Squareの引受要件を確認する
Squareによる引受について
カード決済サービスを提供する企業として、Squareでは加盟店さまの事業をより詳しく理解するために、金融取引の履歴、事業の安定度、事業に関する潜在的な信用リスクなどの詳細情報の把握が必要になることがあります。このような場合、事業に関する情報を弊社提携機関において審査させていただきます。
はじめる前に
Squareで決済を行う際、まだ商品・サービスが提供されていなくても、加盟店さまが今後の売上収益をすばやく獲得できるようにするために、すぐに加盟店さまへの決済を確定します。これにより、Squareは信用リスクを負うことになります。
これに伴い、決済金額と事業の運営形態によっては、加盟店さまの事業での審査が必要であると判断されることがあります。このような審査は、セキュリティに配慮した安全な決済環境を維持するための全体的な取り組みの一環として実施されています。
引受プロセスの概要
審査では、以下のような情報を確認させていただきます。
加盟店さまのビジネスモデル
お客さまへの請求方法
ご利用中のSquare製品
Squareでの決済履歴
加盟店さまの事業における財政安定度
弊社から提出をお願いする書類の例は、以下のとおりです。
決算報告書
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を含む、監査済み会計年度末財務諸表(過去2年分以上)。
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を含む、会社作成の当年度財務諸表。
繰延収益レポートや予約状況が把握できるレポート。
銀行取引明細書
Squareに登録済みの事業用銀行口座の取引明細書、および資本を証明するその他の銀行の取引明細書(過去3か月分)。
銀行明細や財務諸表などの財務情報を確認することで、キャッシュフローの状態やチャージバックが発生した場合の支払い能力など、加盟店さまの事業の状況をより詳しく把握できます。万が一の場合に備えて加盟店さまの事業をお守りし、十分な資本とキャッシュフローがあることを確認するために、情報の提供に何卒ご協力ください。
引受プロセスの結果
引受審査終了後は、加盟店さまのリスクレベルに応じて、Square側で異なる措置を講じる場合があります。大半のケースでは、これまでどおりに決済を継続していただけます。
リスクが高いと判定された場合、加盟店さまのアカウントを対象に以下のいずれかの措置が講じられることがあります。
中途保留
「中途保留」とは、購入者からのチャージバックを販売店側で補填できるようにするため、決済代行会社およびその他の金融機関により広く用いられている業界慣行です。Squareでは、カード決済の一定率を保留して順次解除していく「段階的中途保留」方式を採用しています。これらの額は保留されていても加盟店さまに帰属しており、チャージバックを補填できない場合にのみ使われます。チャージバックが起こらなければ全額をお受け取りいただけます。
詳しくは、Squareで支払い準備金を管理する方法をご覧ください。
決済限度額
「決済限度額」とは、加盟店さまのSquareアカウントでご利用いただけるカード決済額に一時的に上限を設けるものです。この制限は、加盟店さまが不正を行ったからというような理由で適用されるものではありません。チャージバックにつながる恐れのある決済が確認された場合など特定の状況において、加盟店さまのアカウントとSquareの大規模なエコシステムを保護するために適用されます。
引受審査とプライバシー
事業の状態は時を経るごとに進化するため、Squareでは加盟店さまの事業の状態に問題がないことを確認するために、アカウントの定期審査を実施しています。この審査の頻度は年に1度から月に1度まで、社内基準によりさまざまです。定期審査で収集した情報をもとに、加盟店さまの評価が正確かつ最新の情報に基づいていることを確認し、またSquareの決済サービスを利用するすべての事業とそのお客さまの安全をお守りするために役立たせていただきます。
加盟店さまからいただいた情報は、個人情報保護方針に基づいて慎重に取り扱われます。ご提供いただく情報を閲覧できるのはアウントチームのみで、審査以外の目的でこれらの情報が使われることはありません。
詳細については、セキュリティ機能および個人情報保護方針をご参照ください。