Square オンラインビジネスでの自店舗によるデリバリーのご利用について
Square オンラインビジネスの注文ページはあなたのオンラインビジネスにとって重要な軸となります。オンライン注文チャンネルを活用することで、お客さまに再度販売することが可能になり、他社にマーケットプレイスの手数料を支払うことなく、リピート客を生むことができます。
他社提携サービスのブランド認知度の高さと競合レストランが多数存在することを考えれば、自店舗によるデリバリーの自店舗によるデリバリーサービスを宣伝するのは困難であると思われるかもしれません。本記事では、デリバリー向けのオンラインオーダーページへのトラフィックを増やしお客さまと直接取引する方法を、詳しく説明しておりますのでお役立てください。
デリバリーの設定、機能、手数料を活用する
配送料金は、お客さまが配送アプリを利用したり、競合他社に注文することなく、あなたに直接注文する頻度に大きく影響します。ここでは、利益を守りながら注文量を最大にするための配送、機能、料金の設定方法のヒントをご紹介します。
自店舗によるデリバリーのデリバリー手数料のすべてまたは一部を埋め合せるには、そのコストをサービス料として加算して相殺することをご検討ください。少額のデリバリー手数料は当然のことと受け取られる可能性が高いですし、お会計のときに消費税とまとめて計上されますのでこの額に神経質になるお客さまは少ないと思われます。加盟店さまはこのサービス料を100%お受け取りいただけます。
Square オンラインビジネスのデリバリーオーダーにサービス料を加算するには、以下の手順を行います。
- Square オンラインビジネスの概要ページから [お届け方法] > [受け取りとデリバリー] の順にアクセスします。
- 店舗の作成・設定をまだ行っていない場合は、まず店舗を追加します。すでに店舗が設定されている場合は、対象店舗の [店舗を設定] または [編集] を選択します。
- [デリバリーの設定] を編集します。
- [サービス料] でこのオプションをオンに切り替え、デリバリー機能の利用にかかるコストを相殺するための金額を入力します。
- [続行] を選択して先に進みます。および/または、完了したら [保存] を選択します。
より大口な [自店舗によるデリバリー] オーダーへの特典としてデリバリー料金を無料にし、まとまった額での購入を促しましょう。本オプションを設定するには、以下の手順を行います。
- Square オンラインビジネスの概要ページから [お届け方法] > [受け取りとデリバリー] の順にアクセスします。
- 店舗の作成・設定をまだ行っていない場合は、まず店舗を追加します。すでに店舗が設定されている場合は、対象店舗の [店舗を設定] または [編集] を選択します。
- [デリバリーの設定] を編集します。
- [デリバリー料金] で、[一定額以上のオーダーのデリバリー料金を無料にする] を選択します。
- [続行] を選択して先に進みます。および/または、完了したら [保存] を選択します。
デリバリー手数料の一部またはすべてを埋め合せるため、デリバリー最低額を設定して、赤字になるデリバリーオーダーを受け付けないようにできます。オーダー最低額を設定するには、以下の手順を行います。
- Square オンラインビジネスの概要ページから [お届け方法] > [受け取りとデリバリー] の順にアクセスします。
- 店舗の作成・設定をまだ行っていない場合は、まず店舗を追加します。すでに店舗が設定されている場合は、対象店舗の [店舗を設定] または [編集] を選択します。
- [デリバリーの設定] を編集します。
- [オーダー最低額] オプションをオンに切り替えて、金額を入力します。
- [続行] を選択して先に進みます。および/または、完了したら [保存] を選択します。
専用のクーポンコードを使い、初めてオーダーする顧客向けにディスカウントクーポンを発行して、自店舗によるデリバリーサービスの利用を促すことができます。オンラインクーポンは、Square オンラインビジネスの概要ページの [商品] > [クーポン] または [共通設定] > [クーポン] の順にアクセスして設定できます。
詳細については、Square オンラインビジネスでクーポンを作成するをご覧ください。
オンラインメニューを選びやすく設定する
メニューを説明したり、キッチンからテーブルまで商品を運んだりするスタッフがいなくても、お客さまが好みどおりの食事を選び、シェフが仕上げたとおりにお届けできるようにするには、個別のサポートや情報が必要になります。ここでは、オンラインメニューの料理を設定する際のヒントをご紹介します。
飲食店に足を運ぶお客さまは、匂いを感じ実際の食事を見ることができます。オンラインのオーダーではその代わりに、仮想メニューで臨場感を出すことが必要です。美味しそうな食事の写真でお客さまを魅了するのです。各メニューアイテムに高品質な画像を載せて、お届けしたときの状態がこれらの画像とほぼ同じに見えるようにすることが重要です。
ウェブサイトにメニュー商品の画像を追加するには、以下の手順を行います。
- Square オンラインビジネスの概要ページから [商品] > [サイト商品] の順にアクセスします。
- リストから商品を選択します。または [新規商品を登録する] を選択して、新しい商品を追加します。
- [メディア] で、画像を商品に追加します。
- 商品へのその他の変更をすべて入力し、完了したら [保存] を選択します。
詳細については、Square オンラインビジネスの製品画像をご覧ください。
オンラインのお客さまは、レストランでのようにスタッフに質問することができませんので、メニューの説明は分かりやすく書いてください。主な素材を挙げて、食事制限やアレルギーに関する警告も記載すれば、お客さまも安心してオーダーすることができます。
商品説明への変更は [商品同期] を利用すると、Square オンラインビジネスとSquareの商品ライブラリとの間で同期されます。ただし、商品説明エディタでリッチテキストスタイル(太字体、イタリック体、箇条書き/番号付きリスト、など)を使用する場合は、商品説明の同期を無効にすると説明が分かりやすく読みやすくなります。
Square オンラインビジネスとSquare 商品ライブラリの説明の同期を無効にするには、以下の手順を行います。
- Square オンラインビジネスの概要ページから、[商品] > [商品同期] または [共通設定] > [商品同期] の順に進みます。
- [同期の設定] で、[商品説明を同期する] をオフに切り替えます。
詳細については、Square オンラインビジネスで飲食物を販売するをご覧ください。
カテゴリを使用して、お客さまがお探しの食事を見つけやすくしましょう。たとえば、メニューを前菜、メイン、デザート、副菜、ドリンクに分けることができます。また、肉、魚、ベジタリアンなど食事のタイプ別のカテゴリを追加すれば、多様なお客さまに対応していることを知ってもらえます。
サイトカテゴリを作成するには、以下の手順を行います。
- Square オンラインビジネスの概要ページで、[商品] > [サイトカテゴリ] の順にアクセスします。
- [カテゴリを追加] を選択します。
詳細については、Square オンラインビジネスに商品とカテゴリを追加するをご覧ください。
COVID-19パンデミックにより、多くの人々が健康と安全により気を遣うようになっています。調理中およびデリバリー中にあなたのレストランで行っている、さまざまな対策を分かりやすく記載しましょう。たとえば、デリバリー担当のドライバーは全員マスクとグローブを着用している、などです。この情報をバナーとしてウェブサイトの全ページまたは選択したページに表示して、詳細情報を確認できるリンクを用意するのも良いでしょう。
安全に関する情報をはっきりと記述し、お客さまに読んでいただけるよう、ポップアップおよびSquare オンラインビジネスのサイトにテキストを追加するの詳細をご確認ください。
食事をできる限り新鮮に保つパッケージを選択しましょう。たとえば、オーブンで焼いた製品には密閉容器が必要かもしれませんし、冷凍食品には保冷剤入りの断熱パッケージが必要です。衝撃に弱い食品には緩衝材でしっかり保護する必要があります。主に受け取りやデリバリーのためにメニューを適応させるときは、このことを考慮に入れて、高額なカスタムパッケージがあまり必要でないメニューを優先させるのが良いでしょう。
お客さまの多くは、オンラインで見たメニューの画像と同様の食事がデリバリーの場合にも届くと期待しています。よって、持ち運ぶ際に形がくずれにくいメニューを選ぶと良いでしょう。
お客さま側で盛り付けなどが必要なオーダーの場合は、デリバリーオーダーに指示書やガイダンスを必ず含めて、自宅でもレストランにいるかのような体験ができるようにしましょう。また、この情報をウェブサイトに追加することもできます。詳細については、Square オンラインビジネスのサイトにテキストを追加するをご覧ください。
多くのお客さまが受け取りやデリバリーを利用していますが、レストランでサービスを受けるという包括的な体験が恋しいときっと思っていらっしゃるはずです。通常のオンラインメニューに加えて、特定のテーマや曜日のディナー向けにカスタムメニューまたはコースメニューを考案して(デートナイトメニュー、ムービーナイトメニューなど)、自宅での食事をより特別で楽しいものにするお手伝いをしてみてはいかがでしょうか。
特定の曜日や時間帯向けのメニューを設定するには、時間限定カテゴリを活用してみましょう。詳細については、Square オンラインビジネスで時間限定カテゴリを設定するをご覧ください。
直接注文できるオプションを広く知ってもらう
レストランがオンラインで直接注文を増やすための大きな壁になっているのは、お客さまがお気に入りのレストランで注文オプションを利用できることを知らないことです。また、多くのお客さまは、レストランから請求される手数料を考えずに、なじみのある他社のマーケットプレイスから注文する習慣があるからかもしれません。
幸運なことに、あなたはすでに直接配達サービスを学び、お客さまに認識していただくために使用できるマーケティングチャネルを持っているということです。ここでは、お客さまにあなたの配達サービスを知っていただくためのいくつかのヒントを紹介します。
ウェブサイト上で、デリバリサービスを目立たせましょう。オンラインオーダーのページにアクセスしたとき、自動的に表示される情報バナーを作成しましょう。ポップアップバナーを利用して、デリバリーの詳細、特別キャンペーン、またはその他の重要なお知らせを伝えることができます。
サイトにポップアップを追加するには、Square オンラインビジネスの概要ページから [コミュニケーション] > [ポップアップ] の順にアクセスします。詳細については、Square オンラインビジネスにポップアップを追加するをご覧ください。
特別なスポーツイベント、祝祭日、夏の始まりなど、お客さまはいつも楽しく盛り上がる機会を求めています。 季節ごとに訪れる催事の波に乗り、ご自身のレストランのデリバリーでお客さまのプランに対応できるということを提案してみましょう。さらに利用しやすいように、特別クーポンを設定することも可能です。詳細については、Square オンラインビジネスでクーポンを作成するをご覧ください。
誕生日や結婚記念日などの顧客データを記録して、これらの時期にお祝いのメールを送るのは顧客関係を構築するのに役立つ方法ですし、加盟店さまから食事をデリバリーしてお祝いするというアクションにつながります。
最近初めて利用してもらった、または連絡先情報を入手したばかりである場合は、関心を持ってもらえて感謝していることをお客さまに伝える方法としてメールを活用し、次回のデリバリーオーダーに使えるディスカウントを提供して、リピーターを生み出すことが可能です。
リピーターである顧客基盤に、ご自身の事業およびメニューの最新情報を定期的に伝えることが可能です。毎月新しいメニューを発表する、またはキッチンでのヒントやレシピなどの舞台裏をシェフがシェアするなど、顧客の注目を加盟店さまに集める内容でしたら何でも構いませんので、各種コンテンツを週刊または月刊のニュースレターの形式に仕上げましょう。この種のメールコンテンツにより、記憶の中で加盟店さまの優先順位が高く保たれやすくなりますので、お客さまとの関係が強化されます。
オンラインオーダーページを、Google上で見つけやすくしましょう。多くの他社デリバリーサービスが林立しているため、お客さまがあなたのレストランをオンラインで検索すると他社連携サービスに誘導されてしまい、そちらで注文することとなる可能性があります。加盟店さまから直接注文できるということを知ってもらうため、Googleビジネスプロフィールを更新することをお勧めします。ここに、デリバリーのためのSquare オンラインビジネスのオーダーページへの直リンクを含めます。
まだ行っていない場合は、Googleビジネスプロフィールでご自身のビジネスを登録してください。Googleには、COVID-19パンデミックのさなかにレストラン業者を支援する目的のリソースがあり、アップデートを検索者と共有しています。お届け方法のオプションを、受け取りおよび/またはデリバリーを含めるよう調整可能です。これらの詳細がGoogleおよびGoogleマップに表示されるようになります。詳細については、Googleのレストラン向けガイドをご覧ください。
レビューを調べてレストランを探し、どこから注文するかを決めるお客さまは大勢いらっしゃいます。レビューサイトのプロフィールをご自身で登録して、その内容を最新にしておけば、トラフィックを自店舗のオンラインのオーダーページへと誘導できますので、非常に重要です。Yelpなどの多くのサイトでは、COVID-19の規制に合わせて変更した営業内容を記載することができます。これを、Square オンラインビジネスのオーダーページやデリバリーサービスを宣伝する機会として利用しましょう。ウェブサイトのURLも最新のものであるか確認しましょう。
大手レビューサイトの例は以下の通りです。
- 食べログ
- Foursquare
- TripAdvisor
店内でご案内すれば、すでに加盟店さまの味を好まれているお客さまに、自店舗によるデリバリーのことを広く知ってもらうことができます。Square オンラインビジネスのサイトにつながるQRコードを利用して、お客さまをサイトのホームページにお連れすることができます。QRコードを印刷すれば、受け取りオーダーやデリバリーオーダーに含めたり、お会計カウンターに表示したりできますし、他にもアイディア次第でトラフィックを増やすために利用できます。
Square オンラインビジネスのサイト用のQRコードを使用するには、以下の手順を行います。
- Square オンラインビジネスの概要ページから [ウェブサイト] > [サイトの詳細設定] の順にアクセスします。
- [サイトQRコード] で [QRコードを管理] を選択します。
- [QRコードをエクスポート] または [オーダーカードを印刷] のいずれかを選択します。
注意:QRコードを利用するにはサイトを公開しなければなりません。
ソーシャルメディアを活用してアピールする
ソーシャルメディアは、顧客に情報提供したり、顧客と交流するのに適した方法です。Instagramや Facebookのプロフィールページに忘れずにオンラインオーダーページへの直リンクを掲載して、オンラインで事業へとアクセスしてもらえる方法をさらに広げましょう。ソーシャルメディアで存在感を高めるためのヒントをいくつか紹介します。
Square オンラインビジネスのショッピング投稿機能で、オンラインオーダーページをソーシャルメディアの投稿にリンクしましょう。この設定により、ソーシャルニュースフィードからわずかワンクリックで、直接オーダーできるようになります。
詳細については、Square オンラインビジネスをFacebookとInstagramに連携するをご覧ください。
プロモーションを行い特典を設ける
常連に直接注文を促すことはかんたんですが、消費者の注目度が高く、プロモーションエンジンを持つ他社の配送アプリと競合することは、かなりむずかしいでしょう。楽な作業ではありませんが、ここではお客さまに直接注文していただくためのいくつかの案を紹介します。
直接注文をするお客さまだけが利用できる、特別ディスカウントを提供しましょう。オンラインオーダーのサイト用のクーポンコードをメールで送信したり、注文パッケージの中にクーポンを入れたりしてみましょう。
デリバリーについては、デリバリー料金が無料になるクーポンを提供して、お客さまのオーダー合計額からデリバリー料金を自動的に削除することができます。この方法を取り入れると、サイトで初めてオーダーするお客さまの購入の決め手となり得ます。また、一人につき何回この種のクーポンを利用できるかを、制限することも可能です(デリバリー料金割引を初回のオーダーに限る、など)。
詳細については、Square オンラインビジネスでクーポンを作成するをご覧ください。
他社アプリに加盟店さまのレストランを掲載することのメリットはあるかもしれませんが、お客さまにとって直接注文の方が旨味があり利用したくなるようなアイディアを検討してみましょう。たとえば、直接注文ページでのみ利用可能な限定メニューを設けてみませんか。
利益率が下がらないよう、他社マーケットプレイスで価格を引き上げることは、レストラン業界では一般的に行われています。直接注文ページの方が価格が安ければ、お客さまはより手頃な価格の食事を直接加盟店さまから注文するようになるでしょう。限定メニューの作成・提供方法の詳細については、Square オンラインビジネスで商品を非表示にするをご覧ください。