キャッシュドロワーの現金管理
Squareなら、現金売上の記録ができるほか、キャッシュドロワー内のセッション開始時または終了時の現金残高を記録でき、キャッシュフローを正確に把握するのに役立ちます。
機能
キャッシュフローをしっかり管理:営業終了時にキャッシュドロワーのセッションに関するレポートがメールで自動送信されます。このレポートには、現金売上、払い戻し、入金と出金、キャッシュドロワー内にあるべき現金残高などのデータが含まれています。
-
キャッシュドロワーを保護:Square スタッフ管理(またはスタッフ プラス)を併用すると、キャッシュレポートにアクセスできるスタッフを管理できます。
スタッフがキャッシュドロワーのセッションを開始・終了するには、スタッフのアクセス権限設定で [お支払い時以外のキャッシュドロワーの開閉] および [キャッシュドロワーレポートを見る] が有効になっていることをご確認ください。
小口現金:小口現金としてレジから現金を使うことがある場合は、レジから現金をいくら取り出して少額の購買を行ったかを記録することができます。記録した内容は、お使いの端末またはSquare データの現金管理履歴で確認できます。
ご注意:スマートフォンでは現金管理機能を利用できません。さらに詳しくは、モバイル端末タイプ別のSquare POSレジ機能比較表をご覧ください。
現金管理機能をオンにする
画面下のナビゲーションバーから、[≡ その他] をタップします。
[設定] > [現金管理] の順にタップし、[現金管理] をオンに切り替えます。
[レポートで開く] をタップします。
デフォルトの開始金額を入力して、[ドロワーを開始] > [ドロワー開始を確認] の順にタップします。
ナビゲーションバーから矢印(戻る)または [お会計] をタップして、お会計画面に戻り決済受付を開始します。
ご注意:設定に現金管理が表示されない場合は、現金管理機能を追加する必要があります。アプリ内で、[≡ その他] > [おすすめの機能] > [現金管理] > [POSレジに追加] の順にタップします。
キャッシュドロワーのセッションを開始する
セッションを開始すると、現在のセッションについての基本情報(開始時の残高、現金売上、現金の払い戻し、入金と出金、キャッシャー内にあるべき金額など)が表示されます。
画面下のナビゲーションバーから、[≡ その他] をタップします。
[レポート] > [現金管理]の順にタップします。
[開始時の残高] をタップして、ドロワー開始時の現金残高を入力します。
[ドロワーを開始] > [ドロワー開始を確認]の順にタップします。
ドロワーの詳細を入力します (任意)。
お会計画面に戻り、決済受付を開始します。
現金管理機能が有効になっていれば、お会計画面でキャッシュドロワーのセッションを開始することもできます。商品ライブラリから商品をタップするかキーパッドで金額を入力して [お会計] をタップすると、ドロワーを開始画面が表示されるので、開始時の残高を入力し、[ドロワーを開始] をタップします。
セッションの詳細を記入する
セッションの開始後には、キャッシュドロワーにメモを追加することもできます。
画面下のナビゲーションバーから、[≡ その他] をタップします。
[レポート] > [現金管理]の順にタップします。
[ドロワーの詳細] をタップして、詳細を追加します。
入金・出金を記録する
入金・出金機能を使用すると、文字通りキャッシュドロワーで入金または出金した内容を記録できます。入金・出金の記録は現金管理履歴に表示され、入力した説明とドロワーの合計金額も表示されます。
セッション中の入金・出金を記録するには、以下の手順を行います。
画面下のナビゲーションバーから、[≡ その他] をタップします。
[レポート] > [現金管理]の順にタップします。
[入金と出金] をタップします。
入金(または出金)する金額と詳細を入力します。
現金をキャッシュドロワーに追加する場合は、[入金] をタップし、ドロワーから現金を引き出す場合は、[出金] をタップします。
[入金額を確認] または [出金額を確認] をタップします。
キャッシュドロワーのセッションを終了する
キャッシュドロワーはSquare アプリで閉じることができますが、Squareデータからでも同様の操作を行えます。
ご注意:「キャッシュドロワーの終了」は、「キャッシュドロワーを閉じる」のとは意味合いが異なります。キャッシュドロワーを閉じると、セッション終了時点の現金残高が記録されます。これに対してキャッシュドロワーの終了とは、単に [ドロワーを終了] をクリックすることを指します。
Square アプリでキャッシュドロワーを終了する
画面下のナビゲーションバーから、[≡ その他] をタップします。
[レポート] > [現金管理]の順にタップします。
[ドロワーを終了] をタップします。
キャッシュドロワー内の実際の現金残高を入力します。この欄は空欄のままにしても問題ありません。
[ドロワーを終了] > [ドロワーの終了を確認] の順にタップします。
Square データでキャッシュドロワーを終了する
以下の手順で操作を開始します。
Square データ > [レポート] の順に移動します。
[キャッシュドロワー] タブ > [キャッシュドロワーレポート] の順にクリックします。
キャッシュドロワーレポートの詳細画面で [ドロワーを終了] が表示されます。実際の現金残高とセッションの詳細を入力します。
オンラインでキャッシュドロワーを管理できるようにするには、Square データの [スタッフ] セクションで、対象とするマネージャーやスタッフのアクセス権限を変更します。この場合、[キャッシュドロワーレポートを見る] ためのアクセス権限を付与します。
ご注意:セッションの終了後に遠隔操作で入金・出金の処理はできません。
レポートの自動送信
ご希望に応じて、セッションの終了時にキャッシュドロワーレポートをご指定のメールアドレスに自動送信することができます。
画面下のナビゲーションバーから、[≡ その他] をタップします。
[設定] > [現金管理] の順にタップします。
[レポートを自動送信] をオンにします。
メールアドレスを入力します。
ご注意:キャッシュドロワーレポートには端末ごとの情報が反映されるので、キャッシュドロワーを複数の端末に同時に連携させることはできません。キャッシュドロワー用の端末が複数ある場合は、端末ごとにレポートを作成する必要があります。
レポートを受信するためのメールアドレスは、Squareで主に利用しているメールアドレスと異なるものでも問題ありません。キャッシュドロワーレポートは、ドロワーに接続している端末に固有であることにご留意ください。
現金管理履歴を確認する
SquareアプリやSquare ターミナルで現金管理履歴を表示するには、以下の手順を行います。
画面下のナビゲーションバーから、[≡ その他] をタップします。
[レポート] > [現金管理履歴] の順にタップします。
履歴を表示したいセッションをタップします。
キャッシュドロワーレポートをメールで送信するには、封筒型のアイコンをタップします。
お使いの端末に Square 対応のレシートプリンターが接続されている場合には、キャッシュドロワーレポートを印刷するオプションも表示されます。
Square データで現金管理履歴を確認する方法
Square データで、[レポート] > [キャッシュドロワー] の順にアクセスします。
日付セレクターを使用して、表示する支払履歴の期間を選択します。
詳細を表示したいドロワーセッションを一覧からクリックします。
入金と出金、端末、店舗など、列を追加して詳細情報を表示します。
ご注意:現時点では、キャッシュドロワーレポートをSquare データからダウンロードまたはエクスポートすることはできません。
キャッシュドロワーへのスタッフのアクセスを管理する
Square スタッフ管理を使えば、アプリ内(iPad)でキャッシュドロワーレポート(印刷済みのレポートやメールで送信したレポートも含む)を閲覧できるスタッフを制限することができます。アクセス権限として [キャッシュドロワー内の現金残高情報の閲覧] が付与されたスタッフは、キャッシュドロワー終了時に以下の項目を確認できるようになります。
現金売上の合計
現金による払い戻し額合計
キャッシュドロワー内の現金残高(予定)
キャッシュドロワー内の実際の現金残高
前述のアクセス権限が有効になっていないスタッフは、上記の情報を閲覧できません。
ご注意:自動送信されるレポートは、アクセス権限 [キャッシュドロワー内の現金残高情報の閲覧] が有効になっていなくても閲覧できます。
アクセス権限を変更するには、以下の手順を行います。
オンラインSquare データで、[スタッフ] > [アクセス権限] の順にアクセスします。
権限グループをクリックして、[キャッシュドロワー内の現金残高を確認] にチェックを入れ(またはボックスからチェックを外し)、[保存] をクリックします。
ご注意:この機能を利用するには、Square アプリからパスコードを有効にしておく必要があります。有効にするには、[設定] > [セキュリティ] > [パスコード] の順に選択してください。