女性起業の現状と課題とは

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「今の働き方を変えたい」「やりたいことが今の職場では実現できない」などと感じて、起業を検討する女性が増えてきています。

女性ならではのアイデアから生まれた事業には、世の中に大きなインパクトを残せる可能性があります。しかし「女性起業家」といわれても、実際にどれくらいの女性が起業しているのでしょうか。また、起業にあたってどのような課題があるのでしょうか。

今回は、女性の起業に関する現状や課題、助成金や役に立つツールを紹介していきます。

女性の起業の現状

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2007年の就業構造基本調査によると、20から24歳を除くほぼ全ての世代で男性の起業家数の方が女性よりも多いことがわかっています。また女性起業家数が最も多い世代が35から39歳となっています。20代でキャリアを積み、その後の働き方として起業が選択肢の一つとなっていることが読み取れます。

2017年の就業構造基本調査では、起業家に占める男女の割合は男性が8割、女性は2割弱と少ないですが、2012年の調査と比べると1.4ポイント増えています。

また、帝国データバンクが2018年に行なった女性社長比率調査によると、2018年4月末時点の女性社長比率は7.8%で、2008年の6.3%から1.5%上昇しています。全体的に徐々に増加傾向ではありますが、女性社長、女性起業家はまだまだ少ないといえます。

参考:
2 女性起業の現状と課題(中小企業庁)
平成29年就業構造基本調査(総務省統計局)
女性社長比率調査(2018年)(株式会社帝国データバンク)

女性が起業する際の課題

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前述の通り、女性の起業家は徐々に増加傾向にあります。けれども、家事・育児との両立が難しくプライベートを切り離しづらい、起業後に相談できる相手・コミュニティが少ないなどの悩みが起業へのハードルを高めているようです。

経済産業省が2017年に行なった調査では、起業前の心配事として「家事や育児、介護等の両立」を挙げる割合が男性よりも女性が多く、開業時の苦労として「業界に関する知識の不足」と回答した割合も女性の方が多い結果になりました。現在苦労している点として、「経営の相談ができる相手がいないこと」「家事や育児、 介護等の両立」を選ぶ割合も女性の方が多く、逆に「資金繰り、資金調達」は男性の方が多いことがわかりました。

家事や育児、介護などを女性が担うことがまだ多い中、キャリアとの両立に悩み、また相談できるロールモデルが身近にいない様子が伺えます。それゆえ、女性の起業家を増やすには資金面などの支援だけでなく、相談先の充実などのソフト面の支援も欠かせないといえます。たとえば、経済産業省では女性起業家等支援ネットワーク構築事業を推進し、女性の起業へのハードルを下げようとしています。

参考:女性起業家等実態調査(経済産業省)

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起業に役立つ補助金・助成金・融資・ツール

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女性が起業する際の障壁を解消するために自治体や企業が、さまざまなサポートを行なっています。

女性、若者/シニア起業家支援資金
日本政策金融公庫による融資制度です。起業立ち上げの際の資金だけでなく、事業開始後おおよそ7年以内に必要な資金が対象です。

・申請資格:女性、または35歳未満か55歳以上の人、かつ新規事業立ち上げまたは事業開始後7年以内
・融資限度額:7,200万円(うち運転資金4,800万円)

若手、女性リーダー応援プログラム助成事業
東京都中小企業振興公社が行っている、女性と39歳以下の男性を対象にした事業です。都内の商店街で新規開業をする際にかかる新装・改装工事費用、設備導入費用を助成する制度になります。助成対象期間は交付決定日から開業日の翌々月となっており最長1年間になっています。

・申請資格:女性または39歳以下の男性
・助成限度額:最大730万円

小規模事業者持続化補助金
日本商工会議所が行なっている小規模事業者を対象とした補助金制度です。小規模事業者の販路開拓や業務効率化に向けた取り組む費用を補助する制度になります。

・申請資格:商工会議所の管轄地域内で事業を営む小規模事業者
※経営計画の作成や販路開拓などの際に指導、助言を受けられる
※申請には事業支援計画書、事業承継診断表などの書類作成が必要
・補助限度額:原則50万円(補助率2/3)

ちふれ女性起業家支援制度
化粧品メーカーであるちふれホールディングス株式会社による、女性の起業・事業拡大を支援する制度です。「夢実現のために頑張る女性を応援したい」という思いのもと、費用面のサポートだけでなく、起業セミナーやスキルアップセミナーを開催するなど積極的に女性の起業支援を行なっています。

対象者:起業を目指す、もしくはすでに起業している女性(学生、就業者、子育て中でも可能)
支援金額:最大1,000万円(資本金100万円、貸付金最高900万円)

女性社長.net
起業した経験を持つ同性の声も参考になります。「女性社長.net」ではイベントやセミナーの開催、これから起業する女性や起業後のサポートに役立つ情報を発信しています。

クラウドファウンディング
インターネットが普及している現代では、クラウドファンディングで資金調達を行なうのも有効な手段でしょう。ビジョンや事業内容に共感を得られれば、起業や開発に必要な資金を調達することもできます。

代表的なクラウドファンディングは下記のとおりです。

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
Readyfor(レディフォー)
Makuake(マクアケ)

今の働き方に疑問を持っている、叶えたい夢や実現したいことがあれば、これらの助成金やツールをうまく組み合わせて、起業への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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執筆は2019年5月13日時点の情報を参照しています。
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