Square ターミナルに関するトラブルシューティング
一般的なトラブルシューティング
細かなトラブルシューティングを行う前に、まずは以下の項目を確認してください。
Square ターミナルがフル充電の状態であることを確認します。画面右上に表示されるバッテリーマークを見て、バッテリー残量が十分にあることを確かめます。Square ターミナルは、5時間以内に完全充電することができます。
端末の日時が正確であることをご確認ください。 日時が不正確な場合は、設定セクションで調節できます。その場合は、[≡ その他] > [設定] > [ハードウェア] > [一般] > [日付と時刻] の順に選択します。
Squareアカウントが有効かどうか確認します。現時点でSquare ターミナルを利用できるのは、米国、カナダ、英国、オーストラリア、日本、アイルランド、フランス、スペインのみです。
端末のソフトウェアが最新であることをご確認ください。ソフトウェアアップデートは通常、完了するまで約15分~1時間ほどかかります。Square ターミナルはオンの状態でコンセントに差し込まれていれば、夜間に自動的にアップデートされます。
Wi-Fiに関するトラブルシューティング
Square ターミナルがWi-Fiに接続されていることを確認する
[≡ その他] > [設定] > [ハードウェア] > [ネットワーク] の順に進み、Wi-Fiをオフにしてからもう一度オンにして、接続しようとしているネットワークの横にチェックマークが表示されるかを確認します。ステータスバーの右上にWi-Fiの接続状況を表すマークが表示されていることを確認します。
ご注意:Square ターミナルをプライベートネットワークまたは保護されていないネットワークに接続することはできますが、キャプティブポータルネットワークには接続できません。キャプティブポータルとは、インターネットに接続する際に利用規約への同意が求められるネットワークのことです。たとえば、カフェや空港などの公共のインターネットアクセスポイントがこれに該当します。
Wi-Fiの電波が良好であることを確認する
Square ターミナルの近くにあるネットワーク上の他の端末(スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど)で、Wi-Fiの電波が良好であることを確認します。ステータスバーの右上に表示されているWi-Fiマークの白い線が3~4本あれば、電波強度は十分です。ルーターの設置場所によって電波の強さは変わるため、必要に応じてSquare ターミナルをルーターの近くに移動させてください。
イーサネットに切り替える
イーサネット接続を利用できる環境があり、Square ターミナル専用ハブを購入済みであれば、ハブのポートにケーブルを挿し込んでイーサネットに切り替えます。
イーサネットに関するトラブルシューティング
Square ターミナルがイーサネットに接続されていることを確認する
ステータスバー右上に、イーサネットの接続状況を表すマークが表示されていることを確認します。 マークが表示されない場合は、周辺機器ハブのイーサネットポートやルーター(またはモデム)からケーブルを一旦抜きます。それから再度差し込んで、マークが表示されるか確認してください。
モデム/ルーターの接続状況を確認する
モデムやルーターに他の端末(ノートパソコンなど)を接続し、問題なくインターネットに接続できるか確認します。
Wi-Fi接続に切り替える
Wi-Fi経由でネットワークに接続できる環境にある場合は、イーサネットケーブルを抜き、設定画面でWi-Fi接続に切り替えます。イーサネットケーブルが差し込まれたままの場合はイーサネット経由の接続が優先されるため、Wi-Fiを利用するときは必ずイーサネットケーブルを抜いてください。
アクセサリーハブの接続に関するトラブルシューティング
他の周辺機器でテストする
問題がハブにあるのか、USBハードウェア周辺機器(バーコードスキャナー、キャッシュドロワーなど)にあるのかを特定するため、アクセサリーハブに他のUSB周辺機器を接続してみます。
他のUSBポートを試す
不具合があるのは特定のポートだけの場合もあるため、USB周辺機器を別のポートに差し込み、使用できるか確認します。
決済に関するトラブルシューティング
タッチ決済/非接触決済の受け付けができない場合
お客さまが使用したいタッチ決済/非接触決済の種類を確認します。電子マネーの場合は、[お会計] > [電子マネー] の順にタップし、[交通系IC]、[iD]、[QUICPay] のいずれかを選択のうえ、決済を完了します。詳しくは、Square ターミナルで支払いを受け付ける方法をご覧ください。
[商品表示カートをスキップ] をオフにしている場合は、[確認と支払い] ボタンが選択されていることを確認します。このボタンをタップすると、お客さま用画面でタッチ決済(カードやスマートフォン)の受け付けができるようになります。
お客さまのタッチ決済式のカードが、ターミナルの画面上にあるタッチ決済のロゴマークに直接触れていることを確認します。カードの種類によっては、カード上のNFCマークをタッチ決済のロゴマークにぴったり重ねる必要があります。
タッチ決済カードやNFC搭載のスマートフォンに破損や故障の可能性がある場合は、お客さまに別の支払方法を依頼します。
ICカード決済の受付ができない場合
ICチップが上を向いている状態でカードが挿入されていることを確認します。
磁気ストライプ式カードやタッチ決済の受付ができる場合、ICチップに破損がある可能性があります。お客さまに別の支払方法を依頼します。
磁気ストライプ式カードやタッチ決済の受付ができる場合、ICカード用スロットに破損がある可能性があります。この場合は、Square サポートに連絡するください。
Square ターミナルをリセットする
以上の手順で不具合が解消されない場合は、Square ターミナルのリセットを検討します。ターミナルをリセットすると、再度ログインが必要になります。アカウントのパスワードを控えておいてください。
また、工場出荷時の設定へのリセットを行う前に、端末から不具合調査レポートとデータを送信することをお勧めします。不具合調査レポートとデータには、不具合に関する調査や解決に必要な情報が含まれています。
Square ターミナルから不具合調査レポートとデータを送信するには、以下の手順を行います。
画面下部のナビゲーションバーから、[その他] > [サポート] の順にタップします。
「トラブルシューティング」にある [データをアップロード] をタップします。
[不具合調査レポートの送信] をタップします。
レポートがバックグラウンドで送信されます。[不具合調査レポートの送信] をタップしたら、画面を閉じて通常どおりにターミナルを使用できます。
ご注意:不具合調査レポートのアップロードには2~7分程度かかる場合があります。必ず十分な速度のインターネット接続を利用し、アップロードが完了するまで端末の電源を切らないでください。
Square ターミナルからリセットするには、以下の手順を踏みます。
[その他] > [設定] > [ハードウェア] の順に選択します。
[一般] > [ターミナルについて] の順にタップします。
ページ下部までスクロールし、[工場出荷時の設定へのリセット] > [工場出荷時の設定へのリセットを確認] をタップします。
最後にもう一度 [リセット] をタップします。カウントダウンが開始され、Square ターミナルがリセットされます。
ご注意:Square ターミナルの設定画面にアクセスできない場合は、電源ボタンを40秒間長押しし、手動で工場出荷時の設定にリセットします。
リセットが完了したら、インターネットに接続してログインしなおしてください。
ネットワーク要件
プロトコル/ポートの許可リスト
ネットワーク上のデバイスからアクセスできるプロトコルやポートについて制限を設けている場合、Squareの決済端末では、ファイヤーウォールにて以下のプロトコルおよび対応するポートを許可する必要があります。
NTP。ご注意:端末の時刻が正確であることを必ず確認してください。時刻が正確でない場合、認証有効性の不一致が原因で接続に失敗することがあります。
HTTPS(ポート443のみ)。ご注意:Squareのサーバーへのトラフィックは、すべてHTTPS上で送受信されます。
ネットワークプリンターは以下のポートも使用しますが、インターネットへのアクセスは必要ありません。
UDP:22222、3289
TCP:9100:9109
ドメインのフィルタリング
ネットワーク内からアクセスできるドメインについて制限を設けている場合、Squareの決済端末では、以下のドメインを許可リストに追加してください。
HTTPSトラフィック
以下のサブドメインすべて:
squareup.com
issquareup.com
squarecdn.com
cash.me
cash.app
squarecloudservices.com
および以下のFQDN:
api.skyhookwireless.com
notify.bugsnag.com
sessions.bugsnag.com
apytiqcuyrsq6-ats.iot.us-east-2.amazonaws.com
square.site
www.weebly.com
api.mapbox.com
mobile-data.onetrust.io
privacyportal.onetrust.com
cdn.cookielaw.org
memfault-prod-east1.s3.amazonaws.com
memfault-prod-ap-south-1.s3.amazonaws.com
files.memfault.com
device.memfault.com
ingress.memfault.com
NTPトラフィック
NTPは次のサブドメインへのアクセスを要求します。
time.android.com
IPアドレス
SquareのIPアドレス範囲は以下のとおりです。
米国:74.122.184.0/21
アジア太平洋地域:103.31.216.0/22
ヨーロッパ:185.57.56.0/22
Squareの決済端末は、Amazon Web Services(AWS)およびGoogle Cloud Platform(GCP)に依存しています。AWSのIPアドレスの範囲はこちらで公開されており、GoogleのIPアドレスはAS15169です。これらのIPの範囲も追加してください。
ご注意:Square 決済端末には、内部にファイヤーウォールおよび許可リスト(IPではなく、ドメインに関するもの)が備わっており、すべてのSquareエンドポイントでTLS証明書のピン留め(ピニング)を行っています。場合によっては、加盟店さま側でのIPの許可リストを登録する作業が、Squareの許可リスト登録と重複することがあります。そこで、Squareの決済端末が社内IPアドレスにアクセスできないようにあらかじめ設定し、あとはSquare端末のファイヤーウォールとドメインフィルターを活用してインターネットを開放しておくという利用方法もあります。
MACアドレス
SquareのMAC OUI:44:59:25
上記の番号で始まるすべてのMACアドレス(「44:59:25:XX:XX:XX」というMACアドレスを持つ端末)を許可リストに登録してください。または、上記のコードで始まるMACアドレスを持つ端末を個別に許可リストに登録することも可能です。このコードはSquare固有で、他の端末メーカーが使用することはありません。
以前のバージョンのSquareハードウェアをご使用の場合は、以下のMACコードも許可リストに登録してください。
以前のMAC OUI:2C:D1:41:D、8C:47:6E:5、1C:59:74:6
DNS
Squareの決済端末は、DHCP経由で接続された、稼働中のすべてのDNSサーバーと互換性があります。インターネットサービスプロバイダーのサーバーまたは任意の共用サーバー(4.2.2.1/4.2.2.2のレベル3など)にも対応しています。
対応しているネットワーク認証プロトコル
Squareの決済端末は、以下のプロトコルに対応しています。
WPA/WPA2 PSK
WEP(米国のみ)
以下のプロトコルには対応していません。
WPA/WPA2 Enterprise
WPA3 PSK/WPA3 Enterprise
Square ターミナルをクリーニングする
軽度の傷や汚れについては、電化製品用の一般的なクリーニングクロスを使えます。
Square ターミナルのリーダーのスロットを清掃するには、カードリーダー用クリーニングカードか、ペーパータオルを折りたたんだものを使用します。クリーニングカードまたはペーパータオルをカードリーダーのスロットに通し、こぼれた液体やほこりを取り除いてください。
それでも不具合が解消されない場合は、サポートチームにお問い合わせください。加盟店さまの日常業務をできる限り早く再開いただけるよう、必要なサポートを提供させていただきます。
プリンターに関するトラブルシューティング
プリンターが正しく設定されていることをご確認ください。手順は次のとおりです。
ターミナルから、[設定] > [ハードウェア] > [プリンター] の順にタップします。
[このプリンターを使用] セクションで、1つ以上のオプションをオンに切り替えます。
[テスト印刷] をタップして、プリンターが動作するか確認します。
ご注意:プリンター用紙が感熱紙であることをご確認ください。Square ターミナルでは非感熱紙には印刷できません。
プリンターに用紙がセットされていること、プリンターのカバーが完全に閉じていることを確認します。またレシートプリンター用紙の印刷の向きが正しいことを確認してください。レシート用紙がプリンターに正しくセットされていない場合、レシートは印刷されません。
プリンターのカバーが閉まっていることを確認します。