Square KDSの利用をはじめる
Square KDSは、Square レストランPOSレジ、Square オンラインビジネス、およびオンライン注文・デリバリープラットフォームに接続できるキッチンディスプレイシステムです。Square KDSは、Square レストランPOSレジ プラスのサブスクリプションに含まれています。または単体のKDSサブスクリプションとしてご登録いただけます。
Square KDS オープンベータ
Square KDS は現在オープンベータにてご利用が可能です。本件について詳しくは [email protected]までお問い合わせください。
重要な注意事項:
Square KDSでオーダーシートを受信するにはインターネット接続が必要です。
Square KDSに送信したオーダーシートは、Square POSレジから印刷することも可能です。
Square レストランPOSレジとSquare POSレジからのすべてのオーダーが、Square KDSに表示されます。Square KDSで受信可能なオーダーは以下のとおりです:iPad端末・ Android端末のSquare レストランPOSレジおよびSquare POSレジ、Square ターミナル、Square オンラインビジネスのオーダー、他社デリバリーパートナーが送信するオーダー、または他社キオスクパートナーがSquareに送信するオーダー。
KDSのサブスクリプション料金
単体としてKDSにアクセスするには、端末あたり月額¥ 3,500のSquare KDSをサブスクリプション登録してください。
30日間の無料でお試しいただけます。無料トライアルが終了すると、当月分の日割り料金が請求され、その後は毎月1日に標準のサブスクリプション料金が請求されます。
ハードウェアを設定する
対応する端末
現時点では、Android用Square KDSは以下の端末に対応しています。
Galaxy Tab A8
Lenovo M10 10インチ
Elo 15インチ
Elo 22インチ
端末の設置
端末は壁に取り付けることができますが、火や油の多い食べ物、水のかかる場所には近づけないでください。
EloまたはMicroTouchの端末と互換性のある推奨壁掛け金具は下記のとおりです。
10インチLenovo TabまたはSamsung Galaxy Tabを購入された場合、端末ホルダーを購入されることをお勧めします。
免責事項:Square 株式会社は、上記のリンク先のメーカーおよびサードパーティの販業者とは一切関係がありません。あらかじめご了承ください。
アプリをダウンロードする
端末メーカーの使用説明書に従い、端末を設定します。
端末からGoogle Play Storeアプリを開きます。
KDS Androidアプリを開きます。
[インストール] をタップします。
Square KDSのログイン情報を作成する
Square KDSの利用をはじめるには、対象のAndroidタブレット向けに端末コードを作成する必要があります。以下の手順を行います。
Square データにアクセスします。
[≡] をタップして、[端末] > [キッチンディスプレイ] の順に選択します。
[キッチンディスプレイを追加] をタップします。
ニックネームを入力して店舗を選択します。
調理ステーションや進行管理ステーションを設定するかどうかを選択します。
[次へ] をクリックします。
コードを送信する手段としてメールまたは電話番号を入力し、[送信] をクリックします。Square KDSアプリにログインするには、この端末コードが必要です。
注意:Square KDSは店舗単位で設定されますので、その店舗で受け付けたオーダーシートすべてが表示されます。商品/オーダーシートを、カテゴリ別やシート送信元のPOS端末別に絞り込むことができます。
ステーションの種類
Square KDSには、キッチンでのオーダー処理を合理化するのに役立つ2種類のステーションがあります。利用をはじめるには、必要なステーションの種類をお選びください。
調理ステーション
工程管理ステーション
注意:1つのステーションにしたり、複数のステーションにしたり、ニーズに合わせて種類を調整できます。どちらの種類のステーションも互いにリアルタイムで同期し通信しますので、効率的に作業を進められます。ただし、いくつか異なる点もあります。
ステーションの設定 | 調理ステーション | 進行管理ステーション |
---|---|---|
レイアウトを設定 | ✔️ | ✔️ |
イエローおよびレッドタイマーを設定 | ✔️ | ✔️ |
すべての注文を表示 | ✔️ | ✔️ |
終日カウントを表示 | ✔️ | ✔️ |
カテゴリ設定に基づきルート設定 | ✔️ | ✔️ |
オーダーシートをリコール | ✔️ | ✔️ |
すべての伝票をクリア | ✔️ | ✔️ |
調理ステーションの完了済み商品・オーダーシートを表示 | ✖️ | ✔️ |
商品やオーダーシートを [完了済み] にする。この操作により、その他のすべてのステーションでも [完了済み] とマークされます。 | ✖️ | ✔️ |
完了済みオーダーシートをリコールして、進行管理ステーションに戻すか、進行管理ステーションと調理ステーションの両方に戻す | ✖️ | ✔️ |
Square KDSを設定する
Square KDSアプリをダウンロードしたら、作成した端末コードを使ってログインし、設定を開始します。
Square KDSは、割り当てたカテゴリに基づき商品を表示します。カテゴリを割り当てるには、以下の手順を行います。
- Square KDSを開きます。
- [≡] をタップして、ローンチパッドを開きます。
- [設定] 歯車アイコンをタップします。
- [オーダーシートの商品] をタップします。
- 表示したいカテゴリをオンに切り替えます。
注意:Square データの商品にカテゴリが割り当てられていない場合は、ヘルプセンターの記事を参照して、その商品に新規カテゴリを作成してください。Square オンラインビジネスのカテゴリは、Square KDSのカテゴリとはまったく別のものですので、ご留意ください。
Square KDSには異なる複数のレイアウトがあり、テキストのサイズや表示させるオーダーシートの数などのご希望に合わせて切り替えられます。レイアウトを設定するには、以下の手順を行います。
- Square KDSを開きます。
- [≡] をタップして、ローンチパッドを開きます。
- [設定] 歯車アイコンをタップします。
- [レイアウト] をタップします。
- 適切なテキストサイズを選択します。
- ご希望のレイアウトを選択します。
ディスプレイ上にアラートやタイマーを表示させることができます。以下の手順を行います。
- Square KDSを開きます。
- [≡] をタップして、ローンチパッドを開きます。
- [設定] 歯車アイコンをタップします。
- [タイマーとアラート] をタップします。
- イエローおよびレッドアラートを表示する適切な時間枠を選択します。
POSレジ端末のオーダーをKDSへとかんたんに送信できます。以下の手順を行います。
- Square KDSを開き、[≡] をタップしてメニューを開きます。
- 歯車のアイコンをタップして設定を表示して、[注文] をタップします。
- [オンラインオーダーを表示する] をオンに切り替えます。
POSレジで受け付けたオーダーがSquare KDSに表示されるようになります。
オンラインオーダーを直接Square KDSに送信することも可能です。以下の異なる3つのビューオプションで、オンラインオーダーの表示方法をカスタマイズできます。
オンラインオーダーが行われたときに表示する:お客さまが注文をすると、自動的にオーダーシートがKDSに表示されます。
「対応中」になったオンラインオーダーを表示する: オーダーが「対応中」とマークされると、KDSステーションに表示されます。
受け取り時間に基づいてオンラインオーダーを表示する:オーダーをKDSステーションに表示するタイミングを、オーダー受け取り時間のどれぐらい前にするか設定できます。
最も適したビューを選択します。または必要に応じてフィルターを切り替えます。オンラインオーダーを表示するには、以下の手順を行います。
- Square KDSを開き、[≡] をタップしてメニューを開きます。
- 歯車のアイコンをタップして設定を表示して、[注文] をタップします。
- [オンラインオーダーを表示] をオンに切り替えて、オンラインオーダーの表示方法を選択します(オーダーが行われたとき、オーダーが対応中とマークされたとき、または受け取り時間に基づいて)。
- [受け取り時間に基づいてオンラインオーダーを表示する] を選択した場合は、[編集] をタップして受け取り前の時間を変更します。
- 受け取りまでの残り時間を「時間」と「分」で設定し、[完了] をタップします。選択した時間がビューオプションの下に表示されます。
Square レストランPOSレジをご利用の場合は、商品、バリエーション、またはカスタマイズに社内で使っている、キッチン向けの名前を追加できます。キッチン仕様名を設定すると、キッチンでの作業効率が上がり、キッチンスタッフが使っている用語に基づく名前を付けることができます。
Square KDSを使用する
完了ステータス
調理ステーションと工程管理ステーションの両方で、単一の商品またはオーダーシート全体を完了としてマークできます。工程管理ステーションには、オーダーシートを完了にしたときに他社デリバリーサービスにオーダーが準備できたことを自動的に知らせる追加機能があります。
この機能を有効にするには、次の手順を行います。
Square データにアクセスして、[端末] を選択します。
[キッチンの設定] をクリックします。
[キッチンオーダーの更新情報] の店舗を選択します。
[オーダーの更新情報を自動送信] 機能をオンに切り替えます。
[保存] をクリックします。
注意: この機能を利用できるのは進行管理ステーションのみで、調理ステーションでは利用できません。この設定を有効にすると、選択した店舗に割り当てられているすべての進行管理ステーションに適用されます。
完了済み商品をディスプレイで直接タップします。誤った商品を選択した場合は、もう一度タップすると選択が解除されます。注意:商品の完了を取り消しできる時間は、3秒以内です。それ以上経過した場合は [完了済み] タブで対象のオーダーシートを表示してください。
完了にするオーダーシートの上部バナーをタップして、[オーダーシートを完了する] を選択して確定します。誤ったオーダーシートを完了してしまった場合は、青い [完了済み] バナーの下の白いエリアをタップします。注意:オーダーシートの完了を取り消しできる時間は、3秒以内です。それ以上経過した場合は [完了済み] タブで対象のオーダーシートを表示してください。
すべてのオーダーシートを完了済みとしてマークするには、[設定] > [一般] > [オーダーシートを消去] の順にタップして、ボックスをもう一度タップし、すべて消去してよいことを確定します。すべてのオーダーシートを消去すると、直近に受け付けた100のオーダーシートが [完了済み] リストに表示されます。
誤ってオーダーシートを完了済みにした場合、またはオーダーシート上の商品を作り直す必要がある場合、レストランは完了済みにしたオーダーシートをリコールできます。オーダーシートをリコールするには、[完了済み] ビューのオーダーシートの下にある [リコール] ボタンをタップします。このオーダーシートは、[ライブ] ビューに表示されるようになります。オーダーシート内の1商品をリコールするには、その商品を選択して [リコール] ボタンをタップします。またオーダーシートが [オープン] ビューにある場合でも、商品をリコールできます。
注意: 工程管理ステーションで [オーダーの自動更新] 機能を有効にしている場合は、完了済みオーダーをリコールしても、他社プラットフォームではそのオーダーシートは [準備完了] ステータスから削除されません。
Square KDSを設定して、どのPOSレジ端末(Square POSレジおよびSquare レストランPOSレジ)に新規オーダーシートを表示するか絞り込みます。
- Square KDSで、[設定] > [注文] の順にタップします。
- [POSレジの注文を表示] をオンに切り替えます。
- [すべてのPOSレジから注文を受け付ける] の横にある [編集] をタップします。
- このKDSステーションに注文を送る、送信元のPOSレジを選択します。必要に応じて、以下のオプションを切り替えます。
- 名前の設定されていないSquare POSレジからオーダーを受ける:名前の設定されていないPOSレジは、KDSで個別に識別することができません。記載されていないPOSレジで送信する場合は、Square データから端末コードを作成します。ナビゲーションドロップダウンから [端末] をタップして、[POSレジ端末] を選択します。
- 今後追加されるすべてのPOSレジからオーダーを受ける:オンに切り替えると、今後この店舗で追加されるすべてのPOSレジがこのKDSにオーダーを送信します。
- このKDSステーションに注文を送る、送信元のPOSレジソースを選択します。
- [保存] をタップします。
詳細については、Square KDSでPOS ルート設定を行うをご覧ください。
レポート
Square KDSレポートは、Square データで表示できます。キッチンパフォーマンスレポートには、完了済みオーダーシートの総数、オーダーシート完了までの平均所要時間、商品完了まで平均所要時間が、KDS端末名別、店舗別、および期間別に表示されます。
Square KDSレポートを表示するには、以下の手順を行います。
Square データにログインします。
[レポート] > [キッチンパフォーマンス] の順にクリックします。
[オーダーシートのパフォーマンス] を選択すると、オーダーシート完了までの平均所要時間が表示されます。または [商品のパフォーマンス] を選択すると、商品完了までの平均所要時間が長いものから順に表示されます。
レポート画面上部でご希望の期間を選択して絞り込みます。
完了済みオーダーシートの指標は、そのオーダーシートを完了済みにした端末に基づいています。オーダーシートの所要時間は、オーダーシートがSquare KDSに表示された時刻から完了済みとマークされた時刻までが計算されます。商品の所要時間は、商品がSquare KDSに表示された時刻から完了済みとマークされた時刻までが計算されます。
トラブルシューティング
Square KDSをSquare レストランPOSレジとうまく連携できない場合は、以下のトラブルシューティング手順をお試しください。
最新バージョンのSquare レストランPOSレジアプリとSquare KDSアプリを使用していることをご確認ください。
端末に搭載のAndroid OSが最新バージョンであることをご確認ください。
Square KDSアプリの設定にアクセスして、対象の商品カテゴリが有効化されていること、およびご選択の商品カテゴリ内に正しい商品があることを、もう一度ご確認ください。
Square KDSアプリの [設定] にアクセスして、対象のオーダーがオンになっていることを確認します。
Square KDSアプリを再起動します。
テストオーダーを行って、POSレジからのオーダーをSquare KDSで正しく受信できるか確認します。
注意:Square KDSをPOSレジ端末と同じ店舗向けに作成していれば、Square KDS端末は自動的にPOSレジへと接続されます。すべての設定は、Square データとSquare KDSアプリ内で行います。