TANOJI | Square導入事例

神奈川県横浜市を中心にケータリングサービスの提供や、仕出し弁当の製造・販売を行う、TANOJI株式会社(以下、TANOJI)。弁当・惣菜グランプリを2018年から5年連続で受賞するなど、味の美味しさはもちろんのこと、新鮮な食材をふんだんに使った見た目も華やかなお弁当にはリピーターも多い。

そんなTANOJIでは、2016年からSquareを利用している。代表取締役を務める岡田将弥さんに、Squareを選んだ理由やビジネスで役に立っている点を伺った。

業種 飲食業
業態 仕出し弁当、ケータリング
利用しているサービス Square POSレジSquare リーダーSquare 請求書
導入を検討した理由 ICチップに対応できる決済端末を探していた
Squareが役に立っている点 ・簡単かつ低コストでICチップ対応の決済端末を導入できた
・デリバリー先で決済がスピーディーにできる
・高額の現金を持ち歩かずに済み、スタッフの負担が軽減される

岡田さんがTANOJIを始めたのは、2012年のこと。それまでも飲食店でマネージメントに関わっていたが、自分でビジネスを始めようと思ったきっかけは子どもの存在だった。

「もともと起業をしたいとは思っていました。ただ、前職の働き方では子育てはもとより、子どもの成長に関わることができないので、奥さんのお腹に第1子がいると分かったときに、このタイミングしかないなと思ってお弁当業界に飛び込みました」

社名は、祖父が営んでいた鮮魚店「たの字」からもらったものだ。最初の半年は注文の受付から配達まで、すべての業務を一人で担っていたが、現在では50人のスタッフとともに、日々、法人や個人のお客様から舞い込む注文に応えている。

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TANOJIのお弁当の特徴はなんといっても、その特別感だろう。お弁当は一つずつふろしきに包まれ、ロゴ入りの高級感がある手提げ袋に入った状態で届けられる。「どんなお弁当が入っているんだろう」と受け取った人のワクワク感を掻き立てるような工夫がされている。

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「ぼくが始めた頃はまだ昔ながらの仕出し弁当を出すところがほとんどだったので、差別化を図るために、パッケージやロゴは全部デザイナーさんと組んで、ブランディングをしっかりやっています。

ふろしきや手提げ袋、蓋を開けたときの色鮮やかさ、目でどれだけ美味しさを感じてもらえるかが勝負だと思います。蓋を開けたときのサプライズ感、感動を大事にしてます」

目でも味でも満足できるTANOJIのお弁当。売り上げの9割を占めるのは、法人のお客様だ。同じ企業から注文が何度も入ることも少なくない。

「リピーターのお客様がすごく多いので、グランドメニューに加えて、シーズナルメニューも欠かせないですね」

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2020年6月にはJR横浜駅直結の駅ビル「CIAL横浜」に出店を果たした。

「オープンがちょうど感染が拡大しているタイミングで……。初めての出店で力を入れて準備をしていたので、どうなるかと思いましたが、出店して本当に良かったと思っています。客層が広がって、いろんな業種のお客様から注文が入るようになりました。

個人のお客様やそれまではお付き合いがなかったような法人様からも声がかかるようになって、なんとかコロナ禍を乗り切れました」

ICチップ対応の決済端末を導入

TANOJIでは2016年にそれまで使っていた他社の決済端末から、Square リーダーに乗り換えた。きっかけは何だったのだろうか。

「ICチップへの対応です。それまで使っていた端末は対応が遅れるという話だったので、ICチップに対応してる端末を調べたら、Squareさんが出てきました。端末が可愛いし、決済手数料も高くなかったので、導入を決めました」

※改正割賦販売法では、クレジットカードを取り扱う事業者に対してICチップに対応した端末の設置を求めています。

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岡田さんに導入したときのことを訊ねると、「まずは導入が楽!」という感想が返ってきた。

「最短即日で導入できるところなんてなかったと思います。あと、端末が携帯できるのが良いですね」

お客様を待たせない決済

TANOJIでは注文を受け付ける際に希望の決済方法を伺い、現金を希望するお客様向けには釣り銭を準備し、キャッシュレス決済を希望するお客様にはスマートフォンとSquare リーダーを準備してデリバリーに向かう。

デリバリーを担当するスタッフの方は、「こんなにコンパクトで決済ができるなんて!とお客様からよく驚かれます。決済金額が大きいので、私たちも現金で受け取るよりもキャッシュレス決済のほうが安心ですね」と感想を教えてくれた。

お客様の7割近くがキャッシュレス決済を希望する。会議や接待向けの注文が多い分、決済金額も大きくなる。そうなると、現金よりもキャッシュレス決済のほうがスタッフの精神的な負担も減る。

また、岡田さんは決済のスピーディーさも気に入っている。

「デリバリー業界ってお弁当を持っていくところが接客になるんですね。初めてかつ1回だけの接客チャンスでは、お客様をいかに待たせないかが勝負です。Squareのスピード感は重宝しています」

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今後の展望

創業から10年。まだまだやりたいこと、変えていきたいことがたくさんある。その一つが大手百貨店への出店だ。

「一人で始めた事業が今ではスタッフも50人に増え、少しずつお客様にも認知されはじめました。次は、大手の百貨店に出店し、より多くのお客様にTANOJIブランドを知っていただき、日本の伝統文化である“お弁当”の素晴らしさを広めるべくがんばっていきたいです」

他にも、情報管理をデジタル化し、顧客情報や売上情報の分析ももっと徹底的に行っていきたいなど、今後の計画を生き生きと話す岡田さん。創業のきっかけになった家族との時間について聞くと、「もちろん、取れていますよ!」と笑顔で返してくれた。

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「初めてかつ1回だけの接客チャンスでは、お客様をいかに待たせないかが勝負です。Squareのスピード感は重宝しています」――TANOJI株式会社 岡田将弥様

TANOJIがSquareで実現したこと

ICチップへの対応

カードの不正利用を防止するために、ICチップ付きクレジットカードの発行と利用が勧められています。同時に、クレジットカードを扱う事業者に対しては、ICチップに対応した決済端末の設置が求められています。Squareが提供する決済端末はすべてICチップ対応です。TANOJIではSquare リーダー(税込4,980円)に乗り換えることで、簡単かつ少ないコスト負担でICチップに対応することができました。

デリバリー先でのスピーディーな決済

デリバリー先でお弁当を渡し、支払いを受け付ける短い時間を貴重な接客のチャンスだと捉えているTANOJI。Squareの決済端末なら、一瞬でカード情報を読み取り、決済が迅速に終わります。お客様を待たせてしまうことなく、スムーズに支払受付ができます。

スタッフの負担軽減

TANOJIが利用しているSquare リーダーは手のひらにすっぽり収まる、小さな決済端末です。Square リーダーとスマートフォンをポケットに入れておけば、どこでもキャッシュレス決済を受け付けることができます。また、キャッシュレス決済なら現金を持ち歩かずに済み、スタッフの負担が減ります。

この事例に登場したSquareのサービスは:

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