Square リテールPOSレジで売上原価を管理する
売上原価レポートについて
売上原価レポートは、売上原価(COGS)、総売上高、利益、利益率などの主要な指標を記録することで、利益率の把握に役立ちます。お好みのフィルターを設定し、[エクスポート] をクリックしてCSVファイルをダウンロードすることで、数値をより深く理解できます。
はじめる前に
売上原価レポートを表示・絞り込むには、スタッフに必要なアクセス権限を割り当ててください。詳しくは、在庫を表示、入荷、調整する方法をご覧ください。
売上原価(COGS)レポート
COGS列には、注文に関連する追加のコスト(税金や送料など)が計上されます。たとえば、受注後に注文書を受け取る際、[オプション料金を追加する] を選択して送料および手数料を含めることができます。受注時に追加のコストを含めると、利益率の可視性が高まります。
売上原価を追跡するには、以下のとおりに進めます。
調整によりCOGSと棚卸資産にどのような影響があるのか、例を挙げてご説明します。
Stock Adjustment | Impact on Cost of Goods Sold (COGS) | Impact on Inventory Value |
Re-count to adjust up
(re-count is considered a physical inventory count) |
Credit | Debit |
Re-count to adjust down
(re-count is considered a physical inventory count) |
Debit | Credit |
Receive | No impact | Debit |
Return | No impact | No impact |
Restock | Credit | Debit |
Damage/Loss/Theft | Debit | Credit |
Transfer | No impact | Credit to origin location, debit from receiving location |
Sale | Debit | Credit |
COGSレポートを絞り込む
COGSレポートでは、売上、在庫戻し、再集計(在庫数の上書き)、損失、不良品、盗難などの情報を確認できます。フィルターを使ってCOGSレポートを絞り込むと、確認したい情報のみを表示できます。たとえば、損失の影響を除外して売上原価を表示するよう絞り込むことができます。
レポートで利用できるフィルターと、各フィルターを使って表示されるデータは以下のとおりです。
すべての在庫の操作:これまでに行ったすべての在庫調整(再集計、返品による在庫戻し、損失など)に基づいて、原価と利益率を確認できます。ここに表示されるデータが、実際の売上原価(販売された商品にかかったコスト)を表します。
売上:売上と返品のみに基づく原価と利益率を確認できます(再集計と損失は含まれません)。
売上と在庫再集計:売上、返品、再集計に基づく原価と利益率を確認できます。再集計により在庫数が増える場合は売上原価の貸方(減額)を意味し、在庫数が減る場合は売上原価の借方(増額)を意味します。
売上と損失:売上、返品、損失に基づく原価と利益率を確認できます。盗難、不良品、紛失、および在庫数の減少につながる再集計も含まれます。