知識やスキルを活かした社会貢献、プロボノとは

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プロボノという言葉を聞いたことがありますか。仕事以外で時間を使う場として、ボランティア活動に力を入れている方もいるかもしれません。「仕事の経験やスキルを社会や誰かのために使いたい」そのような方はプロボノに参加してみてはいかがでしょうか。

今回はプロボノについて紹介します。

プロボノとは何か

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プロボノとは、自分が持っている職業上の知識やスキルを活かして社会貢献するボランティア活動のことを言います。ラテン語で「公共善のために」を意味するpro bono publicoの略です。プロボノの発祥にはさまざまな説がありますが、米国から始まり、最初は弁護士による低所得者向けの無料相談などが主だったという説があります。日本では2010年がプロボノ元年とされており、現在日本では弁護士、税理士や会計士、デザイナーやライターなどさまざまな人たちが非営利団体でプロボノワーカーとして活躍しています。個人単位での参加からチームでの参加までさまざまな形があるようです。

2011年3月に起こった東日本大震災では多くのプロボノワーカーが活躍しました。たとえば、家具メーカーの社員や建築家が自らの専門性を活かして仮設住宅で使用する家具を製作した事例や、被災地の児童が復興への願いを込めたメッセージを作成するプロジェクトをカメラマンや映像処理のスキルがある人がサポートした例もあります。

参考:
ハーマンミラーによる東日本大震災復興支援
「石巻復興プロジェクト」

仙台8万人の力プロジェクト(iSPP東北)

プロボノ 〜広がる新たな社会貢献のカタチ〜(クローズアップ現代 NHK)

ボランティアとの違い

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社会貢献というと、ボランティアを思い浮かべる人が多いでしょう。プロボノとボランティアの違いは、「職業を活かした」活動であるという点です。「国際協力」や「森林保護」「貧困問題」など興味があっても自分にとっては問題が大きすぎて、どう取り組むべきか分からないという方もいるのではないでしょうか。「興味があるけど、一歩踏み出せない」そのような方にとって仕事で培った専門知識やスキルが社会貢献につながるプロボノは参加しやすいかもしれません。

プロボノの現状

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年を追うごとに、プロボノに参加している人は増えています。専門性を活かしたいプロボノと人材を必要としている非営利団体をつなげているNPO法人には、プロボノ登録者数が2010年から2016年にかけて4倍以上に増えています。また、登録者の職種で多いのは「企画・マーケティング・宣伝」「営業」「システム開発・システムエンジニア」となっています。

参考:数字で見るサービスグラント(認定NPO法人サービスグラント)

資源や人材に限りがある非営利団体にとっても、さまざまなスキルと経験を持つプロボノワーカーの存在は貴重なようです。

また、海外に目を向けると、プロボノ発祥の国である米国ではアメリカ法曹協会(The American Bar Association)が弁護士規範の中で年間50時間以上のプロボノ活動を推奨しています。

参考:プロボノ〜 職能を生かす新ボランティア(日経BP社)

プロボノに参加するということ

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プロボノは、メリットや見返りを期待してするものではありませんが、社会貢献活動への参加によって個人や企業が得られるものもあります。具体的な例を挙げてみました。

課題の改善・解決

プロボノワーカーとしての活動は、社会や個人が抱える課題の改善や解決につながります。より多くの人が安心して暮らせる社会になるお手伝いをすることができます。

企業の社会的責任 (CSR)

企業単位でのプロボノ参加は、企業の社会的責任(CSR)を果たすことにつながります。近年では、企業も利益追求だけでなく、社会との関わり方を見直すことや社会にどう貢献出来るかを問われています。プロボノを通して社会や地域が抱える課題解決に取り組むことで、社会貢献そして結果的に社会や消費者からの信用獲得にもつながります。

個人の成長

プロボノに参加すると、参加した個人が成長できる場合もあります。自分の知識やスキルが誰かの役に立っている実感は、自信につながるでしょう。また、社会問題の解決や地域活動に直接関わることで、仕事や普段の生活だけでは身につけられない視点を持てるのではないでしょうか。さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと関わることで、同じ業界や社内にいるだけでは生まれないような斬新なアイデアを思いつくかもしれません。プロボノで築かれた人脈は、個人の成長に刺激を与えてくれるでしょう。

自分の知識やスキルを社会貢献につなげられる、プロボノ。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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執筆は2017年12月5日時点の情報を参照しています。
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