会社や店舗を経営していると、雰囲気作りや従業員のやる気アップにBGMの効果を借りたいと感じることがあるのではないでしょうか。
今回は、BGMによく使われる音楽の各ジャンルとオススメのシチュエーションを紹介します。
※BGMとして音楽を利用する際には、著作権について理解しましょう。
参考:各種施設でのBGM(JASRAC/一般社団法人日本音楽著作権協会)
BGMのメリット
BGMとは「バックグラウンドミュージック」の略で、それぞれの環境に合わせて雰囲気づくりのために流す音楽のことです。
「電車の運転手」など音楽を聴くことが業務の妨げになる仕事を除けば、業務にBGMを取り入れることでプラスの効果が生まれることがあります。
たとえば、
・ 単調な作業に飽きてしまわないようにリズムの良い音楽を作業場に流す。
・ メニューや店内の雰囲気に合うジャズ音楽をレストランでかける。
・ 流行に敏感なお客様が多いアパレルショップで最新のポップスをかける。
などが挙げられます。
このようにBGMを上手く取り入れることで、お客様や従業員の満足度向上につながり、業務の効率アップや売り上げの向上が期待できます。BGMとしてよく使われている音楽のジャンルについて説明します。
ロック
1950年代のアメリカで始まり、その後全世界に広まって、エルビス・プレスリーやビートルズなどの数多くのスターが生まれた音楽ジャンルです。ハードロックやパンクロックなど、さまざまな種類があり、最近では1970年代から1980年代に流行したAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)が再び注目を集めているようです。
激しいロックの楽曲は、闘争心を駆り立てる効果が期待できます。たとえば、タイムセールや閉店直前などお客様の購買欲を盛り上げたいときにオススメです。
また、ロックの中には、スローで洗練された楽曲も多いので、レストランやアパレルショップ、仕事場にも合うかもしれません。
ポップ・ミュージック、J-POP
ポップ・ミュージックは、1950年代から1960年代にかけてロックンロールから派生して生まれた音楽です。日本で制作されたポップ・ミュージックは、J-POPと呼ばれています。
速いテンポやゆったりとしたテンポ、激しいリズムや優しいリズム、明るい曲や暗い曲などさまざまな楽曲が存在します。そのため、用途も幅広いでしょう。ポップ・ミュージックは次々と最新の曲が発表されるため最先端の情報を取り扱う職場で流すことも効果的です。また、耳馴染みのあるJ-POPはお客様に長時間滞在してもらいたいお店にオススメです。
ジャズ
ジャズは、西洋音楽とアフリカ系アメリカ人の音楽が融合して生まれたものです。ジャズには大人っぽく、カッコイイというイメージがあり、落ち着いた雰囲気を演出したい店舗に向いています。CMなどに使われている耳馴染みのある楽曲を、幅広い年齢層のお客様が来店するお店で流してみてはいかがでしょうか。また、職場を和やかな雰囲気にしたい場合にも効果が期待できます。
ヒップホップ
ヒップホップは、1970年代にニューヨークでマイノリティーの若者たちから生まれた文化です。
ヒップホップは音楽だけではなく、ファッションやダンスなども含む一連の文化であることから、アパレルショップやダンス教室など、ヒップホップ文化に関連する場所で雰囲気を演出したいときにオススメです。
ダンス・ミュージック
ダンス・ミュージックは、さまざまな種類があります。
・ テクノ
・ ハウス
・ ディスコ
・ レゲエ
・ トランス
・ EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)
上記はほんの一部で、ここでは説明しきれないほど多岐なジャンルに分かれています。
ダンス・ミュージックはアップテンポなものが多いため、明るく元気な雰囲気をアピールする効果が期待できます。
ヒーリングミュージック
ヒーリングミュージックは、お客様にリラックスしてもらいたい場合や、癒しの空間を演出したい場合に効果的だといえます。マッサージを提供するお店や、アロマオイルを販売するお店などにオススメです。
スマホやタブレットでカード決済を受け付ける
Squareでカード決済オリジナル曲
オリジナル曲を仕事場や店舗で流すことで、従業員の連帯感やお客様の信頼感につながることが期待できます。
たとえば、スーパーマーケットの鮮魚コーナーで、魚の美味しさや種類を歌ったオリジナル曲を流せば、日常的によく利用するお客様の耳に残ります。
「あの曲を聞くとあのお店を思い出す」という効果が期待でき、店舗の認知度向上や再来店を促すことができます。
また、仕事場でオリジナルの「社歌」をBGMで流せば、従業員の結束力を高められるかもしれません。
ラジオなど
ラジオは音楽のジャンルではありませんが、各放送局ではさまざまな楽曲を流しておりBGMにオススメです。業種にかかわらずさまざまな店舗や職場のBGMとして利用できます。
顧客満足度の向上や従業員の作業効率化の効果が期待できるBGMですが、人によっては、耳障りになったり、曲に意識が向いてしまって作業に集中できなかったりする可能性もあります。お店や社内の声を確認しながら、活用するようにしましょう。
関連記事
・雰囲気や味が変わる?!飲食店経営に欠かせないBGM効果
・計算式で攻略!飲食店の売り上げを左右する回転率
執筆は2018年2月21日時点の情報を参照しています。
当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。
Photography provided by, Unsplash