Square レストランPOSレジで営業締めレポートを実行する
営業時間が終わり、レストランの締め処理をする際は、レストランに特化した各種レポートを実行することで、売上の把握をはじめ、現金の照合をスムーズに行うことができます。
営業締めレポートを実行するための最初のステップは、Square データから締め手順をカスタマイズすることです。営業締めにかかわる設定を更新したら、さっそくレポートを実行できます。
各ツールの機能について、詳しくはSquare レストランPOSレジの「フリー」、「プラス」、「プレミアム」プランの機能の比較一覧をご確認ください。
シフトレポート
スタッフがシフトの締め処理をする際は、退勤を記録する前に、シフトレポートを実行して、シフトのパフォーマンスの概要を確認する必要があります。
iPad上のSquare レストランPOSレジアプリからシフトレポートを実行するには、以下の手順を行います。
個人パスコードを使用してアプリにログインします。
画面下部にある [アカウント] をタップします。
[シフトレポートを実行] をクリックします。
特に問題がなければ、[シフトレポートを実行] をタップします。予想より低い数値(金額)が表示されている場合は、出勤の記録前に何らかの支払いが処理された可能性が考えられます。[レポートを編集] をタップすると、レポートの対象期間をカスタマイズできます。
注意:レポートの数値が誤っていると思われる場合は、シフトレポートのよくある問題のトラブルシューティングをお試しください。
締め手順の設定を設定しておけば、スタッフにシフトを締める前に必須操作を完了させることを義務付けられます。
キャッシュドロワーレポート
キャッシュドロワーレポートは、シフト終了時またはレストラン閉店時に作成できます。
Square レストランPOSレジアプリでキャッシュドロワーを終了する
キャッシュドロワー(1台)を締め、レポートを作成するには、以下の手順を行います。
iPadで、[アカウント] > [現金管理] > [ドロワーを終了] の順にタップします。
必要に応じて、同一店舗で開いている他のキャッシュドロワーを終了することも可能です。

iPadのアプリから、[アカウント] > [現金管理] の順にタップします。
[その他のキャッシュドロワー] をタップします。
すると、開いているその他のキャッシュドロワーの一覧が表示されます。ドロワーの詳細(実際の金額とドロワーの説明)を入力して、[ドロワーを終了] > [ドロワーの終了を確認] の順に進みます。
別のPOSレジで開いているドロワーを閉じるため、最後にもう一度 [ドロワーを終了] > [完了] の順にタップして、確定する必要があります。
オンラインでキャッシュドロワーを終了する
開いているキャッシュドロワーを閉じる作業は、Square レストランPOSレジアプリからだけではなく、Square データからでも行えます。
はじめるには:
Square データから、[レポート] > [レポート] の順にアクセスします。
[キャッシュドロワー] タブ > [キャッシュドロワーレポート] の順にクリックします。
キャッシュドロワーレポートの詳細画面で [シフトを終了] を選択できます。実際の現金残高とシフトの詳細を入力します。
オンラインでキャッシュドロワーを管理できるようにマネージャーやスタッフにアクセス権限を付与するには、Square データの [スタッフ]からアクセス権限を変更してください。この場合は、キャッシュドロワーレポートを見るためのアクセス権限を付与する必要があります。

キャッシュドロワーの動作
キャッシュドロワーレポートには端末ごとの情報が反映されますので、現金管理を利用する各POSレジで異なるレポートが生成されます。キャッシュドロワーを関連付けしている端末を複数お持ちの場合は、それぞれの端末でドロワーを個別に閉じる必要があります。
次に、各ドロワーレポートの [現金売上] 行に、その端末で処理したすべての現金支払いの合計が表示されます。2人のスタッフが1台のPOSレジを使用して支払いを処理した場合、両者のシフトレポートの [計上した現金] を合計値は、ドロワーレポートの現金売上と同じ値になります。
例:
例1:田中さんと佐藤さんが、現金管理が有効化されているPOSレジを共有して、それぞれ¥1,000の売上を処理しました。この場合、キャッシュドロワーレポートには、現金売上の合計として¥2,000が記録され、各スタッフのシフトレポートには、現金¥1,000が計上されます。
しかし場合によっては、スタッフが複数のレジを使用しなければならない状況も考えられます。
例2:田中さんが¥1,000の売り上げを2件処理し、合計¥2,000を処理しました。そのうち1件はサーバーのPOSレジで処理し、もう1件はバーのPOSレジで処理したとします。この場合の各レポートは、以下のとおりです。
田中さんのシフトレポート:計上した現金合計は¥2,000。
サーバー用POSレジのキャッシュドロワーレポート:現金売上の合計は¥1,000。
バーのPOSレジのキャッシュドロワーレポート:現金売上の合計は¥1,000。
注意:キャッシュドロワーからの出金は、営業締めレポートの現金売上には反映されません。
営業締めレポート
スタッフが伝票を締め、シフトレポートを実行し、開いているキャッシュドロワーを閉じたら、営業締めレポートを実行できます。
Square レストランPOSレジアプリから、[アクション] をタップします。
次に、[営業締めの実行] を選択します。
保留中の伝票やキャッシュドロワーを閉じ、タイムカードをまだ処理していないスタッフがいる場合は退勤を記録します。また営業締めレポートを実行するために必要な操作は、Square データからでも行えます。
必要な設定がすべて終わったら、[営業締めの実行] をタップします。
注意:営業締めレポートは、伝票修正に関する設定や、元の支払方法で伝票を再開する権限をスタッフに付与しているかどうかによって、表示される内容が異なります。
レストランPOSレジのレポートのトラブルシューティング
スタッフの売上が正確に表示されない理由は、主に2つあります。スタッフが出勤を記録する前、またはシフトレポートを実行した後に売上を処理すると、そのスタッフの売上は正しく反映されません。
問題を解決するには、レポート対象期間をカスタマイズしてみてください。
たとえば、シフトレポートを更新する場合を考えてみましょう。
Square レストランPOSレジアプリから、[アカウント] > [シフトレポート] の順にタップします。
次に、[レポートを編集] を選択します。
[期間] > [カスタム] の順にタップします。更新するには、開始・終了時間をタップして調整します。
時間を正しく設定したら、戻る矢印 > [適用] の順にタップします。
さらに詳しくは、Square レストランPOSレジでレポートを作成するをご覧ください。