Square 契約書を作成するにあたり
加盟店さまが商品またはサービスを提供し、お客さまがその対価を支払うと約束するというのは、シンプルなやり取りであるように思えます。しかし事業経営の日々の現実として、この基本的な期待事項が果たされることは想像以上に難しいのです。これは特にフリーランサー、請負業者、プロジェクトベースでまたは卸売業で働くビジネスオーナーに当てはまります。ご自身で契約書を作成することで、事業に以下のようなメリットがもたらされます。
お客さまに良いサービスを提供する
契約書を作成し、契約内容を明文化することでお客さまとの信頼関係を高めることができます。また、プロジェクトの範囲や取り扱うサービス・商品の内容について双方の認識が一致させておくことで、加盟店さまの立場はより安定したものとなり、トラブルを未然に防ぐのに役立ちます。
支払いを受け取る
残念ながら、個人事業主が従事した業務に対する支払いを受け取るのに苦労するという話は珍しいことではありません。契約書を用意することで、お客さまが進捗状況に応じた支払いを怠った場合や、代金を期限内に支払わなかったなど未払金を回収する際に法的影響力を与えることができます。
異議申し立てを回避する
販売を多く行っていると、支払い異議申し立てが起こる場合があります。お客さまがクレジットカード発行会社を通して支払い異議申し立てを行うと、加盟店さまは一定期間内に、取引が正当であるとカード発行会社に証明しなければなりません。払い戻し、返品、キャンセルの規則といった販売に関するポリシーが明記された署名入りの契約書があれば、カード発行会社の異議申し立てに反論するための確固たる証拠となります。
契約書を選択する
不測の事態を未然に防ぎ、業務の対価を確実に受け取るためのサポートとして、Squareでは、各種契約テンプレートを取り揃えております。加盟店さまに適した契約書をお選びください。
契約書をカスタマイズする
契約テンプレートをダウンロードしたら、全文を読み、紫色のテキストの箇所すべてを加盟店さまの情報に書き換えてください。赤いテキストは、契約により詳しい内容を加える場合に含めることができるオプションを表します。ご自身の事業や状況に無関係な条項は、削除してください。
事業の連絡先情報を追加する
契約書の冒頭にはヘッダーセクションがあり、加盟店さまの事業の連絡先情報を入力する欄が表示されます。この情報は、常に契約書に含めることを強く推奨いたします。この契約書がどの事業に属しているか最初から明確化させることが重要です。また、これによりお客さまは署名した後にどのように契約書を加盟店さまに戻せばよいのかも分かります。また情報を追加し終わったら、すべてのフォントの色を黒に変更してください。契約の内容を先に進める前に、イニシャル記入欄ありで作成した契約書の場合は、すべての欄にイニシャルが入っていることを確認し、そしてもう一度、加盟店さまとお客さまの双方が署名と日付入りの契約書を手にしていることを確認してください。
契約書をSquare 請求書に添付する
Square 請求書を利用している場合は、画像、売買証書、または注文書の前/後に、契約書などの関連ファイルを請求書に添付できます。ファイルは必ず、PDFまたは.jpgのいずれかの形式にします。お客さまは添付ファイルをダウンロード、署名、保存、記録として利用可能です。
契約書を編集し終わったら、PDFファイルとして保存します。このファイルをSquare 請求書に添付するには、Square 請求書の [その他オプション] ドロップダウンメニュー内で対象の請求書にアクセスして、[添付書類を追加] を選択します。
法的免責条項
Squareでは、みなさまのビジネス運営をサポートできるよう、より良いツールの提供に努めています。ただし、Squareは法律業務や法的助言を行う立場にありません。Squareでは、私的な目的で契約書類を作成することをご希望の事業者さまを対象に、このテンプレートを提供しています。特定の契約条項の正確性、十分性、執行可能性について法的助言が必要な場合は、資格のある弁護士にご相談ください。