それぞれの取引について詳細なメモを残すようにします。手入力による決済であることが分かるよう、サイン画面で「インターネット注文」や「電話で承認」のように入力します。
  • すべての取引時には、お客様に詳細なレシートを発行します。

「カード情報の手入力」と「ブラウザ決済」によるお取引に伴うリスク

  • 「カード情報の手入力」ならびに「ブラウザ決済」でのお取引は、不正使用やお客様による異議申し立て発生した場合のリスクが、カード読取によるお取引に比べて大きくなります。

高額な取引

以前に購入したことのある顧客から、これまでとは異なるパターンで購入があった場合には注意が必要です。注意すべき購入パターンには次のようなものがあります。

  • 通常よりも取引金額が大きい
  • 急送による注文
  • 初めての顧客による海外からの注文
  • 購入者とカード名義人の氏名や住所が異なる

注意: 販売商品は、必ずカード決済の承認が下りてから発送するようにしてください。

1 件の取引の分割決済

1件のお取引を複数の金額に分割し、複数のお取引としてカード決済することは、Squareの利用規約に違反する行為です。取引を処理する際は、カード名義人のお客様から受領する全額を、1 件の取引として処理してください。

カード発行会社により取引が拒否された場合でも、取引を複数の少額取引に分割することはできません。取引が拒否された場合は、カード裏面に記載されているカード発行会社の電話番号にお客様から直接問い合わせるよう案内することをお勧めします。

注意: 取引を分割した場合、カード発行会社はその権利に基づき、チャージバックを行使する場合があります。

分割払い

Squareで取り扱い可能なお支払い方法は、一括払いのみです。現時点では、カード決済の際に、自動で分割払いを受け付けることはできません。しかしながら、一定期間にわたって提供される商品やサービスに対する支払いについては、カード決済を定期的に手動で行うことで、支払い分割して受け付けることが可能です。このような支払いを処理する場合は、次のガイドラインに従ってください。

  • 個々の取引を個別に処理します。その時点で提供する商品やサービスの分割分の全額を新しい取引として入力します。
  • 商品の説明に分割払いであることを明記します。
  • 請求書番号に基づいて請求に番号を付け、この番号を商品の説明に追記します。
  • このような取引を必ずしも分割払いとして処理する必要はありません。すべての商品やサービスを提供してから、全額を精算することもできます。すべての商品やサービスを提供してから全額を精算する場合は、この支払いを 1 件の取引として送信する必要があります。

電話またはオンラインでのオーダー

  • カード名義人のお客様のご要望により、第三者の配送サービスを利用する場合は、商品の追跡が通常よりも困難になる場合がありますのでご注意ください。
  • 商品の配送先として私書箱が指定された場合には、実住所の利用をお願いするようお勧めします。請求の異議申し立てが発生し、カード名義人のお客様に連絡する必要が生じた場合、私書箱よりも住所の方が連絡を取りやすいためです。
  • カード名義人の身元を確認する最も確実な方法は、パスポートなど公共機関発行の身分証明書のコピーの提示をお願いすることです。
  • お客様から身分証明書の提示があった場合は、身分証明書とカードの氏名が同じであることを必ず確認します。
  • いかなる理由があっても、取引の処理に電信送金を使用しないでください。分割決済を使用した取引で、商品の出荷後に異議申し立てが発生した場合、商品を回収できない可能性があります。
  • チャージバックや支払い異議申し立て、取引に関する調査が発生するリスクを最小限に抑えるため、電子メール以外の連絡手段を用意することをお勧めします。 可能な場合には、お客様と電話で直接連絡をとるようにしてください。

オンラインや電話でのオーダーの処理は、こちらの手順に沿って行ってください。

カード情報の手入力による取引であることを記録に残しておくため、サインの際に「インターネット注文」、「電話での受付」などのメモを残しておくようお勧めします。

カードが承認されない場合には

カード発行会社が承認を拒否する場合には、いくつかの理由があります。承認が拒否された場合は、以下のことを確認のうえ、決済をやり直してください。

  • カード決済の承認が拒否された場合、もう一度決済を試みることができます。カード番号、有効期限、セキュリティコードを確認してから、もう一度やり直してください。
  • それでも承認が下りない場合は、別のカードを使用するようお客様に案内してください。
  • 分割払いの場合を除き、取引の全額を 1 件の取引として決済する必要がありますのでご注意ください。

決済が通らない場合は、こちらを参照してください。

モバイル端末を保護するためのヒント

以下に、モバイル端末を不正利用から保護するためのヒントを紹介します。

  • アプリをダウンロードする前にその内容をよく確かめ、開発元が信頼できることを確認します。
  • モバイル端末を保護するためのパスコードやパスフレーズを設定します。また、操作しない時間が数分続いた場合は画面をロックするように設定します。
  • ジェイルブレイクなど、オペレーティングシステムに組み込まれている端末保護の仕組みを解除する行為は、Squareの利用規約違反となるほか、端末に悪影響を及ぼし、Squareアプリケーションの正常な動作を妨げる可能性があります。詳しくは、利用規約をを参照してください。
  • 出所の定かでないソフトウェアは使用しないようにします。
  • モバイル端末のパスコードやパスフレーズ、SquareのログインIDやパスワードをメモに書き留めないようにします。
  • モバイル端末を安易に他人に使用させないようにします。Squareアカウントにアクセスされ、不正利用されるおそれがあります。

Squareアカウントの審査

Squareのアカウントが承認された後であっても、取引内容が突然変更されたり、同じ内容の取引が不自然に繰り返されたりした場合、追加情報の提示をお願いすることがあります。このような場合、取引先からの注文書や請求書、公的機関発行の身分証明書 (住民票や運転免許証など)、確定申告書、印鑑証明書、通帳、営業許可書等を提示していただくようお願いすることがあります。また、事業拠点を検査させていただくようお願いすることもあります。このような要請を拒否した場合、Squareアカウントを閉鎖とする場合があります。Squareは、不正確、虚偽、もしくは不完全な情報を提供した加盟店、またはアカウント登録要件に従わなかった加盟店の Squareアカウントを一時停止または閉鎖する権利を有しています。