AndroidでSquare KDSの利用をはじめる
キッチンディスプレイシステムのSquare KDSは、Square レストランPOSレジ、Square リテールPOSレジ、Square POSレジアプリ、Square オンラインビジネス、およびSquareオンライン注文・デリバリープラットフォームに接続できます。Square KDSは、Square レストランPOSレジプラスのサブスクリプションに含まれています。または、KDSサブスクリプションとして単体でご利用いただけます。
ハードウェアを設定する
おすすめの端末
Square KDSは、以下のAndroid端末に対応しています。
利用可能な端末とマウント用ハードウェアについては、Square ショップをご覧ください。
Square ショップからハードウェアを購入される場合は、MicroTouch端末とVESAマウントの設定ガイドをご参照ください。
他社取扱店から入手可能な対応端末:
Galaxy Tab A8
Lenovo M10
ご注意:Square KDSは、Androidスマートフォンではご利用いただけません。上記以外の端末でアプリを使用する場合、お使いの端末で表示されるSquare KDSの品質は保証いたしかねます。また、バグへの対処は対応端末が優先されます。このような理由から、上記のサポート対象のAndroid端末を使用されることをお勧めします。
再度のご案内:Android端末は常にOSアップデート済みにしてください。
端末用マウント
端末は壁に設置可能ですが、油や水がはねたりしない、火の元から離れた場所をお選びください。 VESAマウント(Square ショップで購入可能)は、MicroTouch端末およびElo端末に対応しています。
10インチのLenovo TabまたはSamsung Galaxy Tabをご購入の場合、Lenovoケースなどの端末ホルダーを購入されることをお勧めします。
免責事項:Square株式会社は、上記リンク先のいかなるメーカー・他社取扱店とも提携しておりません。ご参考までに推奨商品を紹介するものです。
アプリをダウンロードする
端末でGoogle Play ストアアプリを開きます。
検索フィールドをタップしてSquare KDSを検索します。
[インストール] をタップします。
Square KDSのログイン情報を作成する
Android端末用の端末コードを作成するには、以下の手順を行います。
オンラインSquare データにアクセスして、[端末] > [キッチンの設定] > [キッチンディスプレイ] の順に選択します。
[キッチンディスプレイを追加] をクリックします。
ニックネームを入力して店舗を選択します。
端末を [調理] ステーションにするか、[進行管理] ステーションにするかを選択します。
[次へ] をクリックします。
コードをメールで送信するか電話番号で送信するかを選択し、[送信] をクリックします。このコードは、Square KDSアプリにログインする際に必要になります。
ステーションの種類
Square KDSには、キッチンでのオーダー準備を合理化するのに役立つ2種類のステーションがあります。Square KDSの利用を開始するには、必要なステーションの種類を選択してください。
準備ステーション:各オーダーで特定品目の調理を担当するキッチンスタッフ向けのステーションです。オーダーシート全体とのやり取りは少なく、作る品目の詳細のみを確認する場合に適しています。
進行管理ステーション:フロアと調理場の運営の橋渡しを担当するキッチンスタッフ向けのステーションです。お客さまにお届けするオーダーを最終確定し、大まかな進行状況を見通し、各準備ステーションを管理し、すべてのオーダーシートで多くのやり取りをする場合に適しています。
ニーズに合わせて、ステーションの種類や数を自由に決められます。どちらの種類のステーションも互いにリアルタイムで同期し通信を行います。
ご注意:Square KDSは店舗単位で設定されますので、その店舗で受け付けたすべてのオーダーシートが表示されます。ただし、商品/オーダーシートをカテゴリ別、注文元別、ダイニングオプション別に絞り込めます。
ステーションの設定 | 調理ステーション | 進行管理ステーション |
---|---|---|
レイアウトを設定 | ✔️ | ✔️ |
タイマー(黄色・赤色)を設定 | ✔️ | ✔️ |
すべての注文を表示 | ✔️ | ✔️ |
終日カウントを表示 | ✔️ | ✔️ |
カテゴリ設定に基づく転送 | ✔️ | ✔️ |
オーダーシートを再開 | ✔️ | ✔️ |
すべての伝票をクリア | ✔️ | ✔️ |
調理ステーションの完了済み商品・オーダーシートを表示 | ✖️ | ✔️ |
商品やオーダーシートを [完了済み] にすると、その他のすべての調理ステーションでも [完了済み] とマークされる | ✖️ | ✔️ |
オンラインオーダーのオーダーシートを [完了済み] にすると、そのオーダーの状態が [準備完了] になる | ✖️ | ✔️ |
完了済みオーダーシートを再開して、進行管理ステーションに戻すか、進行管理ステーションと調理ステーションの両方に戻す | ✖️ | ✔️ |
商品を [売り切れ](提供不可)にする | ✔️ | ✔️ |
キッチンカテゴリを設定してダイニングオプション別に絞り込む | ✔️ | ✔️ |
任意のオーダーシートを優先させて(すべてのステーションの)待ち行列の先頭にする | ✖️ | ✔️ |
オーダーシートを手入力で印刷する、またはオーダーシート受信時/完了時に自動印刷する | ✔️ | ✔️ |
Android用Square KDSアプリを設定する
Square KDSは、割り当てたカテゴリに基づき商品を表示します。カテゴリを割り当てるには、以下の手順を行います。
- Square KDSを開き、[≡] をタップしてメニューを開きます。
- 歯車のアイコンをタップして、設定を表示します。
- [転送設定] をタップします。
- [商品とカテゴリ] をタップします。
- 表示したいカテゴリをオンに切り替えます。
詳細は、商品カテゴリを作成するをご覧ください。
Square KDSには複数のレイアウトがあり、テキストのサイズや表示させるオーダーシートの数などのご希望に合わせて切り替えられます。レイアウトを編集するには以下の手順を行います。
- Square KDSを開き、[≡] をタップしてメニューを開きます。
- 歯車のアイコンをタップして、設定を表示します。
- [レイアウト] をタップします。
- テキストサイズを選択します。
- ご希望のレイアウトを選択します。
ディスプレイにアラートやタイマーを表示させるには、以下の手順を行います。
- Square KDSを開き、[≡] をタップしてメニューを開きます。
- 歯車のアイコンをタップして、設定を表示します。
- [タイマーとアラート] をタップします。
- イエローおよびレッドアラートを表示する時間枠を選択します。
商品カテゴリ、キッチンカテゴリ、受注ソース(POSレジやオンラインなど)、およびダイニングオプションに基づき、どのオーダーを調理ステーションに送信するかを設定できます。設定方法の詳細は、Square KDSでオーダーを転送するをご覧ください。
プリンターをSquare KDSに接続して、対面、デリバリー、受け取りオーダーを利用するお客さま用にオーダーシートを印刷できます。オーダーシートを手入力で印刷するか、オーダーシート受信時/完了時に自動印刷することが可能です。詳細は、Square KDSから印刷するをご覧ください。
Android用Square KDSを使用する
調理ステーションと進行管理ステーションの両方で、単一商品またはオーダーシート全体を [完了] にすることが可能です。商品またはオーダーシートを [完了] にすると、店舗のすべてのステーションでその商品/オーダーシートが [完了] とマークされます。
ご注意:店舗に調理ステーションと進行管理ステーションがある場合、調理ステーションの商品/オーダーシートを [完了] にすると、進行管理ステーションでは完了した商品の横に [グレーの点] が表示されます。その後、進行管理ステーションで別の手順としてシートをもう一度 [完了] にすることができます。
Square KDSのディスプレイ上で、完了した商品を直接タップします。誤った商品を選択した場合は、もう一度タップすれば取り消すことができます。
ご注意:商品の完了を取り消しできる時間は3秒以内です。それ以上経過した場合は、対象の商品をタップして再開してください。
完了にするオーダーシートの上部バナーをタップします。誤ったオーダーシートをタップした場合は、ヘッダーをもう一度タップすれば取り消すことができます。
ご注意:オーダーシートの完了を取り消しできる時間は3秒以内です。同じオーダーシートを [完了済み] タブで表示および再開できます。
[進行管理ステーション] には、オーダーシートを完了にしたときにオーダーが準備できたことをSquare オンラインビジネスと他社デリバリーサービスに自動的に知らせる追加機能があります。
この機能を有効にするには、以下の手順を行います。
- Square データから、[端末] にアクセスします。
- [キッチンの設定] > [オーダーの設定] の順にクリックします。
- [キッチンオーダーの更新情報] の店舗を選択します。
- [オーダーの更新情報を自動送信する] をオンに切り替えます。
- [保存] をクリックします。
KDSでオーダーシートを [完了済み] にすると、そのオーダーのお届け状態が [準備完了] になります。Square オンラインビジネスで [注文の準備ができたらお客さまにSMSを送信する] をオンにしている場合、オンラインのお客さまにもテキストが送信されます。
ご注意:この機能を利用できるのは進行管理ステーションのみです。この設定を有効にすると、選択した店舗に割り当てられているすべての進行管理ステーションに適用されます。
商品のグループ化設定をカスタマイズするには、以下の手順を行います。
- Square KDSで、[端末] > [キッチンの設定] > [オーダーの設定] の順に選択します。
- [同一の商品をまとめる] をオンに切り替えます。詳細情報が同一の商品は、自動的に1つの単位品目にまとめられます。
[オーダーシートごとに1商品] をオンに切り替えると、商品のグループ化はオフになり、各商品がグループ化されずにシートごとに自動印刷されるようになります。
ご注意:すでに作成済みのプリンターステーションでは、[同一の商品をまとめる] はデフォルトでオフになっていますが、新規に作成するプリンターステーションでは、デフォルトでオンになります。詳細は、商品をグループ化するをご覧ください。
[コース設定] は、店頭およびキッチンの両方において、伝票の流れを管理するのに役立つよう設計されています。コース設定により、商品のグループ化、商品の追加、保留/調理のタイミングなどを、キッチンにかんたんに知らせることができます。
コース設定はオプションの設定ですので、Square データからPOSレジの [端末] 設定 にアクセスして、[コース設定] および [保留/調理] をオンに切り替える必要があります。
厨房のニーズに合わせてKDS端末でコース設定の形式を編集するには、以下の手順を行います。
- Square KDSを開きます。
- 3本線のアイコンをタップして、ローンチパッドを開きます。
- 歯車アイコン(設定)をタップします。
- [コース設定] を選択します。
- [調理コースと保留コースを表示する] または [調理コースのみを表示する] のいずれかを選択します。
キッチンで任意のオーダーシートを優先させて、待ち列の先頭に移動させることができます。たとえば、ぎりぎりになってオーダーに商品が追加されたために早く用意する必要がある場合や、あるテーブルに後からお客様が1人加わり、その方の注文がグループの他の料理より遅れている場合などが考えられます。POSレジにオーダーをもう一度入力すると、そのオーダーシートを待ち行列の先頭にすることができます。
ご注意:優先機能を利用できるのは進行管理ステーションのみです。
オーダーを優先するには、以下の手順を行います。
- 進行管理ステーションで、オーダーシート下部のツールバーの [↑≡] をタップします。
- 3秒間の取り消し可能時間が経過すると、そのオーダーシートは店舗のすべてのキッチンディスプレイの待ち行列の先頭に移動し、そのオーダーが優先されたことを確認するメッセージが表示されます。
終日カウントには、特定の(例:最も注文が多い)商品の総数とその商品を含むオーダーシートが表示されます。すべてのオーダーシートで特定の商品を表示するには、以下の手順を行います。
- Square KDSを開きます。
- [≡] をタップします。
- 任意の商品をタップすると、その [終日カウント] が表示されます。すべてのオーダーシートでその商品がハイライト表示され、[終日カウント] を確認できます。
- 終日カウントを全画面ビューで表示するには、[すべてのカウントを表示] > [全画面表示] の順にタップします。
商品が [完了済み] とマークされると、[終日カウント] から自動的に差し引かれます。
Square キッチンディスプレイから、必要に応じて商品を売り切れとマークする(商品を「提供不可」にする)ことができます。この機能は、調理ステーションと進行管理ステーションのどちらの画面からも利用できます。商品をSquare KDSから提供不可とマークすると、更新情報がオーダープラットフォームに通知され、その商品は売り切れと表示されます。
ご注意:在庫管理機能をオンにした商品は、この提供不可機能では [提供可] とも [提供不可] ともマークできません。
調理/進行管理ステーションから商品を提供不可にするには、以下の手順を行います。
- Square KDSを開き、[≡] をタップします。
- [すべての商品の在庫状況を表示] をタップします。
- 検索ツールを使用して商品を見つけるか、リストから商品を選択します。
- 商品を [提供可] または [提供不可] とマークできます。商品を提供不可にするには 、[提供不可] を選択して [保存] をタップします。
KDSのレポート
Square KDSレポートは、Square データで表示できます。キッチンパフォーマンスレポートには、すべての全オーダーシートを対象に、完了済み伝票数、完了済み伝票の平均所要時間、商品の準備完了までの平均所要時間が、KDS端末名別、店舗別、および時間枠別に表示されます。
Square KDSレポートを表示するには、以下の手順を行います。
Square データから [レポート] または [レポート] にアクセスします。
[キッチンパフォーマンス] をクリックして、端末を選択します。
[オーダーシートのパフォーマンス] を選択すると、オーダーシートごとの平均所要時間が表示されます。 [商品のパフォーマンス] を選択すると、すべての商品について準備完了までの平均所要時間が長いものから順に表示されます。
レポート画面上部でご希望の期間を選択して絞り込みます。
オーダーシート完了のデータは、そのオーダーシートを完了済みにした端末で計算されています。オーダーシートの所要時間は、オーダーシートがSquare KDSに表示された時刻を、完了済みとマークされた時刻から差し引いて算出されます。商品の所要時間は、商品がSquare KDSに表示された時刻を、完了済みとマークされた時刻から差し引いて算出されます。
トラブルシューティング
Square KDSがSquare レストランPOSレジまたはSquare リテールPOSレジに接続しない場合は、次のトラブルシューティング手順をお試しください。
Square レストランPOSレジアプリまたはSquare リテールPOSレジアプリとSquare KDSアプリの最新バージョンを使用していることを確認します。
端末のオペレーティングシステムが最新バージョンであることを確認します。
Square KDSアプリの [設定] にアクセスして、対象の商品カテゴリが有効化されていること、および選択した商品カテゴリ内に正しい商品があることを、もう一度確認します。
Square KDSアプリの [設定] にアクセスして、対象のオーダーが有効になっていることを確認します。
Square KDSアプリを再起動します。
テスト注文を行い、POSレジからの注文をSquare KDSで正しく受けられるかどうかをもう一度確認します。
ご注意:Square KDSをPOSレジ端末と同じ店舗用に設定している限り、KDS端末は自動的にPOSレジに接続します。すべての設定は、Square データとSquare KDSアプリで行います。