起業アイデアの出し方・見つけ方と成功事例
インターネットやモバイル端末発展のおかげで、以前に比べて私達の生活スタイルは変わり、人々のニーズも変わってきました。それにつれて、起業ができるジャンルが増え、起業のハードルも低くなりました。とは言ったものの、どんな起業アイデアがあるのか分からない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、起業に興味があるけれど、どのようなアイデアがあるのか分からない方のために、いくつかの起業ジャンルを解説していきます。
起業アイデアの出し方・見つけ方
起業する場合、情熱を持てる分野であるかも重要ですが、サービスや商品に対する需要の有無も重要です。ビジネスが継続可能で、将来性のあるものである必要があります。起業アイデアを出す上で重要なポイントを見ていきましょう。
消費者が抱えている問題を見つける
自分自身が日頃から「あったらいいな」と感じているもの、サービスを調べてみるなど、身の回りの問題を解決できる商材にビジネスアイデアが隠れているかもしれません。または、家族や友人など、周囲の人との会話から思わぬヒントが得られるかもしれません。
既存のサービスや商品に付加価値をつける
すでに存在するサービスや商品に、何かしらユニークな点を追加すると、独自の価値が生まれます。自分のお店やサービスにしか出せないポイントを見つけてアピールしましょう。
時代に合った商品やサービス
スマートデバイスの需要が増えていく現在、スマートウオッチのカロリー測定機能、日々のダイエットを管理するためのスマートフォンアプリなどを利用する人が多くなりました。テクノロジーは日々進化しており、新しい機能やサービスの展開が頻繁に行われています。このような新しい分野に関わる事業を開始するのも一つの選択肢です。
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大学生の起業アイデア
料理のレシピサイトで有名な「クックパッド」は、創業者の佐野陽光(さの あきみつ)氏が、クックパッドの前身となる「有限会社コイン」を設立しました。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、1997年に「毎日の料理を楽しみにすることで、心からの笑顔を増やす」という理念で会社を設立。
クックパッドの成功の要因を一つあげるとすれば、無料で会員になれる「フリーミアムモデル」というビジネスモデルかもしれません。無料会員として全体のユーザーを増やし、一部の会員に有料のコンテンツを提供して収益を上げています。また、企業によるバナー広告やタイアップ広告からも収益を得ています。
佐野氏は創業後すぐに成功を収めたわけではありませんが、大学時代にビジネスの基盤となる活動をコツコツと始めていました。
主婦の起業アイデア
家庭の用事と両立しながら起業を目指す主婦・主夫の方に多くみられるのが、スキルや経験を活かした教室(ヨガ教室、音楽教室など)や、自宅のスペースを活用した美容サロン(ネイルサロン、マッサージなど)です。スマートフォンの普及により、最近ではハンドメイドの作品をネットショップやフリマアプリで販売する人も増えています。
いずれも家庭の用事と両立ができる範囲で行なっている方が多いですが、主婦・主夫の起業で多くみられるアイデアです。
地方・田舎の起業アイデア
地方には、その地域特有の産物があります。しかし、交通の便が良くないことや、デジタル技術を上手く活用できないことから、収益を伸ばせていないケースも少なくありません。地域の人や産物に共感できる人は、ITのスキルを活かして地域活性化をサポートすることに起業のヒントが隠れているかもしれません。
海外の起業アイデア
家族、友人、知人などに商品やサービスを試してもらうことで、直接反応を確かめることができます。
起業のアイデアを思い付かない場合、日本に進出してきた海外のサービスや製品を元にするのも一つの手です。
動画配信サービス、音楽配信サービス、スマートデバイスなどは、新型コロナウイルス流行後から日本でも人気が定着してきました。すでに定着してからでは遅いので、常に海外での起業事情の最新情報を入手しておくことが重要です。
起業アイデアに関するよくある質問
起業のアイデアを見つけるには、人々が抱えている問題に対して解決策を見出せるかを考えてみましょう。国全体、都道府県というレベルに限らず、情熱を持てる分野であるかも重要です。住んでいる街や職場にあったらいいものや便利なものを発見できれば、よい起業のアイデアになります。
起業をする人達のバックグラウンドは様々です。主婦として成功している例では、小さなお子さんを持つ主婦がヨガ教室を開き、同じような主婦が集まり人気が出て成功したという例があります。「忙しい子持ちの主婦」という身分を共有できるコミュニティを作ったことが成功の一つの要因でしょう。
起業のアイデアを思い付いた後は、正式に開業する前に小さなレベルで実行してみましょう。家族、知り合い、同僚、その他の身の回りの人に実験的にサービスや商品を提供すれば、反応を確かめることができます。さらに、SNSを利用すれば情報を広めることができ、強力なツールになるでしょう。
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